神奈川県綾瀬市の武内歯科医院。インプラント治療を中心に、座間市・海老名市・大和市・藤沢市からも来院可。在宅サービスとして訪問歯科・往診歯科も対応しています。

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コラム

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インプラント手術後の食事に関する注意点!控えるべき食べ物とは?

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

食事をする女性

インプラントとは、歯を失った場合に人工歯根を埋め込んで歯を補う治療法です。歯を失った場合には入れ歯やブリッジなどもありますが、インプラントを選択することで、ご自身の歯のように噛めるようになります。歯を失った場合の治療法として年々一般的となり、希望する方が増えているのです。

インプラント治療は外科手術を伴うため「インプラント手術後はふだんどおり食事をしてもいいの?」「インプラント手術後に控えたほうがいい食べ物はあるの?」など気になる方もいるでしょう。

今回は、インプラント手術後の食事に関する注意点について詳しく解説します。控えるべき食べ物や食事以外の注意点についても解説しますので、インプラント治療を検討している方やインプラント手術を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント手術後の食事に関する注意点

インプラント手術後の食事のポイントを説明

インプラント手術を行う際は、痛みを軽減するために麻酔をします。インプラント手術後、麻酔が切れれば、食事をしても問題ありません。

ただし、局所麻酔を使用するため、インプラント手術直後は痺れが出る場合や感覚が鈍くなる場合があります。舌や頬を噛んで傷つけることや、熱いものが感じづらく火傷をすることがあるため、麻酔が切れるまでは食事を控えましょう。

局所麻酔の効き目には個人差がありますが、2〜4時間程度で麻酔は切れます。人によっては6時間程度、麻酔が切れないこともあるでしょう。麻酔が切れ、感覚が戻ったら食事をして問題ありません。

インプラント手術後に控えたほうがいい食べ物

インプラント手術後に食べれない食べ物

インプラント手術後に控えたほうがいい食べ物や飲み物はあるのか気になる方もいるでしょう。

インプラント手術後は、顎の骨にインプラント体を埋め込み、歯茎を糸で縫合してある状態です。そのため、患部を傷つけやすい食べ物や、患部に刺激を与える食べ物は控えましょう。

インプラント手術後に控えたほうがいい食べ物・飲み物について、以下に詳しく解説します。

患部を傷つけやすい食べ物

硬い食べ物や尖っている食べ物は、インプラント体の周囲を傷つける可能性があるため控えましょう。

例えば、ナッツ類や煎餅、フランスパンなどを食べると、患部を傷つけることや、細かな欠片が患部に挟まることがあります。また、飴のようなものを噛んで食べると、尖った部位が患部を傷つけることがあるため注意しましょう。

患部に刺激を与える食べ物

辛い食べ物や香辛料が強い食べ物は患部に刺激を与える可能性があるため控えましょう。例えば、香辛料が強いカレーやワサビ、からしなどが挙げられます。

また、極端に甘い食べ物や酸っぱい食べ物も、患部に刺激を与えるため控えたほうがよいでしょう。

粘着性がある食べ物

インプラント手術後には仮歯を入れることがあります。インプラント手術後に粘着性のある食べ物を食べると、仮歯が取れることがあるのです。そのため、キャラメルやお餅などの粘着性がある食べ物は控えましょう。

アルコール類

アルコールを摂取すると患部に刺激を与え、傷口の炎症を広げる可能性があります。また、アルコールを摂取すると血の巡りがよくなり、患部が腫れることや出血することもあるでしょう。血の巡りがよくなると、傷の治りが遅くなるため、1週間程度はアルコールの摂取を控えてください。

インプラント手術後に適した食べ物

インプラント手術後に食事をする男性

インプラント手術後に適した食べ物にはどのようなものがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

インプラント手術後、2〜3日間は以下のような柔らかいものを食べましょう。

上記のように、あまり噛まなくても食べられるものを用意しておくとよいでしょう。

特に、左右両方の顎の骨にインプラントを埋め込む場合には、左右どちらの顎を使っても刺激になるため、しばらくは噛む必要がないほどに柔らかくしたものを食べなくてはなりません。インプラント手術後の経過をみながら、徐々に普通の食事に戻していきましょう。

インプラント手術後の食事以外の注意点

インプラント手術後の食事以外の注意点イメージインプラント手術後は食事以外にも注意しなければならないことがあります。インプラント手術後、ふだんどおりに過ごすと、患部の腫れや出血などを引き起こすことがあるのです。

インプラント手術後の食事以外で注意すべきことについて、以下に詳しく解説します。

飲酒・激しい運動・入浴を控える

インプラント手術後に血の巡りがよくなると、痛みが出ることや腫れることがあります。そのため、血の巡りがよくなる飲酒や激しい運動、入浴は控えてください。入浴はシャワー程度にしましょう。

喫煙を控える

タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させるため、顎の骨とインプラント体が結合しにくくなります。顎の骨とインプラント体が結合するまでにかかる期間は、2〜6か月程度です。顎の骨とインプラント体がしっかりと結合するまでは禁煙しましょう。

また、喫煙によってお口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすい口腔環境になり、虫歯やインプラント周囲炎になる可能性が高まります。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周辺組織が炎症を起こすことです。インプラント周囲炎が進行すると、最悪の場合にはインプラントが抜け落ちることがあります。

また、喫煙している場合は、インプラント手術自体を受けられないこともあります。お口の健康のため、また全身の健康のためにも禁煙を検討しましょう。

患部をむやみに触らない

手術をしたところが気になると思いますが、指や舌などでむやみに触ってはいけません。患部をむやみに触ると、傷口が感染を起こすことがあるのです。傷の治りが遅くなることや、痛みが出ることもあるため、触らないようにしましょう。

強いうがいを控える

インプラント手術後は強いうがいは控えましょう。強いうがいをすると患部に刺激を与えるためです。

強いうがいによって患部が刺激されると、傷口が開くことや出血することがあります。傷口が開くと、傷の治りが遅くなるでしょう。うがいをするときは、軽くゆすぐ程度にしてください。

歯みがきをするときはインプラントを埋め込んだ部分を避ける

インプラント手術後に歯磨きをするときは、インプラントを埋め込んだ部分を避けて磨くようにしましょう。歯ブラシで患部に刺激を与えると、傷口が開くことや出血することがあります。

インプラント部分以外の歯はふだんどおりに歯磨きをして問題ありません。患部が気になり、ほかの歯も磨かないと、細菌が繁殖しやすい口腔環境になります。細菌が繁殖すると、虫歯やインプラント周囲炎の原因となるため、しっかり歯磨きをして、お口の中を清潔に保ちましょう。

まとめ

食事をする女性

今回は、インプラント手術後の食事に関する注意点について詳しく解説しました。

インプラントの手術後は、傷口が早く治るよう、患部に刺激を与えない食事を心がける必要があります。

硬い食べ物や辛い食べ物などを食べると、患部に刺激を与え、傷口が開くことや出血することがあるのです。そのため、インプラント手術後、しばらくは硬い食べ物や辛い食べ物は控え、柔らかいものを食べるようにしましょう。また、アルコールの摂取も控えてください。

インプラント手術後は食事以外にも注意しなければならないことがあります。激しい運動や入浴などによって血の巡りがよくなると、傷の治りが遅くなるため控えましょう。また、喫煙をすると、顎の骨とインプラント体が結合しにくくなります。

インプラント手術後は、この記事で解説したことに注意し、傷口が早く治るよう気をつけて過ごしましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!