神奈川県綾瀬市の武内歯科医院。インプラント治療を中心に、座間市・海老名市・大和市・藤沢市からも来院可。在宅サービスとして訪問歯科・往診歯科も対応している歯医者です。

コラム

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子どものすきっ歯が気になる!放置するリスクや予防法を解説

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

すきっ歯でお口がポカンと開いている子どもの口元

「子どもの前歯にすき間があるけれど、このままで大丈夫?」と不安に感じたことはありませんか。いわゆるすきっ歯は、乳歯の時期によく見られる状態ですが、場合によっては治療が必要なケースもあります。

すきっ歯を放置すると見た目が気になるようになるだけでなく、発音しにくくなったり虫歯になるリスクが高まったりするため、適切に対応することが大切です。

今回は、子どもがすきっ歯になる原因や放置するリスク、治療法、予防策までをわかりやすく解説します。お子さまの歯並びが気になっている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

すきっ歯とは

すきっ歯とはどんな歯並びか考える親子

すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間があいている状態を指します。特に目立ちやすいのは、上の前歯の間にできるすき間です。子どもの場合、乳歯の時期にはよく見られるもので、成長とともに自然に治ることもあります。

ただし、すべてのすきっ歯が自然に治るわけではなく、原因によっては治療が必要なケースもあるため注意が必要です。見た目の印象だけでなく、発音や歯の健康に影響することもあるため、すきっ歯に気づいたときは一度歯科医院で相談するとよいかもしれません。

子どもがすきっ歯になる主な原因

指しゃぶりする子ども

子どもがすきっ歯になる背景には、成長の過程や生活習慣など、さまざまな要因があります。ここでは主な4つの原因を解説します。

乳歯と永久歯の大きさの違い

子どものすきっ歯で最もよく見られるのが、乳歯と永久歯の大きさの違いによるものです。乳歯は永久歯に比べて小さく、歯と歯の間に隙間ができやすくなっています。このような隙間は、永久歯が生えてくるスペースを確保するための自然なものです。

そのため、乳歯の段階ですきっ歯になっていても、永久歯に生え変わることで自然に改善されることがほとんどです。過剰に心配する必要はありませんが、経過観察は重要です。

指しゃぶりや舌癖などの習慣

指しゃぶりや、舌で前歯を押すような癖(舌癖)は、歯並びに大きな影響を与えることがあります。これらの習慣が長く続くと、前歯が少しずつ前に押し出され、すき間ができることがあるのです。

特に、4歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は注意が必要です。骨や歯の成長に影響が出ることもあるため、無理のない方法でやめる工夫をしたほうがよいでしょう。歯科医院では、癖を直すためのアドバイスやサポートを受けることができます。

歯の本数が少ない

生まれつき歯の本数が少ない先天性欠如歯の場合も、すきっ歯の原因となります。特に、前歯や小臼歯が欠如していると、その周囲にスペースが生まれ、自然と隙間ができてしまいます。

歯の数が足りないまま放置すると、隣接する歯がそのスペースに移動し、全体の歯並びや噛み合わせに影響を与える可能性があります。乳歯の段階では見つけにくいこともあるため、定期的に歯科検診を受けて確認してもらうことが大切です。

上唇小帯の異常

上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇の内側と歯ぐきをつないでいる筋のことです。この筋が太すぎたり、前歯の間まで伸びていたりすると、永久歯が生えそろっても前歯のすき間が閉じないことがあります。

永久歯に生え変わってからもすきっ歯が治らないときは、この上唇小帯が関係していないか、一度歯科医院で診てもらうとよいでしょう。

子どものすきっ歯を放置するリスク

子どものすきっ歯を放置するリスクのイメージ

「そのうち治るだろう」と思って放っておくと、すきっ歯が思わぬ問題を引き起こすことがあります。ここでは、子どものすきっ歯をそのままにするリスクについてご紹介します。

見た目がコンプレックスになる

すきっ歯は見た目の印象に大きく関わるため、子どもが成長するにつれて気にするようになることがあります。特に思春期や友だちとの関わりが増える時期には、歯並びをからかわれたり、自分の笑顔に自信を持てなくなったりすることもあります。

見た目の悩みが原因で、人前で話すのが苦手になったり、自信をなくしたりするケースも少なくありません。歯並びの問題は、子どもの心の成長にも影響を与えることがあるため、早めのケアが大切です。

発音に影響を及ぼす可能性がある

すきっ歯の状態が続くと、話すときの発音に影響が出ることがあります。特にサ行やタ行などの音は、歯の間から空気が漏れやすくなり、うまく発音できなくなることがあります。

このような発音の癖がついてしまうと、言葉が聞き取りにくくなり、会話に自信を持てなくなることもあります。幼児期から小学校低学年は言葉を覚える大事な時期なので、発音に違和感があるときは、歯並びも含めて早めに確認してもらうと安心です。

虫歯や歯周病になるリスクが高まる

歯と歯の間に隙間があると、食べかすが詰まりやすくなります。一見掃除しやすそうに思えますが、実際には磨き残しが多くなる傾向があり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、隙間の部分にプラークがたまることで、歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、将来的に歯の健康に悪影響を与える可能性もあります。

子どものすきっ歯はどうやって治療する?

歯医者で歯の状態を診てもらう子ども

子どものすきっ歯は、すべてが治療の対象になるわけではありません。原因や年齢によって、自然に治るものと治療が必要なものがあります。ここでは、具体的な治療方法をわかりやすくご紹介します。

経過観察で自然に治る場合もある

乳歯の時期のすきっ歯は、多くの場合、永久歯に生えかわる過程で自然に治ることがあります。特に、乳歯の時期に前歯にすき間がある場合でも、永久歯に生え変わることで隙間が埋まっていくのが一般的です。

このため、年齢がまだ低く、明らかな異常が見られない場合は、すぐに治療を始めるのではなく、定期的に歯科医院で経過を観察することがすすめられます。成長のペースを見ながら、必要に応じて次のステップへ進むのが理想的です。

永久歯に生え変わっても改善がみられない場合

永久歯に生え変わってからもすきっ歯が自然に治らない場合は、矯正治療によってすき間を整える方法が検討されます。

矯正治療にはいくつかの方法がありますが、代表的なのがワイヤー矯正とマウスピース矯正です。ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、そこに通したワイヤーに力を加えて歯並びを整える方法です。

一方、マウスピース矯正は、透明な装置を使って少しずつ歯を動かす方法で、目立ちにくく取り外しができるのが特徴です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、お子さまの歯の状態や性格、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

上唇小帯が原因の場合

上唇と歯ぐきをつないでいる上唇小帯が太くて長い場合、前歯の間にすき間ができたままになることがあります。この場合は上唇小帯切除という処置を行うことで、改善が期待できます。

この処置は短時間で終わる簡単な手術で、子どもの年齢や状態に応じて行われます。永久歯が生えそろってもすき間が残るようなら、歯科医師と相談のうえ、必要かどうかを判断することが大切です。

歯の本数が少ない場合

生まれつき歯の本数が足りない状態では、自然にすき間が埋まることはほとんどありません。特に前歯や奥歯が足りないと、見た目や噛み合わせに影響が出ることがあります。

こうした場合は、まず矯正治療によって歯の位置やすき間のバランスを整える必要があります。その後、必要に応じて人工の歯を入れて見た目や機能を補うこともあります。子どもの成長段階に合わせた計画が大切になるため、早めに歯科医院で相談しておくと安心です。

舌癖や指しゃぶりがある場合

舌で歯を押す癖や指しゃぶりなどの習慣が原因で、すきっ歯になっている場合は、それらの癖を改善するためのトレーニングや指導が行われます。これを口腔筋機能療法(MFT)といい、舌や口の周りの筋肉を正しく使うための練習をします。

癖を改善せずに矯正だけしても、再び歯が元に戻ることがあるため、根本的な原因を取り除くことが大切です。

子どもがすきっ歯になるのを防ぐには

ポイントを指さす子どもの手

すきっ歯は、成長の過程で自然に治ることもありますが、日頃の生活習慣や意識によって予防できることもあります。ここでは、子どものすきっ歯を防ぐためにできることをご紹介します。

指しゃぶりや舌癖を早めに改善する

指しゃぶりや、舌で前歯を押すような癖(舌癖)は、歯並びに影響を与えることがあります。こうした癖が長く続くと、歯が前に押し出されたり、隙間ができたりする原因になるため、なるべく早めに改善することが大切です。

これらの癖があるときは、無理にやめさせるのではなく、子どもが自分で気づき、前向きに取り組めるような工夫が大切です。なかなか改善が難しい場合は、歯科医院で専門的なアドバイスを受けるとよいでしょう。

食生活と生活習慣を見直す

やわらかいものばかり食べていると、あごの発達が十分に進まず、歯が正しい位置に生えにくくなります。そのため、日ごろからよく噛む食事を意識することが大切です。

たとえば、れんこんやにんじんなどの少し歯ごたえのある野菜を取り入れることで、噛む力が育ち、あごの成長も促されます。

また、姿勢が悪かったり、口呼吸が習慣になっていたりすると、歯並びに悪影響を与えることがあります。姿勢や呼吸など、日常のちょっとした習慣を見直し、改善することですきっ歯の予防につながります。

定期的に歯科医院で検診を受ける

すきっ歯などの歯並びの問題は、見た目だけではわかりにくいこともあります。

ですが、歯科医院で定期的に診てもらうことで、歯の生え方やあごの発達に問題がないか、早めに気づくことができます。

とくに、永久歯への生え変わりが始まる時期は大切なタイミングです。歯の本数が足りているか、歯と歯のすき間が広すぎないかなどを、専門的にチェックしてもらいましょう。年に1~2回のペースで通うことで、将来のトラブルを防ぐことにもつながります。

まとめ

笑顔の母親におぶさる子ども

子どものすきっ歯は、成長の途中で自然に治ることもあれば、原因によっては治療が必要になることもあります。見た目だけでなく、発音や虫歯のリスク、将来的な噛み合わせにも関わるため、軽く考えずにきちんと向き合うことが大切です。

日々の習慣や食生活、そして定期的な歯科検診を通じて、すきっ歯の予防や早期発見につなげることができます。お子さんの歯並びが気になるときは、一度歯科医院で相談してみましょう。

小児矯正を検討されている方は、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

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