皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。
子どもの歯並びを整える方法として注目されているマイオブレース治療は、ワイヤーやブラケットを使わない矯正法として多くの保護者から関心を集めています。成長期において筋機能の改善を目指すことで、根本的な原因にアプローチできる点が特徴です。
しかし、実際には「思うような効果が得られなかった」「途中でやめてしまった」という声も少なくありません。
この記事では、マイオブレース治療を検討している方に向けて、失敗につながる理由や注意点、治療を成功に導くためのポイントをわかりやすく解説します。お子さまの将来の歯並びと健康のために、納得のいく選択ができるよう参考にしてください。
目次
マイオブレースとは
マイオブレースとは、子どもの歯並びや噛み合わせの乱れを改善するための矯正装置です。歯を直接動かすのではなく、舌や口周りの筋肉の使い方、呼吸・姿勢といった習慣にアプローチすることで、自然な歯並びへと導いていく治療法です。
対象となるのは、一般的に3歳〜15歳ごろの子どもです。この時期は顎の骨の成長が活発なため、正しい筋機能を身につけることで将来の歯列不正を防げるとされています。
マイオブレースは、日中1時間と就寝時に装着する取り外し可能なマウスピースと、舌の使い方や正しい呼吸法を身につけるトレーニングを組み合わせて進められます。治療は複数のステージに分かれており、成長に合わせて段階的に進めていくのが特徴です。
マイオブレースのメリット
マイオブレースの最大のメリットは、歯並びが乱れる原因から改善できる治療法という点です。装置を使うだけでなく、口周りの悪い癖を見直すことで、根本から歯並びの問題にアプローチできます。その結果、将来的に矯正治療が必要になった場合も、治療期間が短くなったり、抜歯が不要になったりすることがあります。
また、装置は取り外しができるため、食事や歯みがきがしやすいことも魅力のひとつです。固定式の装置と違い、口の中を清潔に保ちやすく、虫歯や歯ぐきのトラブルのリスクも抑えられます。
さらに、舌の使い方や正しい呼吸、正しい姿勢といった、成長に大切な習慣が身につきやすい点も子どもにとって大きなプラスになります。将来の健康な噛み合わせや、顔立ちのバランスにも良い影響が期待できるでしょう。
マイオブレースのデメリット
一方で、マイオブレースにはいくつかのデメリットもあります。まず、毎日決められた時間、装置を正しく装着する必要があります。これがうまくできないと、治療効果が出にくくなる可能性があります。また、治療には数年かかることもあり、長期間継続することが求められます。
さらに、永久歯が完全に生えそろったあとに、歯を細かく動かす追加の矯正治療が必要になる場合もあります。マイオブレースだけで完了するとは限らず、状況によってはワイヤー矯正やマウスピース矯正を併用することもあるのです。
マイオブレースは決して万能な治療ではなく、生活習慣や本人の協力度によって結果に差が出る点にも注意が必要です。
マイオブレースで失敗することはある?
結論から言うと、マイオブレースはすべての症例に必ず効果があるとは限らず、失敗と感じるケースもあります。ここでは、どのような点で失敗と感じることがあるのか、詳しく解説します。
効果が現れにくい場合がある
マイオブレースは、装置を正しく使い、トレーニングもきちんと行うことで効果が期待できる治療です。子どもが毎日装着するのを忘れたり、トレーニングをあまりできなかったりすると、期待する効果が出にくくなります。また、口呼吸や舌の癖などが改善されないままだと、歯並びに変化が出にくいこともあります。
さらに、もともとのあごの骨の形や遺伝的な影響によっては、歯が動きにくい場合もあります。このような要因が重なると、治療の効果を十分に感じられないこともあるのです。
発音や噛み合わせに違和感が出ることがある
治療の初期段階では、装置を口の中に入れることで、発音しづらさや噛み合わせの違和感を覚えるお子さまが少なくありません。これは一時的なもので、数日から数週間ほどで慣れていくのが一般的です。
ただし、装置のサイズが合っていない、あるいは舌の動きに強く干渉している場合には、長い間違和感が続くこともあります。そのような場合は装着を無理に続けるのではなく、一度歯科医師に相談して装置の調整を受けることが大切です。
後戻りが起こることがある
マイオブレースで歯並びや噛み合わせが改善しても、治療後の状態が安定しないと、歯が元の位置に戻る後戻りが起こることがあります。とくに、口呼吸や舌の癖などの習慣が治療後も残っていると、歯や顎に悪影響を与えやすく、歯並びの崩れや再治療の必要性が出てくる可能性があります。
後戻りを防ぐには、治療中だけでなく治療後も正しい生活習慣を維持することが大切です。
マイオブレースの治療を失敗させないためには
マイオブレースによる矯正治療を成功させるためには、装置の装着やトレーニングに加え、生活全体を見直すことが大切です。ここでは、マイオブレースの治療を失敗させないための具体的なポイントを解説します。
装置の装着時間を守る
マイオブレースの効果を最大限に引き出すためには、毎日決められた時間、装置を正しく装着することが欠かせません。装置を装着する時間が短かったり、日によって着けたりつけなかったりするなど、装着が不安定だと期待される効果が得られにくくなります。
治療の成果が見えにくくなり、治療期間が延びることにもつながるため、装着時間を守ることは非常に重要です。お子さま自身が時間を意識できるよう、生活リズムの中に装着のタイミングを組み込んだり、保護者の方がサポートしてあげることが大切です。
トレーニングを継続して行う
装置を正しく使うだけではなく、舌や口のまわりの筋肉を鍛えるトレーニングも、マイオブレース治療ではとても大切です。トレーニングは1回や2回で終わるものではなく、毎日続けていく必要があります。
最初は簡単に思えるものでも、だんだん飽きたり、忘れてしまったりすることもあるでしょう。そんなときは、家族で声をかけ合ったり、できたことをカレンダーに記録したりするなど、楽しみながら続けられる工夫をしてみてください。トレーニングの積み重ねが、正しい口の動きや呼吸の習慣を身につけ、治療を成功へと導きます。
定期的な通院を欠かさない
マイオブレース治療を成功に導くためには、定期的に歯科医院でチェックを受けることがとても重要です。治療が順調に進んでいるか、装置が適切に使われているか、問題が起きていないかなどを歯科医師が確認し、必要に応じて調整やアドバイスを行います。通院の間隔は治療の進行状況によって異なりますが、一般的には1〜2か月に1回の頻度が目安です。
定期的に通院していれば小さな変化にも早く気づくことができ、大きなトラブルを防ぎやすくなります。また、歯科医院でのチェックはモチベーションの維持にもつながるので、治療の一環として計画的に受診するようにしましょう。
生活習慣を見直す
お口をポカンと開けていたり、柔らかいものばかり食べていたりすると、マイオブレースの効果を十分に発揮することができません。指しゃぶりや頬杖、猫背といった癖も、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼします。
治療の効果をしっかり得るためには、こうした日常の習慣を家族全体で見直し、子どもが健康的な生活リズムを身につけられるようにサポートしていくことが大切です。
まとめ
マイオブレースは、歯並びを整えるだけでなく、口呼吸や舌の癖などの根本的な原因にアプローチできる治療です。一方で、毎日の装置の使用やトレーニング、生活習慣の見直しといった取り組みが求められ、どれも欠かせない要素となっています。
治療を成功させるためには、継続的に努力すること、そして子どもと保護者が一緒になって前向きに取り組むことが大切です。疑問や不安があるときは歯科医師に相談し、無理のないペースで進めていきましょう。
マイオブレースでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!
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