皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。
「プレオルソは何歳から始められるの?」と疑問を持つ保護者の方もいるでしょう。
プレオルソは、子どもの歯並びや噛み合わせの治療に用いられる、取り外し式のマウスピース型の矯正装置です。治療では歯並びだけを見るのではなく、舌の位置や口唇など、口周りの状態も確認しながら進めます。
ただし、プレオルソを使用できるかどうかは年齢だけでは判断できません。歯の生えかわりや噛み合わせ、顎の成長などを歯科医師が診査したうえで治療方針を決める必要があります。
この記事では、プレオルソを始める年齢の目安を中心に、治療のメリットや注意点について解説します。
目次
プレオルソとは
プレオルソは、子どもに使われる取り外し式のマウスピース型矯正装置です。
子どもの歯並びや噛み合わせには、歯の大きさや生える位置、顎の大きさや成長など、さまざまな要因が関係しています。また、舌の位置など、口周りの機能が歯並びや噛み合わせに影響する場合もあります。
プレオルソを使った治療では、歯並びや噛み合わせだけではなく、舌や口周りの状態なども確認しながら治療を進めます。装置は患者さん自身で取り外すことができるため、歯に固定するタイプの矯正装置とは使い方が異なります。
ただし、プレオルソですべての歯並びや噛み合わせを治療できるわけではありません。子どもの不正咬合には、出っ歯や受け口、前歯が噛み合わない状態、歯が重なって生えている状態など、さまざまな種類があります。また、顎の骨格が大きく関係しているケースもあります。
プレオルソによる治療が可能かどうかは、歯並びや噛み合わせ、顎の状態などを歯科医師が診査したうえで判断します。お子さまによって必要な治療は異なるため、まずは現在のお口の状態を詳しく確認することが大切です。
プレオルソは何歳から使用できる?
プレオルソによる治療を始める年齢は、おおむね4〜10歳頃が一つの目安とされています。
ただし、歯が生えかわる時期や顎の成長には個人差があるため、年齢だけを見て治療を始める時期を決めるわけではありません。現在の歯並びや噛み合わせ、永久歯への生えかわりなど、お口の状態を確認したうえで判断します。
また、歯並びや噛み合わせだけでなく、舌がふだんどの位置にあるか、口をきちんと閉じられているかなど、お口の使い方も確認します。そのため、同じ年齢のお子さまでも、治療を始める時期は異なります。
お子さまの歯並びや噛み合わせが気になった段階で歯科医師に相談し、治療を始める時期について確認するとよいでしょう。
プレオルソのメリット
プレオルソには、取り外しができることをはじめ、子どもが矯正治療に取り組むうえでさまざまなメリットがあります。ここでは、プレオルソの主なメリットについて詳しく解説します。
装着時間が短い
プレオルソは、取り外しができるマウスピース型の矯正装置です。装着時間は、日中の1時間程度と就寝中が一つの目安とされています。そのため、学校にいる間は装置を外して過ごすことができます。
歯に固定するタイプの矯正装置とは異なり、食事や歯磨きの際にも取り外せます。学校生活の時間帯に装着する必要がないことは、子どもが矯正治療を続けるうえでのメリットの一つです。
痛みが少ない
プレオルソは、ポリウレタン製の柔らかい素材で作られているため、装置が口の中に当たったときの負担を抑えやすくなっています。
また、歯を1本ずつ動かすことを主な目的とした装置ではなく、舌や口周りの筋肉の働きにも目を向けながら、歯並びや噛み合わせの改善を目指す装置です。こうした仕組みから、治療に伴う痛みが少ないとされています。
抜歯のリスクを減らせる
永久歯が生えてきても、顎が小さく歯が並ぶスペースが足りない場合、歯が重なったり、ずれた位置から生えたりすることがあります。このように永久歯が並ぶスペースが不足していると、将来の矯正治療で抜歯を検討することがあります。
プレオルソは、顎が成長している子どもの時期に治療を行います。成長に合わせて治療を進め、永久歯が生えて並ぶためのスペースを確保できれば、将来の矯正治療で抜歯を避けられることがあるのです。
口呼吸を改善できる
ふだんから口が開いていて、鼻ではなく口で呼吸する状態を口呼吸といいます。口呼吸が続く背景には、舌の位置や唇を閉じる力など、口周りの機能が関係していることがあります。
プレオルソは、装置を口に入れることで舌の位置や口の閉じ方を意識し、鼻呼吸へ導くことを目的の一つとしています。口呼吸につながっている口周りの癖や機能に働きかけられることは、プレオルソのメリットの一つです。
口周りの癖を改善できる
指しゃぶりや、舌で前歯を押す癖などが長く続くと、歯並びや噛み合わせに影響することがあります。また、舌がふだんどの位置にあるか、口をきちんと閉じられているかといった口周りの機能も、子どものお口の状態を確認するうえで大切なポイントです。
プレオルソでは、装置を使用することで舌を置く位置や口の閉じ方を意識し、口周りの癖や機能の改善を目指します。歯だけに目を向けるのではなく、歯並びや噛み合わせに影響する口の使い方にも働きかけられる点がメリットです。
プレオルソのデメリット
プレオルソにはさまざまなメリットがある一方で、治療を始める前に知っておきたいデメリットもあります。納得して治療を続けるためにも、あらかじめデメリットについて確認しておきましょう。
装着時間を守る必要がある
プレオルソは、患者さん自身で取り外しができる装置です。そのため、毎日決められた時間に装着し、継続して使用する必要があります。
装着時間が不足すると、計画どおりに治療が進まないことがあります。日中や就寝時など、歯科医師から指示された時間を守って使用することが大切です。
プレオルソを使用するのは成長期の子どもであり、年齢によっては自分だけで装着時間を管理することが難しい場合もあります。そのため、ご家庭でも装着できているか確認しながら治療を続ける必要があります。
すべての歯並びに対応できるわけではない
プレオルソだけで、すべての歯並びや噛み合わせを治療できるわけではありません。歯の重なりが大きい場合や、上下の顎の大きさ・位置関係に大きな問題がある場合などは、プレオルソだけでは十分な改善が難しいことがあります。
また、子どもの時期にプレオルソによる治療を行っても、永久歯が生えそろったあとに別の矯正治療が必要になる場合があります。
治療方法は年齢だけで決めるのではなく、歯の生えかわりや歯並び、噛み合わせ、顎の成長などを確認したうえで、お子さまのお口の状態に合わせて判断します。
保護者の方のサポートが必要
プレオルソは自分で取り外しができる装置ですが、毎日の装着や装置のお手入れをお子さま一人で管理するのが難しい場合があります。そのため、ご家庭では保護者の方のサポートが必要です。
たとえば、決められた時間に装着できているか確認したり、装着を忘れているときに声をかけたりします。年齢によっては、保護者の方が装置のお手入れを手伝うこともあります。
プレオルソは毎日継続して使用することが大切です。お子さまだけに任せず、保護者の方が日々の装着やお手入れを見守りながら治療を進めましょう。
まとめ
プレオルソは、主に子どもの成長期に使用するマウスピース型の矯正装置です。治療を始める年齢はおおむね4〜10歳頃が一つの目安ですが、年齢だけで開始時期を決めるわけではありません。歯の生えかわりや顎の成長、歯並び、噛み合わせなどを確認したうえで判断します。
プレオルソには、学校にいる時間帯は装着せずに過ごせることや、痛みが少ないことなどのメリットがあります。また、舌の位置や口の閉じ方など、口周りの機能にも働きかけます。
一方で、プレオルソは毎日決められた時間に装着する必要があります。また、すべての歯並びや噛み合わせに対応できるわけではなく、お口の状態によっては別の矯正治療が必要になることもあります。
お子さまの歯並びが気になったら、現在のお口の状態を歯科医院で確認してもらい、治療を始める時期や治療方法について相談しましょう。
プレオルソでの治療を検討されている方は、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!
当院の一般診療メニューはこちら、インプラントや訪問歯科も対応しております。初診・再診のネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
■この記事の監修者
武内 伸賢
経歴
- 桐蔭学園高等学校卒業
- 日本大学 歯学部卒業
- 横浜市立大学 医学部 顎顔面口腔機能制御学講座
- 藤沢市民病院(口腔外科・麻酔科研修)
- 武内歯科在宅医療訪問診療部開設 在宅医療への取り組み
- 鶴見大学 歯学部付属病院歯科麻酔科
- 医療法人ひらい会 名古屋歯科
- 企業主導型保育園こぐま保育園開設
- 厚生労働省委託事業 緩和医療学会
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 第20297-2号
所属学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本口腔外科学会
- 日本歯科麻酔学会
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
- 米国心臓協会公認(AHA) 救命救急ACLS provider
- 日本救命医学会(JHA)公認 ICLS研修修了









