神奈川県綾瀬市の武内歯科医院。インプラント治療を中心に、座間市・海老名市・大和市・藤沢市からも来院可。在宅サービスとして訪問歯科・往診歯科も対応しています。

インプラントなら武内歯科医院|綾瀬市・座間市・海老名市・大和市・藤沢市
かんたん今すぐネット予約
MENU

コラム

コラム

大人の虫歯の特徴は?原因や予防、放置リスクを紹介

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

虫歯になった歯

近年、予防歯科に取り組んでいる歯科医院が多くなっています。幼少期からフッ素塗布や定期検診を受ける割合も増えてきて、昔と比べて子どもの虫歯の発生率は減少傾向にあります。

しかし、予防歯科が現在のように盛んではなかった子供時代を歩んできた30代以上の大人の場合、虫歯がある方の割合が高い傾向にあります。また、大人の虫歯は痛みが出ないまま進行するケースが多いです。

今回は、大人の虫歯の特徴や原因、予防法について詳しく解説します。

大人の虫歯の特徴

虫歯になった歯

大人の虫歯には以下3つの特徴があります。

それぞれ詳しく解説します。

悪化しやすい

大人の歯は、子どもの歯に比べてエナメル質と象牙質が厚く、虫歯が大きく進行するまで痛みが出にくいため悪化しやすいです。

虫歯は、歯の表面を覆っているエナメル質を溶かすことから始まります。エナメル質には神経が通っていないため痛みを感じません。虫歯が進行して象牙質まで達すると、その内部にある神経に痛みが伝わることで歯に痛みが生じます。

エナメル質と象牙質に厚みがある大人の歯は、痛みを感じるまでに時間がかかるため、気づいたときには虫歯が進行していることが多いです。

治療済みの歯に起こりやすい

治療済みの歯に起こる虫歯を、二次虫歯といいます。二次カリエスや二次う蝕とも呼ばれます。

一度治療した歯は、二度と虫歯にならないわけではありません。虫歯の治療により詰め物や被せ物をした場合、経年劣化により歯との間にわずかな隙間が生まれます。その隙間から細菌が侵入すると、二次虫歯が発生するのです。

一度虫歯になって治療した歯は、健康な歯に比べてエナメル質が薄く歯が弱くなっているため、二次虫歯になりやすいと言えます。二次虫歯は詰め物や被せ物の下で発生するため発見が遅れやすく、痛みが出たときには神経にまで達していることも多いです。

また、神経を除去した歯の場合は痛みが出ないため、気がついたときには詰め物や被せ物の下で虫歯が大きく進行していることも珍しくありません。

以前に比べて冷たい物や熱い物を口にした時にしみるようになった、物が詰まりやすくなったと感じる場合は、二次虫歯が発生している可能性があります。

歯の根元に起こりやすい

歯の根元に起こる根面う蝕とは、歯周病や加齢によって歯茎が下がり、露出した歯の根元に虫歯ができることを言います。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方、日頃から強いブラッシングをする癖がある方は、歯の根元が露出している可能性があるため注意が必要です。

歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、歯の根元にはエナメル質がないため、歯茎が下がって露出すると虫歯になりやすいです。根元の虫歯は唇で隠れやすく、歯の表面や噛む部分に影響が出なければ気づきにくいです。

大人の虫歯の原因

歯ぎしりが原因で大人の虫歯になった女性

大人の虫歯の原因には、以下の7つがあります。

それぞれ詳しく解説します。

セルフケア不足

毎日のセルフケアが不足していると虫歯になりやすいです。歯を磨く習慣がない方は汚れをしっかりと落とせていないため、虫歯になりやすいでしょう。1日3回、毎食後に歯磨きすることが理想です。

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落としきれないため、デンタルフロスや歯間ブラシも使用すると良いでしょう。

お口の中が乾燥している

唾液にはお口の中の汚れを洗い流す自浄作用があるため、唾液の分泌量が減ると虫歯のリスクが高まります。お口の中のネバつきを感じる方はお口の中が乾燥しているといえるでしょう。

大人になると、仕事や家庭のストレスを抱えたり生活リズムが不規則になったりすることもあります。強いストレスや不規則な生活が続くと唾液の分泌量が減り、お口の中が乾燥しやすくなります。

間食が多い

間食が多い方も虫歯になりやすいです。仕事や家事・育児などの合間に甘いものを口にする習慣がある方も多いのではないでしょうか。間食が多いとお口の中が酸性に傾く時間が長くなり、虫歯菌が活発になるため、虫歯になりやすい口内環境を作り出してしまいます。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりは、歯と歯茎に大きな負担がかかります。歯茎が下がる原因になり、歯に小さな亀裂が入ることで細菌が侵入して虫歯のリスクが高まります。

詰め物や被せ物が多い

詰め物や被せ物が多い方も虫歯になりやすいです。一度治療した歯は虫歯になりやすく、特に保険診療の銀歯の場合は汚れが付着しやすいため虫歯のリスクが高くなります。

子どもの頃の治療の跡も、経年劣化により二次虫歯が発生する可能性が高いでしょう。

歯並びが悪い

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくい場所や汚れが残りやすい場所ができるため、虫歯になりやすいでしょう。また、歯並びが悪いことにより噛み合わせが悪い場合も、一部の歯に負担がかかり続けて、歯茎が下がる原因になることもあります。

長い間歯科医院を受診していない

大人になると、痛みや違和感がない限り歯科医院を受診しない方も多いでしょう。子どもの頃は定期検診を受けていた場合でも、大人になり忙しくなると受診頻度が低くなってしまうことも珍しくありません。

大人の虫歯は痛みが出ない場合も多いため、定期的に歯科医院の検診を受けていないと虫歯に気づきにくいです。

大人の虫歯の予防法

大人の虫歯の予防としてセルフケアをしっかりしている人

大人の虫歯は以下の3つの方法で予防しましょう。

詳しく解説します。

毎日の正しいセルフケア

大人の虫歯を予防する方法として最も重要なのは、毎日正しいセルフケアを続けることです。通常の歯磨きだけでは汚れを十分に落としきれないため、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使用する習慣をつけましょう。

特に、寝ている間は唾液の分泌量が減って虫歯になりやすい口内環境になるため、夜のセルフケアは十分に行うことが大切です。歯並びが悪くセルフケアが上手くできない場合、歯列矯正も視野に入れることでさらに虫歯のリスクを減らせるでしょう。

生活習慣の改善

生活リズムが不規則だったり食生活が乱れていたりすると、口内環境が悪化します。また、ストレスが多い場合も、唾液の分泌量が減って虫歯のリスクを高めます。

そのため、生活習慣を整え、ストレスを解消することが大切です。水分をこまめに摂取することも効果的です。

定期検診を受ける

痛みや不具合がない場合でも、3カ月に1回程度は歯科医院で定期検診を受けましょう。大人の虫歯は痛みが出ないことも多いため、定期検診を受けて早期発見・早期治療することが大切です。

歯科医院で専門的なクリーニングを定期的に受けることで、虫歯や歯周病の予防につながります。歯科衛生士からブラッシング指導を受けることで、毎日のセルフケアの質も向上するでしょう。

大人の虫歯の放置リスク

大人の虫歯の放置リスクイメージ

大人の歯のエナメル質や象牙質は厚いため、虫歯が大きく進行するまで痛みを感じにくいです。加えて、仕事や家事・育児に忙しく、虫歯の治療を始める時期が遅れやすいです。

痛みが出ていないからと虫歯を放置していると状態が悪化していき、気がついたときには神経にまで達していることも珍しくありません。虫歯が神経にまで達すると神経を除去する処置が必要になります。

治療期間が長引いたり歯が脆くなったりするリスクがあり、最悪の場合、歯を失う可能性もあります。

まとめ

虫歯が治り笑顔の女性

大人の虫歯は痛みを感じにくいため、気がついたときには大きく進行していることも多いです。詰め物や被せ物、生活習慣の乱れやストレスなどにより発生リスクが高まります。虫歯の予防には、毎日の丁寧なセルフケアと生活習慣の改善、定期検診の受診が大切です。

大人になってから歯科医院を受診していない方や、虫歯があるのか気になる方は一度歯科医院を受診してみましょう。

虫歯治療でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

当院の一般診療メニューはこちらインプラント訪問歯科も対応しております。ネット予約も可能ですので、ぜひご活用ください。