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オールオン4とは?一般的なインプラントとの違いやメリットを解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

オールオン4のイメージ画像

「オールオン4とは?」「オールオン4とインプラントの違いは?」などの疑問をお持ちの方はいませんか。

今回は、オールオン4の概要やオールオン4のメリット・デメリット、オールオン4の治療のステップなどを解説します。ぜひこの記事を参考に、オールオン4についての理解を深めてください。

オールオン4とは?

顎に手を当てて考える女性

オールオン4とは、顎の骨に最小4本のインプラントを埋め込むことで、12本の連結した人工歯を固定する治療方法です。

従来のインプラントは、1本の歯に対して1本のインプラントを埋め込む必要があります。

オールオン4は、通常のインプラントより少ない本数で多くの歯を固定できます。少ないインプラントで治療を行えるので、身体的な負担や費用を抑えることができるでしょう。

オールオン4のメリット・デメリット

Merit とDemeritと書かれたノート

オールオン4のメリット・デメリットをご紹介します。

オールオン4のメリット

オールオン4のメリットは、以下のとおりです。

  • 治療期間が短い
  • 身体への負担を軽減できる
  • 顎の骨の量が不足していても治療できる
  • 治療費を抑えられる

それぞれ詳しく解説します。

治療期間が短い

オールオン4は、インプラントを埋め込む手術当日に上部構造とよばれる人工歯を固定できます。そのため、通常のインプラントより治療期間が短いことがメリットです。

一般的なインプラントでは、以下のプロセスを踏む必要があります。

  1. 顎の骨に穴をあける
  2. 人工歯根を埋め込む
  3. 人工歯根が骨と結合するまで待つ
  4. 人工歯根と人工歯を結合する

インプラントは人工歯を結合するまでに5か月ほどかかります。オールオン4は、1日で人工歯を取り付けることが可能なのです。

身体への負担を軽減できる

オールオン4は、最小4本のインプラントで上部構造を固定できるので、通常のインプラント治療に比べて身体への負担を軽減できます。

インプラントを埋め込むには顎の骨に穴をあける必要があるので、穴をあける本数が多くなれば身体的負担が増大するでしょう。オールオン4は身体への負担が少ないので、高齢者の方でも治療を行うことが可能です。

顎の骨の量が不足していても治療できる

オールオン4は、顎の骨の量が多い部分を選んでインプラントを埋め込むので、顎の骨量が不足していても治療ができます。

通常のインプラント治療を行う際は、顎の骨量が不足している場合に骨の量を増やす骨造成を行う必要があります。

しかし、オールオン4では骨造成を行わずにインプラントができる可能性が高いです。

治療費を抑えられる

オールオン4はインプラントの本数が少ないので、治療費を抑えられます。

症例によって異なりますが、通常のインプラント治療では何十本もインプラントを埋め込むケースも少なくありません。インプラントの本数が増えれば増えるほど、高額な治療費が必要です。

治療費をできるだけ抑えたいと思っている方には、オールオン4が適しているでしょう。

オールオン4のデメリット

オールオン4のデメリットは、以下のとおりです。

  • メンテナンスが必要である
  • 残っている歯の抜歯が必要な場合がある
  • 治療できる歯科医院が限られている

それぞれ詳しく解説します。

メンテナンスが必要である

オールオン4の治療後は、最低でも1年に1~2回のメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、インプラントが破損する可能性があるためです。

しかし、通常のインプラントでもメンテナンスは欠かせません。インプラント治療を受けた場合は、口腔内の健康のためにメンテナンスを受けましょう。

残っている歯の抜歯が必要な場合がある

オールオン4の治療を受ける際に歯が残っている場合は、すべて抜歯する必要があります。残っている歯の状態によりますが、抜歯後に腫れて強い痛みが出ることもあるでしょう。

治療できる歯科医院が限られている

オールオン4を行うには専門的な技術と経験が必要なので、治療できる歯科医院が限られます。経験豊富な歯科医師が在籍していることはもちろん、専用の設備や機器も必要になるでしょう。

オールオン4の治療ができても、治療実績が少ない歯科医院の場合はトラブルへの対処がうまくできない可能性があります。治療が失敗するリスクが高まるので、歯科医院の選び方が重要です。

オールオン4と一般的なインプラントは何が違う?

2つの?を比較する赤い服の女性

オールオン4と一般的なインプラントの違いは、体にかかる負担の大きさでしょう。

一般的なインプラントは、10本以上のインプラントを埋め込む必要があるケースも珍しくありません。手術時間が長くなるのはもちろん、痛みや腫れなど体への負担も増大します。

オールオン4は、上の歯がすべてないケースでも最小4本のインプラントで治療ができます。1本1本埋め込むよりも、体への負担が少ないでしょう。

また、一般的なインプラント治療では長期間にわたって治療を行う必要がありますが、オールオン4では即日仮歯を入れられます。

オールオン4の治療のステップ

STARTからGOALへの階段

オールオン4の治療ステップは、以下のとおりです。

  • カウンセリング
  • 精密検査
  • 治療方針の決定
  • 手術
  • 最終的な人工歯の取り付け

それぞれ解説します。

カウンセリング

カウンセリングでは、オールオン4の治療方法やメリット・デメリットの説明を行います。患者さまの歯の本数や顎の骨の量、骨密度によっても、オールオン4の治療方法が変わるでしょう。

事前に大まかな費用や治療期間を相談します。精密検査後に費用や治療期間が大きく変わる可能性もあるでしょう。

精密検査

歯や骨の状態を正しく把握するために、精密検査を行います。歯科医院によって異なりますが、以下の検査を実施する場合が多いです。

  • 歯周検査
  • 口腔内写真撮影
  • CT撮影
  • パノラマレントゲン撮影

持病がある方には、精密検査のほかに内科主治医への相談が必要な場合があります。

治療方針の決定

オールオン4治療の最終的な費用や治療期間、具体的な治療の進め方の説明を行います。要望や疑問点などがあれば相談できるので、少しでも気になることがあれば質問しましょう。

手術

インプラントの埋入手術を行い、人工歯とインプラントを結合させるアバットメントを装着します。歯茎を切開した部分の縫合も行います。

外科手術終了後は出血が落ち着くまで休憩し、仮の人工歯を装着したら手術完了です。

最終的な人工歯の取り付け

仮の人工歯を装着して噛み合わせの確認などを行い、6か月程度経過したら最終的な人工歯を取り付けます。

人工歯を装着したら終了と思う方もいますが、インプラント治療後は必ず定期メンテナンスを受けましょう。インプラントにトラブルが起きた際、保証を受けるにはメンテナンスを受けていることが条件の場合が多いです。インプラントを長期的に機能させるためにも、メンテナンスに通ってください。

オールオン4の費用

机の上に置かれたノートとペンと電卓

オールオン4の費用相場は、片顎で2,000,000〜3,000,000円です。治療費の相場に大きな幅があるのは、人工歯の素材によって費用が異なるからです。人工歯の素材は、ハイブリットセラミックやセラミックなどから選択できます。

歯科医院によって治療方針や治療技術などが異なることも、治療費に影響するでしょう。費用が安いオールオン4治療は、十分な診断や検査などのプロセスを省いている可能性があるため、費用の安さだけで歯科医院を選ばないように注意してください。

オールオン4はどのような人におすすめ?

顎に手を当てて考える女性

オールオン4がおすすめの人は、以下のとおりです。

  • 総入れ歯を使用している人
  • 費用を抑えたい人
  • 顎の骨が少ない人
  • 虫歯などで多くの抜歯が必要な人

オールオン4は、総入れ歯よりも顎の骨にしっかりと固定できます。違和感なく装着でき、強く噛むことが可能です。

また、少ないインプラントで治療を行えるため、治療費を抑えたい方にも向いているでしょう。

さらに、顎の骨が少ない人でも治療を受けることができます。虫歯などで残っている歯の本数が少ない人も、オールオン4が適しているといえます。

1〜2本だけインプラントにしたいと考えている人には、オールオン4は向いていないでしょう。

まとめ

歯科医院で鏡を見て笑う男性

今回は、オールオン4の概要やオールオン4のメリット・デメリット、オールオン4の治療のステップなどをご紹介しました。

オールオン4のメリットは、治療期間が短いことや体への負担が少ないこと、治療費を抑えられることなどが挙げられます。デメリットとしては、残っている歯を抜歯する場合があること、治療できる歯科医院が限られていることなどが挙げられるでしょう。

オールオン4は高額ですが、メリットも多い治療です。メリット・デメリットを把握し、自分に適した治療かどうかしっかりと考えて、オールオン4を選択してください。

インプラントやオールオン4でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント治療において抜歯が必要なケースとは?抜歯後の治療の流れも詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯の模型と抜歯

インプラント治療は、虫歯や事故などにより抜けてしまった歯を人工的な歯で補う治療方法の1つです。具体的には、抜けてしまった部位に歯の根っこの代わりとなるインプラントを顎の骨に埋め込み、インプラントを土台として人工的な歯を取り付ける治療です。
インプラント治療を行うためには、抜歯が必要になることがあります。失った歯を補うために、なぜ抜歯をしなければいけないのかと不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。今回は、インプラント治療と抜歯について説明したいと思います。

インプラント治療において抜歯が必要なケース

歯科医でひげの生えた男性が口を開けて治療している

インプラントを行う部位の歯が完全に抜けている場合は、そもそも歯がないので抜歯を行う必要はありません。

しかし、歯が残っている場合は、歯を抜く必要があります。ここで抜く歯とは「治療を行っても残すことができない歯」です。具体的には、虫歯がかなり進行している歯、歯周病が進行している歯、割れている歯などが挙げられます。

治療が可能で、残せる歯や健康な歯を抜くことはありません。

インプラント手術の流れ

歯科医師と歯科助手が歯の治療を行っている

インプラント手術はどのような手順で行われるのでしょうか。

6つの手順に分けて解説します。

1.カウンセリング

インプラント治療を開始する前に、まずカウンセリングを行います。カウンセリングでは、インプラント治療に関するご希望や疑問などをお伺いします。

2.検査

お口の中の虫歯の有無を確認したあとに、歯周病の検査を行い、歯型をとります。また、頭部のCTを撮影し、インプラントを埋入する部位の骨の密度などを調べます。その後、人工歯の色や費用、今後のスケジュールなどをご説明します。

3.術前処置

虫歯や歯周病がある場合は、これらの治療を優先して行うことがあります。また、インプラントを行う部位に歯が残っている場合は、抜歯を行います。

4.インプラント手術(1回目)

インプラント手術は、2回に分けて行います。

1回目は、歯の根っこの部分の代わりとなるインプラント体を埋め込みます。大まかな流れとしては、局所麻酔後、歯ぐきを切開し、専用の装置で顎の骨に穴を開け、そこにインプラント体を埋め込みます。インプラント体を埋め込んだあとは、歯ぐきを縫合し終了です。

インプラント体と顎の骨が結合するのには、2か月以上必要です。そのため、インプラント体の埋め込みが終了してから次の手術までは2か月以上の間隔を空けます。

5.インプラント手術(2回目)

1回目の手術から一定の期間を空け、2回目の手術を行います。

2回目の手術では、人工歯とインプラント体を繋げるアバットメントを装着します。インプラント体と骨が結合するまでの期間でインプラント体が歯ぐきに覆われているため、歯ぐきを切開し、インプラント体を露出させます。そこにアバットメントを結合し、2回目の手術は終了です。

手術後の歯ぐきの傷が治ってから、人工歯を作るための歯型をとり、人工歯の装着を行います。

6.定期検診・メンテナンス

インプラントを埋入したあとは、3か月に1回程度の定期検診とメンテナンスを推奨しています。清掃状態が悪いと、インプラントの周りの組織に炎症が起こる「インプラント周囲炎」になる可能性があります。

インプラント周囲炎になった場合は、インプラントを撤去しなければならない可能性があります。このようなトラブルを避けるためにも、定期検診やメンテナンスを受けましょう。

抜歯即時埋入法とは?

歯科医院で手術を行っている

抜歯即時埋入法とは、抜歯とインプラントの埋入を同時に行う方法のことをいいます。

以下に、抜歯即時埋入法のメリットとデメリット、治療の流れをまとめてみました。

メリット

まず、メリットについて解説します。

治療回数が少なくなる

抜歯即時埋入法は抜歯とインプラント手術が同時に行えるため、治療回数が少なくなります。患者さまの肉体的・精神的負担が少なくなるることは大きなメリットといえるでしょう。

痛みや腫れが少ない

歯を抜いたあとの穴にインプラントを埋入するため、骨の削る量を抑えることができ、痛みや腫れが少なくなります。

デメリット

抜歯即時埋入法は大きなメリットがあることがわかりましたが、デメリットも存在します。デメリットについてもきちんと確認しておきましょう。

感染のリスクがある

歯を抜いたあとの穴に細菌が存在する状態でインプラントを埋入すると、感染を引き起こし、インプラントと骨がうまく結合しない可能性があります。歯周病や歯の根っこに病巣がある場合は、感染のリスクが高くなるので抜歯即時埋入法を行うことができません。

埋入後のインプラントが安定しないことがある

歯周病や年齢の影響などにより顎の骨が少ない症例では、インプラントを支える骨が少ないため、インプラントが安定しない場合があります。そのため、抜歯即時埋入法を行うことができません。

治療の流れ

抜歯即時埋入法は、抜歯を行い抜いたあとの穴の形を整えて、インプラント体を埋め込みます。骨とインプラント体が結合したあと、アバットメントを取り付ける手術を行います。

抜歯待時埋入法とは?

治療器具を青いグローブで持っている

抜歯待時埋入法とは、歯を抜いたあとに歯ぐきや骨の回復を待ってからインプラントの埋入を行う方法です。

以下に、抜歯待時埋入法のメリットとデメリット、治療の流れをまとめてみました。抜歯即時埋入法と比較してみてください。

メリット

まず、メリットについて解説します。

適応範囲が広い

抜歯待時埋入法は、歯ぐきと骨の回復を待ってからインプラントを埋入するので、感染のリスクが低く、抜歯即時埋入法と比べて適応範囲が広いです。

埋入後のインプラントが安定する

抜歯待時埋入法は、骨が回復したあとにインプラントを埋入するので、インプラントは安定しやすくなります。

デメリット

次にデメリットについて解説します。

治療期間が長くなる

抜歯待時埋入法は、抜歯をしたあとに歯ぐきと骨の回復を待つ必要があるため、治療期間が長くなります。

手術回数が増える

抜歯と埋入術を分けて行うため、抜歯即時埋入法と比べて治療回数が1回増えます。

治療の流れ

抜歯を行い、骨と歯ぐきが回復するまで期間を空けます。期間は、個人によって異なり、おおよそ1〜6か月ほどです。抜歯の傷口の回復を確認後、インプラント手術を行います。

抜歯に関するよくある質問

カラフルな吹き出しにQ&Ato書かれている

最後に、抜歯に関するよくある質問5つについて回答します。

抜歯後は腫れるの?

腫れは、抜歯予定の歯の状態によって異なります。歯周病などで歯がグラグラしている場合は、抜歯を行っても腫れることはほとんどありません。

しかし、抜歯予定の歯が顎の骨と癒着し、骨を削る必要がある場合は腫れる可能性が高いです。腫れは、抜歯をしてから2〜3日がピークで、1週間ほどで落ち着きます。

痛みはあるの?

局所麻酔薬を使用するので、抜歯を行っている時は痛みをほとんど感じません。局所麻酔薬は、抜歯を行ってから1〜2時間程度で効果が切れるので、術後に痛みが出る可能性は高いでしょう。

抜歯を行ったあとは、痛みが出る前に歯科医院から処方される鎮痛剤を服用しましょう。

抜歯後、血が出てきたらどうすればいいの?

唾液に少し混じる程度の出血であれば問題ありません。気になる場合は、ティッシュなどを噛んで圧迫止血をしてください。また、飲酒やお風呂など血流がよくなる行為は出血の原因になるので、抜歯を行った当日は控えましょう。

ドクドクと大量の血が出る場合は、歯科医院へ相談してください。

歯磨きはどうすればいいの?

歯磨きの際は、抜歯部位にブラシの毛先が当たらないようにしてください。

また、うがいのし過ぎには注意しましょう。抜歯部位には「血餅」と呼ばれる血液の塊ができます。血餅は、抜歯部位や歯茎を守る「かさぶた」のような役割を果たしますが、過剰なうがいをすると血餅が取れてしまい出血の原因になります。うがいは最小限に留めましょう。

食事はどうしたらいいの?

局所麻酔薬の影響で、頬や唇が痺れている場合があります。この状態で食事をすると、頬や唇を噛んでしまう可能性があります。そのため、痺れが落ち着いてから食事をするようにしましょう

また、当日のお食事は、お粥など柔らかいものを食べるように心がけましょう。

まとめ

歯科治療を受けている笑顔の女性

今回は、インプラント治療と抜歯について説明しました。適切なインプラント治療を行うためには、患者さまのお口の中の評価をし、患者さまのご希望やお口の中の状態に適した治療を行うことが重要です。

当院では、インプラント治療のご相談を受け付けております。インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント治療期間はどれくらい?治療の流れも解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

黄色の背景の前に置かれたインプラントの模型とヘルメット

インプラント治療を受けてみたいけど「インプラントは治療期間が長い」という情報もあるため、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。確かに治療期間がかかりますが、症例やインプラントの治療法によって、治療期間は変わってくるのです。

今回は、インプラントの治療期間はどれくらいかかるのか、治療の流れと一緒に解説します。インプラントの治療期間に不安を抱いている方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療にかかる期間

カレンダーが複数個置かれている

インプラントは、一般的な歯科治療に比べて期間がかかってしまう治療です。最短で3か月、平均で6か月、難症例では1年近くかかることもあります。症例によって治療期間が大きく異なるため、一概にどれほどの期間がかかるかは言い切れません。

インプラント治療はトータルすると治療期間が長い傾向にありますが、手術などの大がかりな治療を長期間しているわけではありません。「そんなに長い間、大掛かりな治療に耐えられない」との意見も中にはありますが、手術自体は1〜2回だけです。インプラントの治療期間が長いのは、歯茎の中に埋めたインプラント体と骨がしっかりとくっつくのを待つ待機時間があるからです。その間にほかの治療を進めることも可能なため、それほど苦痛を感じる治療ではないでしょう。

これまで、インプラントの治療期間が不安で、インプラント治療に踏み出せなかった方も治療の流れや治療内容を理解することで、インプラント治療に前向きになれるかもしれません。

インプラント治療の流れ

階段のように積み重ねられた積み木

インプラント治療は、3か月〜1年近くかかることがあると説明しましたが、症例だけでなく治療部位によって異なります。下の歯よりも上の歯のほうが治療期間が長くなる傾向です。

治療の流れがよくわからないという方のために以下の表で分かりやすく説明しています。

〈インプラントの各治療にかかる期間〉

治療の流れ

 

治療内容 治療期間・治療回数
①精密検査・

治療説明

インプラント手術をするにあたって

骨の状態や噛み合わせの状態などを詳しく検査します

1〜2回
②手術前準備

 

手術前にはお口の中をきれいにクリーニングします

歯周病や虫歯など、インプラント治療前に優先して

治療すべき箇所がある場合は、そちらの治療を行います

お口の状態によって異なる
※歯周病治療で治療期間がかかる場合もある
③インプラント

手術

顎の骨の中にインプラント体を埋めます

手術は1回法か2回法かによって回数が異なります

1回または2回
④消毒

 

インプラント手術を受けた翌日に

状態確認と消毒を行います

1回
⑤抜糸

 

手術時に縫合した部分の抜糸を行います 1回
⑥待機期間 歯茎に埋めたインプラント体と骨がしっかりと

くっつくまで経過を待つ必要があります

その間、仮歯を装着して噛み合わせなどの

問題がないか確認します

約3か月〜(インプラントを埋める場所や状態によって異なる)
⑦上部構造の

型取り

インプラント体の上に装着する

被せ物の型取りをします

1回
⑧上部構造の

装着

 

出来上がった被せ物を装着して治療完了です 1回
⑨定期的な

メンテナンス

最終的な被せ物を装着すれば治療は完了ですが

インプラント治療にはメンテナンスが必須です

インプラントをより長持ちさせるためにも

定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう

歯科医院や患者さんの状態によって異なる

抜歯と同時にインプラントを埋める方法

基本的な治療の流れは上記のとおりですが、インプラントは抜歯後の歯茎が落ち着いてからインプラントを埋める方法と、抜歯と同時にインプラントを埋める方法があります。

抜歯と同時にインプラントを埋める「抜歯即時インプラント治療」は、より治療期間を短縮できます。さらに、手術当日に仮歯まで装着できることもあるので、歯がない期間がない点も嬉しいポイントです。

ただし、骨の質や骨量によっては抜歯即時インプラントができない場合もあります。「より治療期間を短くしたい」という方は、抜歯即時インプラントが可能か、担当歯科医師に相談してみましょう。

骨量が少ないと追加処置が必要になる

骨が少なくて骨造成などの追加処置が必要になる方もいます。

骨造成や歯茎の移植などが必要になった場合は、治療回数も待機期間も増えてしまうでしょう。追加処置が必要かどうかは最初の検査・診断を行った際に、歯科医師から説明があるはずです。診断後、おおよその治療期間についての説明もあるので、治療前に必ず確認しておきましょう。

インプラント治療中に歯がない期間がある?

インプラント治療を受けても、待機期間の間、ずっと歯がない状態になるのは患者さんにとってとても不安なことです。見た目の問題はもちろん、ずっと噛めない状態はつらいと感じる方もいるでしょう。

しかし、インプラント体を埋めてから最終的な被せ物を装着するまでの間、ずっと歯がない状態ということではありません。その間は仮歯を装着して審美面でも問題ないよう治療できます。前歯などの治療であれば、手術当日に仮歯を装着することが一般的です。

待機期間に仮歯を装着する目的は、以下の4つです。

・隣の歯が移動と歯並びの乱れの予防
・細菌感染の予防
・噛み合わせの調整
・審美面の対策

仮歯はプラスチックの素材で作られているため、噛み合わせの高さ調整が可能です。インプラント手術直後はインプラント部分で噛まないよう指導されますが、落ち着いてきたらインプラント部分で噛めるように調整していきます。

仮歯の期間中に気をつけたいこと

仮歯を入れていると、見た目の問題がなく、ある程度噛めるようになります。

しかし、気をつけておくべき点もあるので注意しましょう。仮歯はプラスチックの素材のため割れやすいです。硬い物を食べたり、強く噛んだりすると割れてしまう可能性があります。

また、当然ながら仮歯は完成形ではありません。最終的な被せ物と取り替えられるよう、あとから外せる接着剤を使用して仮歯を装着しています。そのため、ガムやキャラメルなどのくっつきやすい食べ物を噛んでいると、仮歯が外れてしまうことがあります。インプラントの状態によっては、仮歯を入れていても噛み合わないようにしていることもあります。

歯科医師からインプラント部分で噛んでもいいという指示が出るまで、インプラント部分で噛まないよう気をつけましょう。

インプラント治療後は定期的なメンテナンスを

歯科医院で治療を受ける女性

インプラント治療は、最終的な被せ物が入ったら終了ではありません。インプラントをより長持ちさせるために、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

なぜメンテナンスが必要になるかというと、お口の清掃が不十分だったり、噛み合わせが安定していない場合、インプラントを長持ちさせるのが難しくなるからです。インプラントは虫歯になりませんが、インプラント周囲炎という歯周病にはなります。これに気付かずに放置すると、最悪の場合、インプラントを抜かなければいけません。

高額な治療費を払って受けた治療が台なしになってしまうのは、とても残念なことです。そうならないために、定期的にメンテナンスを受診し、プロフェッショナルなクリーニングケア受け、全体的なチェックをしてもらうことをおすすめします。

「治療後に定期的なメンテナンスを受けていない場合は保証できません」という歯科医院も少なくありません。治療後に放置されると、早めに対処すれば改善できる処置もできなくなるからです。インプラント治療にとって、メンテナンスは非常に重要ということがわかるでしょう。

まとめ

インプラントの模型を使って説明している歯科医

インプラント治療は、一般的に3〜6か月ほどの治療期間がかかります。通常の歯科治療と比較して、インプラントは治療期間がかかる治療ですが、手術自体は1〜2回で終わります。インプラント埋入後は仮歯や仮の入れ歯を装着可能なので、見た目の心配は不要です。「長い」といわれる治療期間に不安を感じ、インプラント治療に一歩踏み出せない方は、治療の流れを確認してみてください。治療期間は長いですが、ずっと大変な治療がつづくわけではないので「思ったよりしんどくなかった」という意見も多いです。

インプラント治療を受ける際は、症例によって治療期間も異なりますので「どれくらいの期間がかかるのか」を事前に担当歯科医師に確認しておきましょう。また、インプラント治療は定期的なメンテナンスが必要です。指導された間隔で定期検診を受診し、インプラントを長持ちさせましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント手術は痛い?痛みの原因や緩和するために気を付けることについて解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラント治療を検討しているが「インプラントは痛い」という噂を聞いて、選択するか迷ってはいませんか。

痛みに敏感な方や歯科治療が苦手な方にとって「痛い」と聞くと不安になると思います。実際にインプラント手術では、個人差がありますが痛みを感じる場合があります。そこで本記事では、インプラント手術で痛みを感じやすい時期について、痛みを緩和させる過ごしかたを紹介します。インプラント手術は痛いのか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラント手術時間と回数は?

インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込む際に外科手術をおこないます。はじめてインプラント手術を受ける場合「手術時間はどれくらいかかるのか?」「手術は何回受けるのか?」など疑問点も多く緊張や不安も大きいでしょう。

以下に、インプラント治療の手術回数と時間に対する疑問について解説していきます。

インプラントの手術回数は1回または2回

インプラント手術には、1回法と2回法の2種類の方法があります。

1回法は、インプラント手術を1回で完了させる方法です。人工のネジ(インプラント体)を顎の骨に埋め込む手術をする際に、インプラント体と被せ物を連結させるアバットメントまで取りつけます。インプラント手術後は、歯茎からアバットメント部分が見えている状態です。1回法は、顎の骨の状態が良く口内環境が整っている・全身の健康状態に問題がない場合に採用されます。

2回法は、インプラント手術を2回にわけておこなう治療法です。顎の骨にインプラント体を埋め込む際、インプラントを露出させない状態で歯茎を縫合します。この状態で顎の骨とインプラント体の結合を待つ待機期間を設けます。顎の骨とインプラント体が結合したら、再び歯茎を開き、インプラント体にアバットメントを装着します。二回法は、歯茎からインプラント体が露出していないので、細菌感染のリスクが少なく、ほとんどの症例で適応できる治療法です。

どちらの術式を採用するかは、顎の骨や全身の健康状態などを考慮して歯科医師が判断します。

インプラントの手術時間は1〜3時間

インプラントの手術時間は、1回法・2回法とともに1〜3時間が目安です。インプラント体を埋め込む手術自体は、1本あたり30分ほどで完了します。

しかし、手術前の口内の消毒や麻酔・術後の処置や説明などの時間をあわせると長時間の滞在になるでしょう。2回法の2回目の手術は、麻酔などもあわせて30分~1時間ほどで完了する場合が多いです。

インプラントの手術中の痛みは?

「手術」と聞くと痛みがないか不安に感じる方が多いと思います。インプラント手術は、麻酔をおこなってから手術するので痛みを感じることはほとんどありません。

インプラント手術中に痛みがでるケースは、以下の2つが挙げられます。

  • 局所麻酔の注射をするとき
  • インプラント手術のとき

詳しく解説します。

局所麻酔の注射をするとき

インプラント手術中は手術部位に局所的な麻酔をかけるので、痛みを感じることはほぼありません。

ただし、麻酔をかけるときは痛みが生じます。インプラント手術で使用する麻酔は、虫歯や抜歯の際に使用する麻酔と同じケースが多いです。歯科の麻酔は歯茎に注射して麻酔をかけるので、注射をする際に「チクッ」とした痛みがあります。注射針を刺したことが原因の痛みなので、痛みを感じるのは一瞬です。

しかし、なかには痛みに弱く、一瞬の痛みでも不安や避けたい気持ちがある方もいるでしょう。このような場合「表面麻酔」といわれるゼリー状やゲルタイプの麻酔で歯茎の感覚をなくして注射すると、痛みを感じることなく注射を受けられます。注射の痛みが苦手な方は、事前に主治医に相談しておくといいでしょう。

インプラント手術のとき

インプラント手術中は、麻酔をしているので基本的には痛みは感じません。

しかし、麻酔の効きかたには個人差があるのはもちろん、麻酔する部位や体調によっても変化します。同じ量でも、人によっては麻酔がなかなか効かない・途中で麻酔が切れてしまうなどのリスクがあります。手術中に痛みがでた場合は、我慢せずに主治医またはスタッフに伝えるようにしましょう。手術中に痛みが出た場合は、麻酔を追加して対応します。

痛みが苦手で不安がある方は、あらかじめ相談しておくと手術中に痛みがでないように麻酔の量を調整してもらえる可能性があります。

痛みや歯科治療への不安が大きい方は静脈内沈静法の検討も!

局所麻酔をおこなうと手術部位の痛みを抑える効果が得られます。

ただし、痛みは抑えられますが、ドリルの振動や器具を使用する音・周囲の会話などは普段と同じようにわかる状態です。歯科治療が苦手な方や痛みに敏感な方にとって、音や振動だけでも不安や恐怖を感じてしまいます。不安や恐怖心が大きい方は「静脈内鎮静法」に対応しているクリニックでの手術を検討するといいでしょう。

静脈内鎮静法は、全身麻酔とは異なります。静脈に点滴をおこない感覚を鈍らせる効果があり、半分眠ったようなリラックスした状態で手術を受けることが可能です。痛みや歯科治療の恐怖心を和らげる効果が期待できます。

インプラント手術後の痛みや腫れは?

 

 

インプラント手術後の痛みや腫れについて不安を感じる方は多いです。ここでは、インプラント手術後の痛みや腫れがどのようにでるのか解説します。

インプラント手術後に起きる痛みや腫れ

インプラント治療後、麻酔がきれると痛みを感じる場合があります。痛みは抜歯後の痛みに近く、鎮痛剤を服用すると緩和される程度の痛みです。一般的に、痛みのピークは2〜3日で、1週間ほどすると改善されるでしょう。なかには、痛みと同時に腫れや内出血がでる方がいます。腫れ・内出血は、インプラント手術を複数本おこなった場合や、顎の骨の量を増やす骨造成術を同時におこなった場合などに起きやすいです。腫れ・内出血は10日ほどかけて徐々に消失していきます。

ただし「鎮痛剤を飲んでも強い痛みがある」「腫れが、なかなか引かない」など気になる症状があるときは、早めに担当医に相談するようにしましょう。

抜糸の痛み

インプラント手術は、術部の歯茎を縫合して完了です。1週間ほど経過して、ある程度傷口が治癒したら抜糸をおこないます。

ただし、抜糸で歯茎から糸を抜くときに痛みを感じる場合があります。痛みはチクチクと感じる程度なので、抜糸の際は麻酔をせずにおこなうケースが一般的です。

しかし、痛みに敏感な方は抜糸の痛みも我慢できるか不安に感じるでしょう。痛みに不安がある場合は、事前に歯科医師に相談すると表面麻酔をおこなうなどの対処をしてもらえる可能性があります。

インプラント手術後の痛みを緩和するために気を付けること

インプラント手術後は、痛みや腫れが起きやすい状態です。少しでも痛みや腫れが緩和するために気を付けることは、以下の3つがあげられます。

  • 刺激の強い食べ物やアルコールは控える
  • 入浴は控えてシャワー程度にする
  • 運動は控える

詳しく解説します。

刺激の強い食べ物やアルコールは控える

インプラント手術は、おこなった当日から食事が可能です。

ただし、手術の際に使用した局所麻酔で口内の感覚は鈍っている状態でしょう。麻酔が効いている間は、舌や頬を噛みやすく冷温の感覚も鈍っているので、やけどのリスクも高くなります。食事は、局所麻酔が切れてから摂るようにしましょう。

また、術後の数日間は「おかゆ」や「うどん」など、やわらかめの食事で歯茎を刺激しないように心がけてください。刺激の強い香辛料や甘いものもこの時期は控えるようにしましょう。飲み物も食事と同様に刺激が強いものは控えます。特に、アルコールは血行が促進され再出血や傷口の腫れに繋がるので、術後1週間は控えるようにしましょう。

入浴は控えてシャワー程度にする

インプラント治療後は、入浴にも注意が必要です。手術当日から数日間は、出血や腫れがでやすい時期といえます。この時期に血流がよくなる行動をすると、出血や腫れが引きにくくなり痛みを長引かせる可能性が高くなるのです。

入浴の際は湯船に浸かるのは控えて、ぬるめのお湯でシャワーを浴びる程度にしましょう。傷口が落ち着けばふだんどおり入浴できます。

運動は控える

インプラント手術後2〜3日は、運動を控えるようにしましょう。運動は、入浴やアルコールなどと同様に体の血流が良くなります。血流が良くなると、出血や腫れが現れやすくなるので痛みが長引く可能性があります。個人差はありますが、痛みや腫れの症状がなければ、術後2〜3日後から軽いウォーキング程度なら運動の許可がおりるでしょう。

ただし、運動により疲れが蓄積されると体の抵抗力が低下します。抵抗力の低下は、細菌感染をおこすリスクを高めてしまうので、術後は免疫力の低下を避けるためにも安静を心がけてください。

痛みが続く場合は?

インプラント手術は、術後数日間〜1週間程度は痛みや腫れがでやすい状態です。痛みの程度や感じ方は個人差が大きいので1週間以上、痛いと感じる方もいます。個人差はありますが、時間の経過とともに傷口が落ちつくと痛みや腫れも和らいでいくのが一般的です。

しかし、鎮痛剤を飲んでも解消されない激しい痛みや1か月以上痛みの程度が変わらない場合は注意が必要です。インプラント部分の歯茎や骨が細菌感染して、炎症している可能性があります。痛みが長引くのは何かしらの異常がある可能性が高いので、我慢せずに早めにクリニックを受診し、主治医に相談するようにしましょう。

まとめ

インプラント手術は痛みをともなう場合があります。痛みの有無は、インプラントをおこなうかどうかの判断ポイントの一つになるでしょう。インプラント治療で「痛い」と感じるときは、インプラント手術中とインプラント術後に現れる場合がほとんどです。痛みは、局所麻酔や鎮痛剤で対処できる程度の痛みなので、不安がある方は事前にクリニックに相談するといいでしょう。また、術後は少しでも早く痛みが緩和されるように「飲食物」「入浴」「運動」については主治医の指示を守るように心がけることが大切です。

インプラントで痛みや違和感のある方、そのほか不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!