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学術部門の記録

学術部門の記録

「The Open Dentistry Journal」(海外の学術雑誌です)に論文が掲載されました
2019年3月28日

論文名
「Influences of Masticatory Function Recovery Combined with Health Guidance on Body Composition and Metabolic Parameters」
邦題「栄養・運動と全身の健康の架け橋を担う歯科補綴―咀嚼機能回復と保健指導の組み合わせは、体組成と代謝指標を改善する―」

これらの学術的な活動は、日々の診療に余すところなく活かされております。

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栄養・運動と全身の健康の架け橋を担う歯科補綴
―咀嚼機能回復と保健指導の組み合わせは、体組成と代謝指標を改善する―

抄 録

大臼歯欠損者71名を対象に歯科補綴治療介入前後の咀嚼機能値を評価したところ、71名の全症例で咀嚼機能向上が認められました。
また、71名のうち歯科補綴と同時に保健指導を実施した25名について、全症例で基礎代謝基準値(骨格筋量)・BMI・体脂肪率・内臓脂肪レベル・タンパク質充足率が改善し、 HbA1cは保健指導群のうち測定した全7例で改善しました。
歯を失うと噛む機能が低下します。咀嚼機能が低下した状態では、糖質の摂取量が増加します。ですが一方で、低GI食品・タンパク質・抗酸化物質・食物繊維・ビタミン群・ミネラル群などの摂取量が低下します。ブドウ糖負荷の増加およびタンパク質エネルギー低栄養の状態はメタボリック症候群やフレイル、さらには非感染性疾患 Non Communicable Diseases(NCDs)の発症リスクを上昇させます。
咀嚼機能低下者におけるNCDsの発症予防・重症化予防のためには、歯科補綴による咀嚼機能回復と同時に行う保健指導が有効と言えるでしょう。

これらの学術的な活動は、日々の診療に余すところなく活かされております。