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上顎の骨の量が少ないとインプラント治療は難しいのか?

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

上顎のインプラント

インプラント治療において大事なことは「インプラントの土台となる顎の骨がしっかりとあること」です。特に目立つ部位である上顎の骨が少ないと、インプラント治療に問題が生じるとされています。インプラント手術部分に顎骨が少ない場合は、顎骨の再建手術が必要です。

今回は、上顎の骨が少ないとインプラント治療に支障が出る理由や、上顎の骨が少なくなってしまう原因について解説します。インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

上顎の骨の量が少ないとインプラント治療は難しい?

歯科医に相談する患者

上顎の骨の量が少ないと、インプラント治療は一般的に困難といわれています。

インプラント治療とは、失われた歯を人工の歯に置き換える治療法です。人工歯であるインプラントを代わりに置き換えるためには、それを固定するための土台の骨が必要です。インプラントは直接骨に埋め込むことで安定し、人工の歯根の役割を果たします。

具体的には、骨量が少ないとインプラントを埋入するのに適切な深さと安定性を得られません。もし、骨量が少ない状態でインプラント手術をした場合、インプラントがしっかりと固定できず、術後に埋入したインプラントが動き、最悪の場合は脱落するなどの問題が生じます。また、骨が少ない場合、インプラントの圧力が隣接する歯根や神経に伝わり、痛みや感覚異常の原因となるでしょう。

最近では骨移植やGBR(Guided Bone Regeneration:骨誘導再生)といった手法もあり、これにより不足する骨量を補うことが可能です。これらの方法を利用すれば、骨の量が少ない場合でも治療ができる可能性があります。

しかし、手術がより複雑となり、治療時間や費用、そして合併症リスクも増えるため、慎重な判断が必要です。

患者さんの口腔内の状況や全身状態、希望等を考慮し、歯科医師と相談しながら適切な治療方法を選択することが重要といえるでしょう。

上顎の骨が少なくなる原因

チョークで書かれたwhyの文字

上の歯のインプラント手術が必要になる上顎の骨が少なくなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。以下、原因を解説します。

歯周病で顎の骨が溶けた

上顎の骨が少なくなる原因の一つとして、歯周病が挙げられます。

歯周病は、歯周ポケットの炎症が進行し、歯を支える骨が破壊される病状です。歯周病を患うと、歯を支える骨が溶け、歯とともに骨も失ってしまうことにより上顎の骨が少なくなります。

歯周病は、口腔内のプラークが原因で発生します。プラークが取り除かれないと、歯茎から歯が離れて歯周ポケットが形成され、さらに細菌の繁殖へつながるでしょう。歯周病菌は、免疫システムが病原体と認識して炎症を引き起こしますが、長期にわたると骨にも影響を及ぼします。

治療が遅れると、骨破壊は進行し、上顎の骨はさらに消失するでしょう。その結果、歯が動くようになり、最終的には抜け落ちる恐れもあります。抜け落ちてしまったあとは骨の再生は困難となるため、少なくなった上顎の骨は元の状態に戻すのが難しい状況になります。

歯のない状態が長く続いた

上顎の骨が少なくなる原因の一つには、長期間にわたる歯のない状態が挙げられます。この状態が続くと、咬み合わせる対象がないため、骨に適切な刺激が行き渡らなくなるのです。

通常、歯は咀嚼を通じて骨へ刺激を与え、骨の形成を促進します。この動きは、骨密度を保つうえで重要な役割を果たすのです。

しかし、歯が失われると、咀嚼による刺激がなくなり、骨形成のバランスが崩れることがあります。結果として、一部の骨組織が吸収され、次第に骨量の減少につながるのです。

骨の吸収は、古い骨を新しい骨で更新するという自然な生体プロセスの一部ですが、咬む刺激がなければ新しい骨の形成が遅れ、結果的に骨が少なくなる傾向にあります。特に、歯を失ったあとにそのまま放置し、適切な補綴(ほてつ)や補填をしない場合に、この現象は顕著になるといえるでしょう。

歯の抜け落ちた部位に対しては、速やかに適切な治療や補綴をすることが、骨の健康維持に重要とされています。

入れ歯の使用などで顎の骨が痩せた

上顎の骨が少なくなる原因としては、口腔の健康状態などが一般的に影響します。特に顕著な例としては、長期間の入れ歯の使用です。

入れ歯を使用することは、歯牙を失ったあとの生活をより快適にするための選択肢の一つであり、噛むための機能を助ける重要な役割を果たします。

しかし、その一方で、入れ歯の使用には顎骨への影響があり、長期間使用すると顎の骨が痩せる現象が見られるのです。つまり、自然な歯がない場合、顎骨に常に刺激が加わらないため、骨が徐々に吸収され、骨の量が少なくなるというメカニズムです。

入れ歯を使うと、歯が骨に直接力を伝えられないため、骨への刺激が著しく減少します。これが骨吸収を引き起こす一因につながるのです。また、入れ歯は、適切なサイズやフィット感を保つために定期的な調整や交換が必要です。これらの調整が適切に行われない場合、入れ歯と上顎骨との間に不適切な圧力が生じ、さらに骨の吸収を加速させる可能性があります。

腫瘍などの影響で顎の骨の一部を失った

上顎の骨が少なくなる原因の一つとして、腫瘍があります。

腫瘍は、細胞の異常な増殖により生じ、その発生箇所や種類によっては骨組織に影響を及ぼすことがあるのです。特に、口腔内や顎の近くに発生した腫瘍は、その進行に伴い周囲の組織や骨を侵食し、損傷を引き起こす可能性があります。その結果、上顎の骨量が減少するという事態につながるのです。

特に進行した場合や、腫瘍の摘出が必要な場合には、治療の一環として骨の一部を切除しなければならないこともあります。腫瘍の存在は、顎の骨量減少の可能性を高める重要な因子です。また、癌の種類によっては骨の代謝を乱し、骨がもろくなることや骨密度が低下することもあります。これにより、上顎の骨が薄く、脆くなることがあります。

腫瘍は顎の骨量減少の原因となり得ますが、そのほかにも歯周病、加齢、栄養不足などによる影響も無視できません。また、骨量減少の予防や機能の回復、維持のためには適切な治療やリハビリテーションが必要です。

定期的な口腔内の健康診断と早期治療、良好な口腔衛生の維持が重要なポイントといえるでしょう。

上顎の骨が少ない人がインプラント治療を受けたい場合はどうする?

インプラント模型を患者に見せる医師

上顎の骨が少ないためにインプラント治療が難しいとされるケースでも、骨造成治療やそれに含まれるサイナスリフトを行えば、インプラント治療を受けることができます。

骨造成治療は、文字通り、骨を造成する治療であり、自身の骨が不足している部分に人工骨や自己の骨を移植し、インプラントを埋入するのに適した骨の量と質を得る方法です。特に、上顎の奥歯部分にインプラントを埋入したい場合に骨量が不足していると判断されると、歯科医師からサイナスリフトの提案がなされることが多いでしょう。

サイナスリフトは、上顎の奥部分にあたる口腔洞(サイナス)の底部を持ち上げ、その下に新たに骨を形成する治療です。この治療によって、インプラントがしっかりと固定できるようになります。骨が少ない部位へのインプラント治療を可能にするための有効な手段といえるでしょう。

ただし、サイナスリフトを含む骨造成治療は、高度な技術を必要とする外科治療であり、治療期間も長くなります。まずは信頼できる歯科医師と相談し、治療計画をしっかりと立てることが重要です。

まとめ

頼もしそうな男性歯科医

上顎の骨の量が少ない場合、インプラント治療が難しくなることがあります。

インプラント手術には、インプラントを支えてくれるしっかりとした土台が必要です。もし上顎の骨の量が足りない場合は、骨造成治療のひとつである「サイナスリフト」を行うことで、新しい骨を形成できます。

もし顎の骨が薄い場合でも諦めずに、まずはインプラント手術を希望する歯科医院で診察を受け、相談することから始めましょう。

インプラント治療でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

オールオン4とは?一般的なインプラントとの違いやメリットを解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

オールオン4のイメージ画像

「オールオン4とは?」「オールオン4とインプラントの違いは?」などの疑問をお持ちの方はいませんか。

今回は、オールオン4の概要やオールオン4のメリット・デメリット、オールオン4の治療のステップなどを解説します。ぜひこの記事を参考に、オールオン4についての理解を深めてください。

オールオン4とは?

顎に手を当てて考える女性

オールオン4とは、顎の骨に最小4本のインプラントを埋め込むことで、12本の連結した人工歯を固定する治療方法です。

従来のインプラントは、1本の歯に対して1本のインプラントを埋め込む必要があります。

オールオン4は、通常のインプラントより少ない本数で多くの歯を固定できます。少ないインプラントで治療を行えるので、身体的な負担や費用を抑えることができるでしょう。

オールオン4のメリット・デメリット

Merit とDemeritと書かれたノート

オールオン4のメリット・デメリットをご紹介します。

オールオン4のメリット

オールオン4のメリットは、以下のとおりです。

  • 治療期間が短い
  • 身体への負担を軽減できる
  • 顎の骨の量が不足していても治療できる
  • 治療費を抑えられる

それぞれ詳しく解説します。

治療期間が短い

オールオン4は、インプラントを埋め込む手術当日に上部構造とよばれる人工歯を固定できます。そのため、通常のインプラントより治療期間が短いことがメリットです。

一般的なインプラントでは、以下のプロセスを踏む必要があります。

  1. 顎の骨に穴をあける
  2. 人工歯根を埋め込む
  3. 人工歯根が骨と結合するまで待つ
  4. 人工歯根と人工歯を結合する

インプラントは人工歯を結合するまでに5か月ほどかかります。オールオン4は、1日で人工歯を取り付けることが可能なのです。

身体への負担を軽減できる

オールオン4は、最小4本のインプラントで上部構造を固定できるので、通常のインプラント治療に比べて身体への負担を軽減できます。

インプラントを埋め込むには顎の骨に穴をあける必要があるので、穴をあける本数が多くなれば身体的負担が増大するでしょう。オールオン4は身体への負担が少ないので、高齢者の方でも治療を行うことが可能です。

顎の骨の量が不足していても治療できる

オールオン4は、顎の骨の量が多い部分を選んでインプラントを埋め込むので、顎の骨量が不足していても治療ができます。

通常のインプラント治療を行う際は、顎の骨量が不足している場合に骨の量を増やす骨造成を行う必要があります。

しかし、オールオン4では骨造成を行わずにインプラントができる可能性が高いです。

治療費を抑えられる

オールオン4はインプラントの本数が少ないので、治療費を抑えられます。

症例によって異なりますが、通常のインプラント治療では何十本もインプラントを埋め込むケースも少なくありません。インプラントの本数が増えれば増えるほど、高額な治療費が必要です。

治療費をできるだけ抑えたいと思っている方には、オールオン4が適しているでしょう。

オールオン4のデメリット

オールオン4のデメリットは、以下のとおりです。

  • メンテナンスが必要である
  • 残っている歯の抜歯が必要な場合がある
  • 治療できる歯科医院が限られている

それぞれ詳しく解説します。

メンテナンスが必要である

オールオン4の治療後は、最低でも1年に1~2回のメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、インプラントが破損する可能性があるためです。

しかし、通常のインプラントでもメンテナンスは欠かせません。インプラント治療を受けた場合は、口腔内の健康のためにメンテナンスを受けましょう。

残っている歯の抜歯が必要な場合がある

オールオン4の治療を受ける際に歯が残っている場合は、すべて抜歯する必要があります。残っている歯の状態によりますが、抜歯後に腫れて強い痛みが出ることもあるでしょう。

治療できる歯科医院が限られている

オールオン4を行うには専門的な技術と経験が必要なので、治療できる歯科医院が限られます。経験豊富な歯科医師が在籍していることはもちろん、専用の設備や機器も必要になるでしょう。

オールオン4の治療ができても、治療実績が少ない歯科医院の場合はトラブルへの対処がうまくできない可能性があります。治療が失敗するリスクが高まるので、歯科医院の選び方が重要です。

オールオン4と一般的なインプラントは何が違う?

2つの?を比較する赤い服の女性

オールオン4と一般的なインプラントの違いは、体にかかる負担の大きさでしょう。

一般的なインプラントは、10本以上のインプラントを埋め込む必要があるケースも珍しくありません。手術時間が長くなるのはもちろん、痛みや腫れなど体への負担も増大します。

オールオン4は、上の歯がすべてないケースでも最小4本のインプラントで治療ができます。1本1本埋め込むよりも、体への負担が少ないでしょう。

また、一般的なインプラント治療では長期間にわたって治療を行う必要がありますが、オールオン4では即日仮歯を入れられます。

オールオン4の治療のステップ

STARTからGOALへの階段

オールオン4の治療ステップは、以下のとおりです。

  • カウンセリング
  • 精密検査
  • 治療方針の決定
  • 手術
  • 最終的な人工歯の取り付け

それぞれ解説します。

カウンセリング

カウンセリングでは、オールオン4の治療方法やメリット・デメリットの説明を行います。患者さまの歯の本数や顎の骨の量、骨密度によっても、オールオン4の治療方法が変わるでしょう。

事前に大まかな費用や治療期間を相談します。精密検査後に費用や治療期間が大きく変わる可能性もあるでしょう。

精密検査

歯や骨の状態を正しく把握するために、精密検査を行います。歯科医院によって異なりますが、以下の検査を実施する場合が多いです。

  • 歯周検査
  • 口腔内写真撮影
  • CT撮影
  • パノラマレントゲン撮影

持病がある方には、精密検査のほかに内科主治医への相談が必要な場合があります。

治療方針の決定

オールオン4治療の最終的な費用や治療期間、具体的な治療の進め方の説明を行います。要望や疑問点などがあれば相談できるので、少しでも気になることがあれば質問しましょう。

手術

インプラントの埋入手術を行い、人工歯とインプラントを結合させるアバットメントを装着します。歯茎を切開した部分の縫合も行います。

外科手術終了後は出血が落ち着くまで休憩し、仮の人工歯を装着したら手術完了です。

最終的な人工歯の取り付け

仮の人工歯を装着して噛み合わせの確認などを行い、6か月程度経過したら最終的な人工歯を取り付けます。

人工歯を装着したら終了と思う方もいますが、インプラント治療後は必ず定期メンテナンスを受けましょう。インプラントにトラブルが起きた際、保証を受けるにはメンテナンスを受けていることが条件の場合が多いです。インプラントを長期的に機能させるためにも、メンテナンスに通ってください。

オールオン4の費用

机の上に置かれたノートとペンと電卓

オールオン4の費用相場は、片顎で2,000,000〜3,000,000円です。治療費の相場に大きな幅があるのは、人工歯の素材によって費用が異なるからです。人工歯の素材は、ハイブリットセラミックやセラミックなどから選択できます。

歯科医院によって治療方針や治療技術などが異なることも、治療費に影響するでしょう。費用が安いオールオン4治療は、十分な診断や検査などのプロセスを省いている可能性があるため、費用の安さだけで歯科医院を選ばないように注意してください。

オールオン4はどのような人におすすめ?

顎に手を当てて考える女性

オールオン4がおすすめの人は、以下のとおりです。

  • 総入れ歯を使用している人
  • 費用を抑えたい人
  • 顎の骨が少ない人
  • 虫歯などで多くの抜歯が必要な人

オールオン4は、総入れ歯よりも顎の骨にしっかりと固定できます。違和感なく装着でき、強く噛むことが可能です。

また、少ないインプラントで治療を行えるため、治療費を抑えたい方にも向いているでしょう。

さらに、顎の骨が少ない人でも治療を受けることができます。虫歯などで残っている歯の本数が少ない人も、オールオン4が適しているといえます。

1〜2本だけインプラントにしたいと考えている人には、オールオン4は向いていないでしょう。

まとめ

歯科医院で鏡を見て笑う男性

今回は、オールオン4の概要やオールオン4のメリット・デメリット、オールオン4の治療のステップなどをご紹介しました。

オールオン4のメリットは、治療期間が短いことや体への負担が少ないこと、治療費を抑えられることなどが挙げられます。デメリットとしては、残っている歯を抜歯する場合があること、治療できる歯科医院が限られていることなどが挙げられるでしょう。

オールオン4は高額ですが、メリットも多い治療です。メリット・デメリットを把握し、自分に適した治療かどうかしっかりと考えて、オールオン4を選択してください。

インプラントやオールオン4でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラントを勧めない歯科医師がいるのはなぜ?その理由とは

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラントは審美性が高く、しっかり固定されることによって天然歯のように噛めるなど、メリットが多い治療法です。

しかし、インプラントを勧めない歯科医師もいます。なぜインプラントを勧める歯科医師と勧めない歯科医師がいるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、インプラントのメリットやデメリット、なぜインプラントを勧めない歯科医師がいるのかを解説します。インプラントを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントのメリット・デメリット

インプラント治療のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

インプラントのメリット

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込むため、しっかりと固定されます。不快な感覚や違和感が少なく、天然歯と同じようにしっかりと咀嚼できます。食事を楽しみに思っている方にとっては、大きなメリットでしょう。

インプラントは審美性が高く、ブリッジなどに比べると非常に見映えがよいです。特に、顔の印象を左右する前歯などに使用する方が多いです。

また、インプラントは虫歯にならないため、虫歯で歯を失うことはありません。定期的に歯医者でのメンテナンスを受けて清潔な口内を保つことで、10年以上長持ちさせることも可能といわれています。

インプラントのデメリット

インプラントでは、人工歯根を顎の骨に埋入するための外科手術が必要です。治療にかかる期間は長期に渡り、治療費も高額になるでしょう。

インプラントの手術が無事に終わっても、口内で細菌が繁殖する場合があります。インプラント周囲炎をはじめとする炎症や合併症が起きることがあるのです。

インプラントを埋入するための顎の骨は、前歯に近づくにつれて薄くなります。埋入したい部分や患者さまの骨の状態によって、インプラントの埋入手術とは別で、顎の骨を増やす手術が必要なケースがあります。外科手術を複数回行うことは、患者さまへの身体的負担が大きく感染のリスクも増加するため、デメリットといえるでしょう。

さらに、歯周病などで歯茎や骨の状態が悪化すると、インプラントの土台部分が不安定になり、脱落することもあります。

インプラント手術は、検査や多くの工程を経て手術が完了したあとも、定期的に歯医者でメンテナンスを受ける必要があります。自宅での丁寧なクリーニングも欠かさず行い、常に清潔な口内を維持する必要があるのです。

インプラントを勧めない歯科医師もいる?

インプラント治療にはリスクもあるため、なかには勧めない歯科医師もいます。インプラントを勧めない歯科医師がいる主な理由は、以下の3つです。

インプラント治療に対する十分な知識や技術がない

インプラント治療に対する知識や技術が不十分なケースが挙げられます。

インプラント治療には専門的な知識が必要であり、高度な技術が求められます。十分な知識と手術実績がない医師が行うと、安定性が低くなりすぐに脱落するなど、インプラント治療が失敗する可能性があるのです。

患者さまのリスクが高まるため、歯科医師がインプラント治療を勧めない理由といえるでしょう。

インプラント治療のための設備が整っていない

インプラント治療のための設備が整っていない場合もあります。

インプラントは外科手術を要する治療なので、専門的な設備を必要とします。手術室の衛生管理も徹底しなければなりません。手術を行える設備が整っていない歯医者では、インプラント治療を行うことはできないのです。

起こりうる炎症や合併症を避けたい

インプラント治療は外科手術を行うため、炎症が起きるリスクがあります。

術後の感染や神経損傷などの合併症が起きるリスクもあるため、リスクを避けたいと考える歯科医師もいるでしょう。

歯科医師によって勧める治療法が異なるのはなぜ?

歯科医師によって勧める治療法が異なる場合があります。理由は、以下の3点です。

歯科医師によって考え方が異なる

歯科医師は、自身の信念に基づいて治療方針を決めます。歯科医師それぞれの価値観や思考パターン、専門性の違いが反映されるといえるでしょう。

特に、インプラントは、患者さまの身体的な負担が大きい治療なので、必要性は慎重に検討されます。歯科医師自身の経験や信念、専門知識に基づいて、インプラント治療以外の方法で歯を補うべきだと判断した場合は、ほかの治療法を勧められるでしょう。

歯科医師になるまでの教育内容や経験が異なる

歯科医師がどのような経験や教育を受けてきたのかも、重要なポイントです。

医学は絶えず進化しており、新たな治療法が日々生まれています。古い学説に固執するのではなく、常に新しい知識を吸収し続けることが求められるでしょう。臨床経験やカリキュラムで学んだ病態や治療法は、歯科医師の考え方に大きな影響を与えます。そのため、歯科医師によって治療方針や勧める治療法が異なるのです。

重要視するものが異なる

歯科医師が独立している場合は特に、経営を重視するのか歯科治療を重視するのかによって治療方針が変わります。保険診療を重視している歯医者もあれば、新しい治療をどんどん取り入れた、自由診療が多い歯医者もあるでしょう。

経営者の方針によって大きく異なり、歯医者の特色にもなります。

信頼できる歯医者の選び方

インプラント治療を受ける際に、どのような点に気を付けて歯医者を選ぶとよいのでしょうか。以下の5つのポイントを押さえて歯医者を選べば、自分に合った歯医者を見つけられるでしょう。

丁寧にカウンセリングしてくれる

信頼できる歯医者を選ぶうえで、丁寧にカウンセリングしてくれるかどうかは重要なポイントです。初めて受診した際に、カウンセリングの丁寧さ、口内の状態を詳しく説明してくれるかなどを確認しましょう。

治療方法や治療計画、ほかの選択肢について説明してくれる歯医者や疑問に丁寧に回答してくれる歯医者は、安心して治療を受けられます。特に、治療期間が長いインプラントでは、円滑にコミュニケーションが取れる歯医者がよいでしょう。

同じ歯科医師が診察してくれる

歯科医師が多く在籍している歯医者もありますが、同じ歯科医師が診察してくれると安心できるでしょう。

歯科医師とのコミュニケーションの取りやすさは、治療の質に直結します。同じ歯科医師が診察すれば、患者さまの口腔環境や治療履歴を理解しやすいでしょう。患者さまの特性に合わせた治療を行ってくれます。何度も同じ歯科医師に診てもらうことで信頼関係を築くことができ、安心して治療を受けられるでしょう。

歯科医師やスタッフが丁寧に対応してくれる

歯科医師やスタッフが、患者さまに対して優しく接してくれるかどうかも確認するとよいでしょう。歯医者が患者さまの不安や痛みに配慮し、安心して治療を受けられる環境を提供していることを確認してください。

歯科治療では麻酔を使用することがありますが、麻酔を使用しても痛みを感じる場合があります。スタッフに優しく接してもらえることで、治療中に過度のストレスや不安を感じることがなくなるでしょう。リラックスした状態で治療を受けられます。

歯医者の雰囲気がよい

インプラント治療は、継続的に歯医者に通院する必要があります。雰囲気のよい歯医者を選ぶことは、非常に重要といえるでしょう。

歯医者の雰囲気は、スタッフのサービス精神やプロ意識の高さ、設備のよさなど、医院の質が反映されます。清潔感があり、最新の設備が整っている歯医者を選びましょう。

衛生管理を徹底している

信頼できる歯医者を選ぶ大切なポイントの一つに、衛生管理を徹底していることが挙げられます。

口腔内は非常に菌が繁殖しやすいです。インプラントで外科手術を受ける場合は、傷口が感染するおそれもあるので、清潔な環境の維持は必須といえるでしょう。歯医者を選ぶ際には、院内が明るく清潔感があり、診療室や器具が常に清掃され、滅菌管理がされているか確認することが大切です。

まとめ

歯科模型を使って説明する歯科医師

多くのメリットがあるインプラントですが、デメリットやリスクもあるため、インプラント治療を勧めない歯科医師もいます。勧めない理由はさまざまですが、患者さまの状況を適切に把握して説明してくれる歯科医師であれば、納得することができるでしょう。

インプラント治療にはリスクもありますが、失った歯を補う治療方法としては非常に優れています。リスクも理解したうえで、しっかりと歯科医師と相談して治療を受けるかどうか決めることが大切です。

患者さま自身が納得のいく治療を受けられる歯科医師を見つけ、最善の方法を選べるように歯医者を選びましょう。

インプラント治療でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

老後にインプラント治療を受ける場合のメリット・デメリットを知ろう!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラントの模型を持って微笑む女性歯科医師

失った歯の代わりとなるインプラントは、審美性や機能性に優れており、近年幅広い世代から注目されている治療法です。老後に歯を失った場合、インプラント治療を受けることはできるのでしょうか。

今回は、老後にインプラント治療を受けるメリット・デメリットや、治療を受ける際の注意点について解説します。

老後に歯を失った場合の治療法

歯科医院で説明を受ける高齢の女性

失った歯を補う主な治療法は、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3種類が挙げられます。3種類の治療法の違いや特徴を確認しましょう。

入れ歯

入れ歯治療は、失った歯を補う代表的な治療法です。健康な歯を削る必要がないため、身体的な負担が少ないことが特徴です。

入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

総入れ歯

歯が1本も残っていない場合、総入れ歯を選択します。総入れ歯は、歯茎全体を土台として、床(しょう)とよばれる部分を吸着させるようにして装着します。

部分入れ歯

歯が1本でも残っている場合、部分入れ歯が装着可能です。

通常、部分入れ歯は、残っている歯を土台にしてクラスプとよばれる金属バネを装着します。近年では、部分入れ歯の種類が増えており、クラスプがない部分入れ歯もあります。

ブリッジ

ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を削って土台とし、人工歯を被せる治療法です。健康な歯を削ることに抵抗がある方もいると思いますが、近年では技術の進歩により、削る量を最小限にしてブリッジ治療を受けられるようになりました。

しっかり削るブリッジと比較すると、固定力が弱いなどのデメリットもあるので、ご自身に合った方法を選択することが大切です。

インプラント

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着する治療法です。審美性に優れており、噛む力が自分の歯と変わらないなどのメリットがあります。健康な歯を土台にしたり削ったりすることがないため、周囲の歯への負担がありません。

しかし、自費診療のため高額であることや外科的治療が必要なことなど、デメリットもあります。

老後にインプラント治療は受けられるのか

顎に手を当てて考える白髪の女性

老後でもインプラント治療は受けられるのでしょうか。

結論からいうと、インプラント治療は年齢制限なく受けることができる治療法です。

明確な年齢制限はありませんが、顎の骨の成長が終わっていない未成年や、70歳以上の高齢の方は、インプラント治療を受けられない可能性があります。高齢になると体力や、治癒能力が低下する方が多いためです。

しかし、80代でインプラント治療を受け、食事ができるまで回復した方もいます。

インプラント治療が可能かどうかは、年齢よりも口腔内や全身の健康状態に左右されるといえるでしょう。

老後にインプラント治療を受けるメリット

机に置かれたノートと植物とメリット

老後にインプラント治療を受けるメリットは、以下のとおりです。

しっかり噛める

インプラントは、入れ歯やブリッジと比較すると噛む力が強いといわれています。本来の歯の7~9割程度の噛む力を回復することができます。

老後は噛む力が衰えていくことが多いため、できるだけ噛む力を回復させる治療が望ましいでしょう。噛む力が強いと食べ物を制限する必要もないため、食事を楽しむことができます。

認知症を予防できる

噛むという動作は、脳に刺激を与えます。

インプラント治療は、床やクラスプなどがないため味や温度がダイレクトに感じられ、五感が刺激されるでしょう。脳に刺激が伝わるので、インプラントは認知症の予防につながるのです。

コミュニケーションが活発になる

「入れ歯がパカパカして話しにくい……」と感じたことがある方もいるでしょう。歯を失ったことで、口を開けて話すことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。

しかし、インプラントは、入れ歯のように外れることがなく審美性にも優れているため、口を開けて笑うことや話すことに積極的になれます。老後は、人とのコミュニケーションが少なくなる方が多いです。コミュニケーションを楽しめるように、失った歯を補うことが重要といえるでしょう。

見た目が若々しくなる

インプラント治療は、ほかの治療と比較しても審美性に優れています。本来の歯と変わらない色や透明感を再現できるため、見た目を若々しく保つことができます。

また、噛む力が衰えないため顎の筋肉が維持され、若々しい印象を保てるでしょう。

管理しやすい

インプラントは、入れ歯のように外して洗浄する必要がなく、残っている歯と一緒にケアすることができます。高齢の方でも管理がしやすいことがメリットです。

老後にインプラント治療を受けるデメリット

demeritと書かれた黒板

老後にインプラント治療を受けるデメリットは、以下のとおりです。

外科的治療によって身体に負担がかかる

インプラント治療は、人工歯根を顎の骨に埋入するために外科的治療が必要です。

外科的治療は身体への負担がかかるため、耐えられる体力が必須といえます。また、歯茎を切開して顎の骨に穴をあけるので、治癒能力についても重要視されるでしょう。

治療を受けられない場合がある

インプラント治療は、人工歯根を埋入するので十分な顎の骨量が必要です。高齢の方は骨粗しょう症などによって顎の骨量が足りない場合があります。骨量が足りない場合、治療を受けることができません。

また、老後は糖尿病や高血圧などの持病があるリスクも高まります。持病がある場合も、リスクが高いと判断され治療を受けられないことがあるでしょう。

細菌感染を引き起こす可能性がある

高齢者は、若い人に比べて免疫力が低下しています。そのため、手術後に細菌感染を引き起こすリスクが高くなるでしょう。

インプラント体と骨が結合しづらい

高齢者は、若い人よりも免疫力が低下していることから、傷を治す力が弱まります。若い人と比較すると、インプラント体と骨が結合しづらいのです。

うまく結合できなかった場合は再度手術が必要となり、負担が大きくなるでしょう。

治療費や治療期間がかかる

インプラント治療は、基本的に自費診療なため高額な費用がかかります。

また、治療期間は半年以上といわれていますが、高齢であると結合に時間がかかることがあるでしょう。

メンテナンスが必要である

どの治療法でも同様ですが、治療後の口内を健康に保つには、定期的なメンテナンスやクリーニングが欠かせません。定期的に歯科医院に通えない方は、インプラント治療は適していないでしょう。

老後にインプラント治療を受ける際の注意点

黄色い背景に掲げる!マークの吹き出し

最後に、老後にインプラント治療を受ける際の注意点をご説明します。

インプラントのデメリットを把握する

インプラントのデメリットやリスクをしっかりと理解したうえで、治療を受けることが大切です。何かトラブルがあった際に、デメリットやリスクを知っていれば冷静に対応することができるでしょう。

歯科医院を慎重に選ぶ

インプラント治療は、歯科医師の技術によって成功率などが変動します。インプラント治療に精通している歯科医院を慎重に選ぶことが大切です。治療実績などをホームページに掲載している歯科医院も多いので、治療を受ける前に確認するとよいでしょう。

持病や治療歴を伝える

インプラント治療を受ける前に、持病や治療歴などを歯科医師にしっかりと伝えましょう。持病や治療歴を把握してもらうことで、さまざまなリスクを軽減することができます。

口腔ケアをしっかりと行う

インプラント治療後にセルフケアを怠ると、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。インプラント周囲炎はインプラントの歯周病ともよばれ、悪化すると顎の骨を溶かしインプラントが脱落することがあるのです。

老後にインプラント治療を受けた場合は、免疫力の低下からインプラント周囲炎を引き起こしやすい状態です。日々のお手入れで汚れをしっかりと落としましょう。また、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、自分では取り除くことのできない歯石などの汚れを落としてもらうことも重要です。

セルフケアと定期的な歯科医院でのクリーニングで、口内を清潔に保つ必要があります。

まとめ

歯科医院で鏡を見て歯を確認する男性

今回は、老後にインプラント治療を受ける場合のメリットやデメリットなどを解説しました。

老後にインプラント治療を受ける場合、さまざまなリスクが伴います。

しかし、治療を受けるメリットも多く、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)の維持や向上に役立つ治療法といえるでしょう。インプラント治療のメリット・デメリットや注意点をよく把握して、ぜひ検討してください。

インプラント治療でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

前歯のインプラント治療が難しい理由!インプラントを選択するメリットについて解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い背景の前にインプラントと歯の模型が並んでいる

歯を失ったあとの治療として、インプラント治療があります。インプラント治療は、奥歯から前歯まですべての部位に適応することができます。

しかし、前歯のインプラント治療に関しては、一般的に難しいといわれています。

そこで今回は、前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由やインプラントを選ぶメリットなどについて説明したいと思います。

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由

レントゲン写真を指差しながら説明している女性歯科医師と説明を聞く女性患者

前歯のインプラント治療が難しい理由は、主に2つあります。

1つ目は、前歯の部分の骨が薄いためです。顎の骨の厚さは、部位によって大きく異なります。噛み合わせたときの力の負荷が大きい奥歯では、顎の骨が比較的厚いです。

一方で、前歯は噛み合わせたときの負荷があまり大きくないため、顎の骨が比較的薄くなっています。インプラント治療では顎の骨にインプラントを埋め込む必要があり、骨が薄いとインプラントが安定しないため治療が難しくなります。

2つ目は、審美的な問題です。前歯のインプラント治療では、インプラントをどの角度で埋め込むのかによって見た目が大きく変化します。骨が比較的薄い前歯の部分では、埋入方向が制限されるため治療が難しくなるのです。

以上の理由から、前歯のインプラントは難しいといわれています。

前歯を失った!インプラントとほかの治療法を比較

ブリッジ治療の3Dの模型

失った前歯を補う治療法には、インプラントのほかに、入れ歯やブリッジなどの治療があります。

以下では、これらの治療法とインプラント治療を比較します。

見た目

入れ歯の場合、歯に金属のワイヤーをかける必要があり、お口を開けたときに金属が見えてしまいます。また、ブリッジの場合は、セラミックのように歯の色を再現できないため、インプラントほど見た目はよくありません。

しかし、インプラントは、土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込みます。そのため、インプラント体は外から見えません。また、インプラントの人工歯の部分は、セラミックを使用できるため、天然の歯に近い色で作成することができます。

健康な歯への負担

入れ歯の場合、両隣の歯にワイヤーをかけるため、健康な歯に対して負荷がかかります。場合によっては、金属のワイヤーを安定させるために、健康な歯を削ることがあります。また、ブリッジでは、両隣の健康な歯を大幅に削らなければいけません。

このように、入れ歯やブリッジでは、健康な歯に負担がかかってしまいます。

しかし、インプラントは、土台となるインプラント体を直接顎の骨に埋め込むため、周りの歯に負担がかかることはありません。

噛む感覚

入れ歯やブリッジは両隣の歯を支えにしているため、噛んだときに違和感があります。

しかし、インプラントは噛んだときの感覚が顎の骨に直接伝わるため、しっかりと噛むことができます。

治療期間

入れ歯やブリッジは、1か月程度で治療可能です。

しかし、インプラントは埋入手術や骨とインプラント体が結合するまでの待機期間があるため、治療期間が6〜12か月程度と長くなります。

治療費

入れ歯やブリッジは、保険診療であるため治療費を抑えることができます。

しかし、インプラントは自費診療であるため、治療費用が高額です。

インプラントにするメリット・デメリット

白い背景の前で右手でグッドサインを出している女性

前項の内容を踏まえて、インプラント治療のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

インプラントにするメリットは、以下の3つです。

しっかりと噛める

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。

健康な歯を傷付けない

インプラント治療では、ブリッジや入れ歯のように健康な歯を削る必要はありません。

見た目がよい

インプラントの人工歯は、自然な歯の色を再現できるため、ほかの治療と比べて見た目がよいです。

デメリット

インプラントのデメリットは、以下の3つです。

定期的なメンテナンスが必要

インプラントの治療後、清掃状態が悪いとインプラント周囲の歯肉に炎症が起きる「インプラント周囲炎」になることがあります。インプラント周囲炎が悪化すると、インプラントを取り除く場合があります。

インプラントは特殊な構造をしています。きちんと清掃を行うためには、ご自身での歯磨きに加えて、歯科医院での専門的なメンテナンスが定期的に必要になります。

治療期間が長い

インプラント治療は手術が必要になるため、治療期間が長くなります。

費用が高い

インプラント1本につき、300,000〜500,000円ほどかかります。

前歯の骨が足りない場合は

歯科の椅子に座っている患者の前に歯の治療器具が置かれている

インプラントを埋入する部位に十分な骨がないと、インプラントを支えることができません。特に前歯のインプラントの場合、インプラントを埋入する方向によって見栄えが変化するため、十分な骨量が必要です。

前歯の顎の骨が足りない場合は、骨量を増やす手術を行います。骨量を増やす代表的な治療に「GBR法」と呼ばれる治療法があります。GBR法は、骨を増やしたい部分を「メンブレン」と呼ばれる特殊な膜で覆い、そこに専用の材料を注入することで、骨の再生を促す治療です。

このように、顎の骨が足りない場合でも、骨量を増やすことでインプラント治療を行うことができます。

前歯のインプラント治療にかかる費用

黒い机の上に聴診器と電卓が置かれており、男性医師が電卓で計算している

前歯のインプラントの治療費は、300,000〜500,000円が相場です。GBR法などの骨の再生を促す治療を追加すると、さらに150,000〜300,000円ほど必要です。

前歯のインプラント治療にかかる期間と治療の流れ

水色の木目のテーブルの上にカレンダーと画鋲が置かれている

インプラント治療期間

インプラント治療のみ、もしくはインプラント治療とGBR法を同時に行う場合は、平均で6〜12か月ほどかかります。GBR法を行なってからインプラント治療を行う場合は、10か月〜1年半かかります。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れは、以下のとおりです。

1.カウンセリング

お口の中のお悩みやインプラント治療の流れ、メリット・デメリットなどについて説明します。インプラント治療に関する疑問などがあれば相談しましょう。

2.精密検査

虫歯や歯周病の検査、歯の型取りなどを行います。また、顎の骨量を精査するためCT検査を行います。そのあと、検査結果をもとに治療計画やインプラント治療の流れ、費用などを説明します。

3.術前処置

歯周病や虫歯などがある場合は、インプラント治療前に優先して治療を行うことがあります。また、インプラントの埋入とGBR法を同時に行わない場合は、この時点でGBR法を行います。

4.一次手術

一次手術では、歯の根っこに相当するインプラント体を顎の骨に埋入します。

まず、局所麻酔を行い、歯茎を切開します。そのあとに専用の器具で顎の骨に穴を空け、インプラント体を埋入し、歯茎を縫合して終了です。

一次手術とGBR法を同時行う場合は、インプラント体を埋入後、続けてGBR法を行います。

5.二次手術

一次手術が終了して3〜6か月ほど経過したあとに二次手術を行います。二次手術では、人工歯を結合するための土台であるアバットメントを装着します。

一次手術の終了後、インプラント体が歯茎に埋もれてしまうため、歯茎を切開してインプラント体を露出させます。そのあとにインプラント体にアバットメントを装着し、二次手術は終了です。

6.人工歯の装着

二次手術で切開した歯茎の治癒後、人工歯を作るための歯型を取ります。人工歯の作成後に噛み合わせなどを調節し、人工歯を装着します。

前歯のインプラント治療中、歯がない期間がある?

水色の背景の前で右手を口に当てている女性

結論から申し上げると、仮歯を入れるため、歯がない期間は基本的にありません。

しかし、顎の骨の状態により、仮歯の入れ方が異なります。

顎の骨が十分にある場合

一次手術が終了してしばらくの間は、インプラント体と骨がまだ結合していません。そのため、インプラント体に余計な刺激を加えないようにする必要があり、基本的には仮歯を装着しません。

しかし、顎の骨が十分にある場合は、噛む力がインプラントに加わっても支えることができるため、一次手術の直後から仮歯を入れることができます。

顎の骨が十分にない場合

骨が十分にない場合は、一次手術が終了したあとに仮歯を入れることができません。そのため、隣の歯に仮歯を貼ることで見た目の改善を図ります。

まとめ

黄色い背景の前で両手人差し指を頬にあてている女性

今回は、前歯のインプラントについて説明しました。前歯のインプラントは、入れ歯やブリッジなどの保険診療と比較し、見た目がよく、噛んだときの感覚が自分の歯で噛むときに近いというメリットがあります。また、骨の量が少なくインプラント治療が難しい場合は、GBR法を併用することで前歯のインプラント治療を行うことができます。

当院ではインプラント治療のご相談を受け付けております。インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

なぜインブラントの治療費は高い?それでも選ばれる理由や安く抑える方法を詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い背景の前にインプラントの歯の模型が置かれている

「インプラントは費用が高い」と聞いたことがある方は多いでしょう。実際、歯科医院のホームページで確認して、治療費の高さに驚く方も少なくありません。インプラント治療を検討している方にとって、治療費の高さは治療を迷う一つの要素になると思います。なぜインプラント治療にかかる治療費は高いのでしょうか。

本記事では、インプラントの治療費が高い理由とインプラント治療が選ばれる理由や費用を安く抑える方法を解説します。インプラント治療が高額な理由を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントの治療費が高い理由

水色の背景の前に札束と、その上に歯の治療器具が置かれている

インプラント治療を検討中の方の中には、治療費の高さから治療を迷われている方もいるでしょう。インプラントの治療費が高いのには理由があります。

インプラントの治療費が高い理由は、以下の4つです。

  • 保険適用外の自由診療であるため
  • 歯科医師に専門的な知識と技術が必要であるため
  • 材料費が高額であるため
  • インプラントオペに対応した設備が必要であるため
  • 治療期間が長いため

順に詳しく解説します。

保険適用外の自由診療であるため

インプラント治療は保険適用外の「自由診療」です。

ただし、国が認める疾患に該当すれば、健康保険が適用されます。一般的なインプラント治療では、健康保険は使えないため治療費は全額「自己負担」です。健康保険は、日常生活に支障が出ない「必要最低限の健康」を維持する治療法に適用されます。

インプラント治療は、高い審美性と機能性を得られる治療法で健康保険の概念から外れているといえるでしょう。そのため、インプラント治療の治療費は高くなります。

歯科医師に専門的な知識と技術が必要であるため

インプラント治療は、外科的手術を伴うため豊富な知識と技術力が必要です。

しかし、インプラントは、歯科治療の中で比較すると新しい治療法といえます。歯科医師の授業カリキュラムに導入されたのも最近の話です。そのため、インプラント治療を行うには、歯科医師が自ら学会に所属したり講習会に参加したりして、知識や技術を学ぶ必要があります。治療技術は常に変化し続けるため、最新の知識や技術を学ぶには定期的に講習会に参加しなくてはいけません。

インプラント治療には、歯科医師に対する技術料などの人件費も含まれるため、治療費が高くなる傾向があります。

材料費が高額であるため

インプラントは、世界中のさまざまなメーカーから発売されており、100種類以上の種類があるといわれています。品質や安全性については、使用するメーカーによって差がみられるでしょう。

ほとんどの歯科医院では、数あるインプラントの中でも、世界中で安全性や品質が保証されたインプラントを採用します。高品質なインプラントは、インプラント自体の値段も高いです。そのため、材料費が高くなるとインプラント治療にかかる治療費も高額になります。

インプラントは、顎の骨に穴を開けて直接埋め込むため、術後のトラブルを避けるためにも高品質で安全性が高いものを選択している歯科医院で治療を受けることをおすすめします。

インプラントオペに対応した設備が必要であるため

インプラント治療は、外科的手術を伴う繊細な治療です。

インプラントの治療計画やインプラント治療中・完了後も、口内の状況を正確に把握して治療・管理する必要があります。また、外科的手術を伴うため細菌感染などトラブルを起こさないように徹底した衛生管理をしなくてはいけません。

インプラント治療を安全に行うためには、充実した設備は必要不可欠です。インプラント治療にかかる治療費には設備費も含まれるため、トータルでみると高額に感じる原因でしょう。

治療期間が長いため

インプラント治療は、治療期間が長くなります。

最終的な被せ物が入るまでには、早くても3か月ほどの治療期間が必要です。骨が少ないなど追加で治療が必要になると、さらに治療期間は長くなるでしょう。

長期間にわたって、いくつもの工程を踏んで治療を進めていくため、その分治療費も高額になります。

インプラント治療とほかの治療法の費用相場

ピンクの背景の前で左手でスリーピースをしている女性

失った歯を補う方法は、インプラント・入れ歯・ブリッジの3通りあります。インプラント治療の治療費は高いといわれていますが、ほかの治療法と比較してどれくらい高額なのでしょうか。

ここでは、失った歯を補う治療法として挙げられるインプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場をご紹介します。

以下に、インプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場をまとめてみました。

<インプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場>

種類 費用相場
インプラント 300,000〜400,000円
入れ歯 5,000〜15,000円(保険適用3割負担)
ブリッジ 10,000〜20,000円(保険適用3割負担)

インプラントは、ほかの治療法と比較すると保険適用外のため、治療費は高額になります。

しかし、インプラントはほかの治療法と比較して寿命が長いことが特徴です。しっかりと管理していれば、10年以上使うことができます。

一方、入れ歯やブリッジを選択した場合、何度か再治療する可能性が高いでしょう。再治療となれば、治療費もかかり通院も必要になります。

長い目でみると、治療費に差がみられない場合もあるでしょう。目先の治療費だけでなく、将来的なことも考えてどの治療法がご自身に最適なのか考える必要があります。

治療費が高額であるのにも関わらずインプラントが選ばれる理由

木目の背景の前に、人型の切り紙がある

高額なインプラント治療ですが、昨今ではインプラント治療を選択される方が増加傾向にあります。

治療費が高額であるにも関わらずインプラント治療が選ばれる理由は、以下の4つです。

  • 天然歯と変わらない噛み心地が得られる
  • 審美性が高い
  • 周囲の歯の健康が保たれる
  • 顎の骨の吸収を防げる

順に解説していきます。

天然歯と変わらない噛み心地が得られる

インプラントを支えているのは、顎の骨です。入れ歯やブリッジは、隣接の歯や歯茎を支えとして利用します。インプラントは、ものを噛んだときに「顎の骨」が力を吸収するため、天然歯と同じように噛むことが可能です。

一方、入れ歯は約3〜4割、ブリッジは約6割しか噛む力を得ることができません。噛む力が劣ると食べられるものが限られてしまい、食べる楽しみが失われるリスクが高いです。

食べる楽しみや生活の質を保つために、インプラント治療を選択する方が増えているといえるでしょう。

審美性が高い

インプラントは、天然歯に見劣りしない、高い審美性が特徴です。インプラントに使用する被せ物は、セラミックやジルコニアなど、高品質な材料を使用します。天然歯のような透明感があり、経年劣化による変色も少ない点がメリットです。

一方、部分入れ歯は、支えとする歯にバネをかけるため、部位によってはバネが目立ってしまいます。ブリッジも、保険適用の場合は金属やプラスチックなどの材料を使用するため、治療していることを周囲に気付かれやすいです。

治療費は高いですが、前歯など印象を左右する部分の治療においては、インプラント治療を選択するメリットは大きいといえるでしょう。

周囲の歯の健康が保たれる

インプラントは、独立しているため周囲の歯に負担がかかることはありません。

一方、入れ歯やブリッジは、隣接や周囲の歯を支えとして利用します。失った歯の分も噛む力を補うため、支えの歯には大きな負担がかかります。また、支えとして利用する歯は、健康な状態であっても削ることが必要です。支えとして利用したり、削ることによって負担をかけてしまうと、将来的に歯を失ってしまう原因になります。

将来、より多くの歯を残すためにインプラント治療を選択する方が増えているといえるでしょう。

顎の骨の吸収を回避できる

歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に吸収して痩せていくのが一般的です。歯茎も、顎の骨の吸収に伴って下がってしまいます。一度下がった顎の骨は、もとに戻すことはできません。

顎の骨が下がり歯茎が痩せてしまうと、入れ歯やブリッジの場合は、入れ歯が合わなくなる、ブリッジと歯茎に間に隙間ができてしまうなどのトラブルが起こるリスクが高いです。また、顎の骨が痩せて歯茎が下がると頬がたるみ、顔の印象も変わってしまいます。

インプラントを選択すると、顎の骨にインプラント体を埋め込むため、骨が痩せることがありません。

費用を安く抑える方法

木のテーブルの上にノートパソコン、聴診器、ノート、ペンが置かれており、その前にDENTALと書かれた紙が挟まったバインダーを持っている人が立っている

「インプラント治療にかかる治療費を安く抑える方法はないのか」と、少しでも安い治療費で治療を受けたいと考える方は多いのではないでしょうか。

インプラント治療にかかる治療費を安く抑える方法は、以下の3つが挙げられます。

  • 医療費控除を受ける
  • クレジットカード払いでポイントを貯める
  • デンタルローン、クレジットローンを利用する

順に解説していきます。

医療費控除を受ける

医療費控除は、毎年1月1日〜12月31日の1年間の間に100,000円以上の医療費を支払った場合、納めた税金の一部が還付される制度です。インプラント治療は医療費控除の対象になります。

ご自身のほかの医療費はもちろん、生計をともにする家族の医療費もまとめて申請できるため、インプラント治療を行なった際には積極的に利用するといいでしょう。

ただし、医療費控除はご自身で確定申告する必要があります。

クレジットカード払いでポイントを貯める

昨今、歯科医院ではクレジットカード払いに対応しているケースが増えてきました。支払い方法で、クレジットカード払いを選択すればクレジットカードのポイントを得ることが可能です。

支払う金額が減ることはありませんが、ポイントが得られるため、結果として治療費を安く抑えることができます。クレジットカード払いに対応していない歯科医院もあるため、対応している支払い方法について事前に確認するようにしましょう。

デンタルローン、クレジットローンを利用する

歯科医院でかかる治療費は一括払いが多いです。

しかし、高額な治療費を一括で支払うことが難しい方もいるでしょう。1回に支払う金額を抑えたい方は、デンタルローンやクレジットローンの利用を検討するのも一つの手段です。金利が付くためトータルで支払う金額は増えますが、1回に支払う金額を抑えられます。

デンタルローンは、歯科治療にかかる治療費を銀行や信託会社が立て替え払いする制度です。歯科治療に限定されるローンで審査は厳しいですが、金利は4〜8%と低い特徴があります。

ただし、デンタルローンやクレジットローンに対応していない歯科医院もあるため、事前に確認するようにしましょう。

まとめ

白い背景の前に歯の模型と、ガラスの入れ物に入れられたコイン、積まれたコインが置かれている

インプラント治療のかかる治療費が高いことは事実です。インプラント治療の治療費が高額になる理由は、保険適用外の自由診療であることが挙げられます。また、歯科医師の技術力や、インプラント治療を行うために最新の設備や高品質な材料が必要であることも治療費が高額になる理由の一つといえるでしょう。

インプラントは、保険適用の入れ歯やブリッジと比較して治療費は高額ですが、高い機能性や審美性・寿命の長さなど多くのメリットがあります。寿命の短い入れ歯やブリッジは、再治療の可能性が高くなります。インプラントを選択したほうが、将来的に治療費を抑えられる可能性もあるため、ご自身の口内の状況を確認してもらい納得できる治療法を選択しましょう。

また、インプラント治療にかかる治療費を安く抑えたい方は、医療費控除やクレジットカードでの支払い、デンタルローンやクレジットローンの利用を検討することをおすすめします。デンタルローンやクレジットカードは対応していない歯科医院もあるため、事前に確認するようにしましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

 

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないために重要なこととは?後悔した事例もご紹介!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

テーブルに両肘をついて憂鬱そうな顔をしている女性

「インプラントをやらなきゃよかった」という声を耳にすると、インプラント治療を検討されている方は不安になってしまいます。

しかし、インプラント治療を受ける前に、インプラントについて正しい知識があり、適切な歯科医院選びができれば、後悔することなく治療を受けられるでしょう。

この記事では、インプラント治療を後悔しないためにどうすればいいのかを詳しく解説しています。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントのメリット・デメリット

木の台の上に天秤が置かれている

インプラント治療は歯を失った際の治療法です。インプラント以外にブリッジと入れ歯という治療法もあります。ブリッジや入れ歯と比べて、インプラントにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の3つです。

  • 見た目も機能も自分の歯と同じように再現できる
  • ほかの歯に負担をかけずに治療できる
  • 骨が痩せるのを予防できる

それぞれ詳しく解説します。

見た目も機能も自分の歯と同じように再現できる

インプラントの最大のメリットは、自分の歯と同じように再現できる点です。ネジとなる部分は歯茎の中に埋め込み、上部は歯と同じ形態の被せ物で修復します。見た目はインプラントか自分の歯か区別がつかないほど自然で美しいです。

また、インプラントにすることで、しっかりと噛めるようになります。噛む力は入れ歯やブリッジよりも優れていて、ほとんどのものを食べられるようになるため、食事には困りません。

ほかの歯に負担をかけずに治療できる

ブリッジは欠損歯の隣の歯を削らなければならず、部分入れ歯は残っている歯にバネをかけて入れ歯を固定させる必要があります。そのため、ブリッジも部分入れ歯も、残っている歯に大きな負担がかかってしまうのです。

その点、インプラントは、ほかの歯に大きな負担をかけることなく治療ができます。インプラントは残っている歯に優しい治療法ですが、噛む力が強いことで注意すべき点もあります。噛み合う歯が弱い場合、噛み合わせによっては噛み合う歯がダメになってしまう可能性があるのです。インプラントの咬合力を考慮しながら、噛み合わせの調整を行う必要があります。

骨が痩せるのを防げる

顎の骨は、加齢とともにどうしても痩せてしまいます。歯がない部分は、特に刺激が加わらないことで痩せてしまいがちです。

しかし、インプラント治療をすると、噛む力が骨にも伝わり、痩せるのを防いでくれます。歯ぎしりや食いしばりなど、極端に強い力が加わるとインプラントに大きなダメージを与えてしまうので注意が必要です。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下の5つです。

  • 手術が必要である
  • 治療費が高額である
  • 治療期間が長い
  • 喫煙者には向いていない
  • 治療後には定期的なメンテナンスを受ける必要がある

それぞれ詳しく解説します。

手術が必要である

インプラントは手術が1〜2回必要です。

インプラント手術に年齢の上限はありませんが、全身疾患の有無や服薬状況によってはインプラント手術を受けられないこともあります。

治療費が高額である

インプラントは自由診療のため、歯科医院によって金額はさまざまです。相場では1本300,000円以上することが多く、インプラントを埋める本数が増えるほど治療費は高額になります。

治療期間が長い

インプラントは、ブリッジや入れ歯の治療と比べて治療期間が長くかかります。

精密検査と歯科医師による診断後に治療計画が立てられますが、歯周病の方はインプラント治療を受ける前に歯周病治療を受けなければいけません。また、インプラント手術自体は1〜2回で終わることがほとんどですが、手術後はインプラントと骨がしっかりくっつくのを待つ期間が必要です。この待機時間が数か月かかるので、トータルしてインプラント治療は治療期間が長くなってしまいます。

喫煙者には向いていない

インプラント治療にタバコは大敵です。

喫煙することで血流が悪くなり、インプラントと骨がしっかりくっつかなくなってしまいます。それだけではなく、唾液の分泌量が減ったり、免疫力が低下したりするため、細菌感染も引き起こしやすくなってしまいます。

治療後には定期的なメンテナンスを受ける必要がある

インプラントは、最終的な被せ物を装着して終わりではありません。そのあとも定期的にメンテナンスを受ける必要があります。定期的なメンテナンスを受けていないと、インプラントのトラブルに気付かず、インプラントがダメになってしまう可能性があります。

多くの歯科医院では、インプラント保証の条件に「定期的にメンテナンスを受けること」を掲げています。そのため、インプラントに何かあっても、定期的にメンテナンスを受けていなければ保証してもらえない可能性があるのです。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔した事例

両手で頬を押さえ落ち込んでいる表情の女性

インプラントをやらなきゃよかったと後悔している方もいます。高い治療費を払ったのに、インプラントがすぐにダメになってしまうのは非常に残念なことです。

ここでは「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔してしまった事例をご紹介します。

インプラント周囲炎になってしまった

インプラント周囲炎になってしまい、インプラントがダメになってしまったというケースは少なくありません。

インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病のことです。インプラントが入っている方であれば、誰でもインプラント周囲炎になる可能性があります。日々のブラッシングやメンテナンスを怠ってしまうことが原因で細菌感染を起こし、インプラント周囲炎が進行してしまいます。進行するとインプラント周囲の骨を溶かしてしまい、インプラントを支えられなくなってしまうのです。インプラント周囲炎を予防するためにも、ブラッシングやメンテナンスをしっかり行いましょう。

インプラントと骨がしっかりくっつかなかった

インプラントが骨としっかりくっつかない場合、インプラント部分が揺れ、しっかり噛むことができません。インプラントが抜け落ちてしまうこともあるでしょう。

インプラントは、適切な角度と深さでインプラント体を埋める技術が必要な治療です。適切な部分にインプラント体を埋めるためには、歯科用CTを用いて精密検査をします。精密検査の結果を確認しながら緻密な治療計画を立てれば、このようなトラブルを防げることは多いです。治療の際は、治療計画をしっかりと確認しましょう。

また、インプラントと骨がしっかりくっつかない原因には喫煙習慣も挙げられます。ヘビースモーカーの方はインプラント治療に向かないといえるでしょう。

インプラントの被せ物がすぐに外れてしまった

「インプラントの被せ物がすぐに外れてしまった」という事例もあります。

2ピースタイプのインプラントを使用している場合、インプラントと連結しているネジが緩んでしまうことで、被せ物が外れてしまうことがあります。そのほかにも、噛み合わせが悪いとインプラントに負担がかかってしまい外れてしまうこともあります。

痛みや痺れが続く

「痛みや腫れが長い間続いてつらかった」という事例も稀にあります。

通常、インプラントの痛みや腫れのピークは手術後2〜3日です。多くの場合、1週間ほどで治ります。痛みや腫れが2週間以上続く場合は、細菌感染を起こしているかもしれません。手術時の衛生管理ができていなかった場合や術後に喫煙・飲酒をしてしまった場合にも痛みや腫れが起こる可能性があります。術後に抗生剤が処方されるので、しっかりと指示通りに服薬しましょう。また、インプラント治療の際に下歯槽神経を傷つけてしまった場合、痺れや麻痺が出ます。痺れや麻痺が出たら、すぐに歯科医院に連絡して診てもらいましょう。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないために

険しい顔のスマイリーと笑顔のスマイリーマーク

ここ数年でインプラント治療がメジャーとなり、多くの歯科医院でインプラント治療を受けられるようになりました。インプラント治療で後悔しないために最も重要なことは、インプラントについての正しい知識を身につけておくことです。メリットやデメリット、リスクなどをきちんと把握しておくことで、ある程度のトラブルを防ぐことができます。

そのほかに、歯科医院選びも非常に重要です。知識や技術が足りない歯科医院で治療を受けると、術後に大きなトラブルが起こることがあります。予期せぬトラブルに対応してもらえないこともあるかもしれません。

せっかく高額な治療費をかけてインプラント治療を受けても、トラブルによって「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔してしまうのは非常に残念です。後悔しないためには、インプラントの実績があり、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けることをおすすめします。

まとめ

水色の台の上に歯ブラシ、聴診器、治療器具などが置かれている

インプラント治療を受けた人の中には「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔している方がいるのは事実です。後悔している方は、ほとんどの場合、治療後のトラブルによるものです。

「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔しないために、インプラントのメリットやデメリット、リスクをしっかり把握する必要があります。また、信頼できる歯科医院でインプラント治療を受けることも重要です。歯科医院を選ぶ際は、治療説明をしっかりしてくれるか、歯科用CTで精密検査を行っているか、治療後のケアも丁寧にしてもらえるかをしっかりと確認しましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!