皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。
「審美治療ってどのような治療なの?」という疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。雑誌やSNSなどで審美治療というワードを見て気になっているという方も多いでしょう。
そこで今回は、審美治療の代表的な治療内容や費用などについて解説します。審美治療に興味があるけれど、一歩踏み出せないという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
審美治療とは
審美治療とは、歯や口の中の病気をただ治すだけでなく、見た目の美しさにも配慮した歯科治療です。虫歯を治す、しっかり噛めるようにする、といった治療は機能的な回復を目的とした治療にあたります。
審美治療ではこういった機能的な回復に加えて、歯の色を白くする、歯並びをきれいにする、といった審美的な面での改善を目指しています。つまり審美治療では、歯の健康を守りながら見た目の美しさにもこだわり抜いた治療ができるのです。
審美治療の代表的な治療内容
「審美治療って具体的にどのような治療をするの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。ここからは、審美治療の代表的な治療内容について解説します。代表的な治療は、主に以下の5つです。
- ホワイトニング
- セラミック治療
- ラミネートベニア
- 歯列矯正
- インプラント
それぞれ順番にみていきましょう。
ホワイトニング
ホワイトニングとは、歯磨きでは落とせない飲食や喫煙などによる黄ばみを除去して歯を白くする治療です。歯に専用の薬剤を塗布し、黄ばみの色素を分解することで歯を白くします。
ホワイトニングには、自宅で行うホームホワイトニングと歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。ホームホワイトニングは自宅でできるため通院の手間が省けるというメリットがありますが、効果を実感できるまで時間がかかるでしょう。
一方でオフィスホワイトニングの場合は歯科医院への通院が必要になりますが、ホームホワイトニングよりも濃度が高い薬剤を使用するため早く効果を実感できるでしょう。
セラミック治療
セラミック治療とは、セラミックの詰め物・被せ物を使用した治療法です。セラミックは天然の歯のような白さと透明感を再現できる非常に優れた材質です。セラミックの詰め物・被せ物を使用すると、まるで天然の歯であるかのような自然な見た目に仕上げられます。
また、セラミックの表面はツルツルとしているため汚れがつきにくく、また劣化しにくいことから虫歯や歯周病になるリスクを軽減できるのです。
ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、歯の表面に薄い板状に加工したセラミックを貼り付ける治療法です。
歯の色や形を整える治療で、主に前歯に用いられることが多いです。例えば、ホワイトニングの効果が現れにくい歯に貼り付けて見た目を改善したり、歯と歯の隙間をラミネートベニアで埋めたりします。
セラミック治療よりも治療期間が短いため、手軽に前歯の色や見た目を整えたいとお考えの方に選ばれています。
歯列矯正
歯列矯正とは、歯並びの改善を目的とした治療です。歯の表面に金属の装置を装着するワイヤー矯正をイメージする方が多いかも知れませんが、ワイヤー矯正のほかにもさまざまな種類があります。主な歯科矯正の種類は、以下のとおりです。
- 表側矯正(ワイヤー矯正)
- 裏側矯正(ワイヤー矯正)
- ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)
- マウスピース矯正
ワイヤー矯正では、歯にブラケットとワイヤーを取り付けて力をかけることで、歯並びを整えます。マウスピース矯正では対応ができない症例でも、ワイヤー矯正であれば対応できることが多いです。
マウスピース矯正は、マウスピースを装着して歯並びを整える治療法です。透明のマウスピースを使用するため目立ちにくいのが特徴です。歯並びの状態やライフスタイルに合わせて、ご自身に合った方法を選ぶのが良いでしょう。
インプラント
インプラントとは、虫歯や歯周病などで失った歯を人工の歯で補う治療です。顎の骨にインプラント体という人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着します。
人工歯にはセラミックやジルコニアといった審美性の高い素材が使用されるため、天然の歯のような見た目を再現できます。また、顎の骨に埋め込まれた人工の歯根の上に人工歯を装着するため、ズレることなくしっかり噛めるようになる点もメリットです。
審美治療は保険が適用される?
結論からお伝えすると、審美治療は基本的に保険が適用されません。歯科治療において保険が適用されるのは、歯の機能を回復させる最低限の治療に限られます。症例によっては保険が適用されるケースもありますが、ごくわずかです。
歯列矯正を例に挙げると、厚生労働大臣が定める疾患によって噛み合わせに異常がある場合や、顎変形症の診断を受けて治療のために歯列矯正をする場合には保険が適用されます。
単純に口元の見た目を改善したいといった理由で矯正をする場合には保険が適用されず、自由診療となるのです。
審美治療の費用
審美治療の費用は、治療内容によって異なります。また、上記でお伝えしたように、審美治療はほとんどの場合が自由診療です。そのため、歯科医院によっても費用は異なります。ここでは、上記で解説した治療法ごとの費用について解説します。
<審美治療の費用>
治療内容 | 費用 |
---|---|
ホワイトニング | ・オフィスホワイトニング:2万円〜7万円程度 ・ホームホワイトニング:2万円〜5万円程度 |
セラミック治療 | ・詰め物:4万円〜8万円程度 ・被せ物:8万円〜20万円程度 |
ラミネートベニア | 1本あたり7万円〜18万円程度 |
歯列矯正 | ・表側矯正(ワイヤー矯正):60万円〜130万円程度 ・裏側矯正(ワイヤー矯正):100万円〜170万円程度 ・ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正):80万円〜150万円程度 ・マウスピース矯正:80万円〜110万円程度 |
インプラント | 1本あたり30万円〜40万円程度 |
保険診療の場合は診療報酬の点数が決められているため、どこの歯科医院で治療を受けても費用は変わりません。
しかし、自由診療の場合は自由に料金を設定できるため歯科医院によって費用は異なります。事前にホームページなどで料金を確認しておきましょう。
審美治療のメリット・デメリット
ここからは、審美治療のメリット・デメリットについて解説します。メリットとデメリットをよく理解したうえで治療を検討しましょう。
審美治療のメリット
まずは審美治療のメリットです。審美治療のメリットは、主に以下の3つです。
- 口元の見た目が美しくなる
- 虫歯になるリスクが低くなる
- 金属アレルギーでも治療できる
審美治療の最大のメリットは、口元の見た目が美しくなる点です。例えば、保険診療では銀歯が使用されることが多いですが、口をあけたときに目立つことがあるでしょう。
一方で審美治療であれば、審美性の高いセラミックを使用できます。セラミックは白く透明感があるため、天然の歯のような見た目を再現できるのです。
虫歯になるリスクが低くなるのも審美治療のメリットといえます。セラミックの表面はツルツルとしており汚れが付着しにくいです。また、歯列矯正で歯並びが整えば、歯磨きがしやすくなるため、虫歯になるリスクを抑えられます。
さらに、金属を使用しないセラミックの詰め物・被せ物を選択すれば金属アレルギーの症状が現れる心配もありません。このように、お口の健康状態に寄り添いながら、美しい見た目を手に入れられる点が審美治療のメリットです。
審美治療のデメリット
次に、審美治療のデメリットについて解説します。審美治療のデメリットは、以下の3つです。
- 治療費用が高い
- メンテナンスが必要になる
- 治療に時間がかかる
審美治療の大きなデメリットは、費用が高額になる点です。治療費用の全額を負担しなければならないため、治療内容によっては数十万円の費用がかかります。後悔しないためには、担当の歯科医師と十分に話し合ってから治療を開始するのが良いでしょう。
また、ホワイトニングやセラミック治療のあとは、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスを受けることで、ホワイトニング後の白い歯を維持できたり、セラミックの歯の異常に早期に気づけたりするのです。
治療に時間がかかるのも審美治療のデメリットです。審美治療は質の高い治療を受けられますが、時間をかけて丁寧に治療をします。短期間で治療を受けたい方にとってはデメリットといえるでしょう。
まとめ
本記事では、審美治療の内容や費用について解説しました。
審美治療とは、虫歯や歯周病を治すだけでなく、見た目の美しさにもこだわった治療です。基本的に自由診療となるため費用は高額になりますが、質の高い治療を受けられます。
審美治療には、ホワイトニングやセラミック治療、ラミネートベニアなどさまざまな治療法があります。歯科医師に相談のうえ、ご自身の歯の問題に合った治療法を選択しましょう。
審美治療を検討されている方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!
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