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インプラントの再治療が必要なケースとは?再治療になる原因や予防方法も解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

水色の背景の前に、インプラントの模型が置かれている

インプラント治療は高額で治療期間も長いため、再治療になることへの不安を抱えている方も多いでしょう。再治療が必要になるケースもありますが、日頃から適切なケアをすることでインプラントの寿命を延ばすことができます。

今回は、インプラントで再治療が必要になるケースや原因、予防法などを解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

白い木目の背景の前に白い目覚まし時計が置いてある

インプラントの寿命はどれくらいなのでしょうか。歯を失ったときの治療法であるブリッジ・入れ歯の寿命と合わせて、比較しました。

<インプラント・ブリッジ・入れ歯の寿命>

インプラント ブリッジ 入れ歯
10~15年 7~8年 3~5年

インプラントを入れてから10年使い続けられている方の割合は、9割といわれています。日頃からセルフケアやメンテナンスをしっかりと行っていれば、インプラントは10年使い続けることができるのです。

ブリッジや入れ歯と比較して、寿命が圧倒的に長いのはインプラントの大きな魅力のひとつといえるでしょう。

インプラントの再治療が必要なケース

歯のレントゲン写真を見ている男性患者と女性歯科医師

インプラントは長く使えて快適に噛めることが魅力ですが、以下のような症状が出た場合には再治療が必要になります。

  • 痛み・腫れがある
  • インプラントがぐらつく
  • インプラントの破損

それぞれを解説していきます。

痛み・腫れがある

インプラントを入れている箇所の痛みや腫れが続く場合は、再治療が必要になる可能性があります。

痛みや腫れの原因として考えられるのが、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲組織が細菌感染し炎症を起こした状態をいいます。炎症を起こす原因は歯周病と同様のプラーク中の細菌で、症状も似ていることからインプラントの歯周病ともいえるでしょう。初期は自覚症状がないことが多く、気付いたときには重症化していることも多いです。

以下にインプラント周囲炎の進行度ごとの症状をまとめました。

<インプラント周囲炎の進行度と症状>

進行度 症状
軽度 ・歯茎が赤くなり腫れる
・出血がある
中等度~重度 ・腫れがひどくなる
・膿が出る
・痛みがある
・歯茎が下がる
・インプラントがぐらつく

痛みや腫れ、もしくは上記の症状がある場合はインプラント周囲炎が考えられるため、再治療が必要になることがあります。

インプラントがぐらつく

歯槽骨が細菌感染すると骨吸収が起こり、やがてインプラントを支えきれずにぐらつき始めます。さらに重症化すると、抜け落ちてしまう恐れもあります。また、歯茎に炎症があったなどの理由で埋入したインプラントがうまく骨と結合せずに、ぐらつきが起こることも考えられます。

噛み合わせなどを調整しても改善が見られない場合は再治療が必要です。

インプラントの破損

衝撃や劣化によってインプラントが破損した場合は、再治療が必要になります。

破損した部分が、骨に埋入されたインプラント体に装着された人工歯のみであれば、再治療は人工歯の交換・修理のみで済むでしょう。

インプラントの再治療になる原因

インプラントの再治療が必要になる原因は以下のとおりです。原因を理解し、再治療を未然に防ぎましょう。

  • メンテナンスを行わなかった
  • セルフケアが不十分であった
  • 歯ぎしりや食いしばりをしている
  • 喫煙している
  • 治療に問題があった

それぞれを解説していきます。

メンテナンスを行わなかった

インプラントは長期間使用できますが、大前提として定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を引き起こし再治療することになりかねません。

天然歯にある歯根膜がインプラントにはなく、血液からの栄養の供給が乏しくなります。その結果、細菌への抵抗力が弱まり炎症が起こりやすくなるため、天然歯と比較してもより一層メンテナンスが重要なのです。

セルフケアが不十分であった

治療が終了しメンテナンスを受けるまでは、自身によるケアで健康な状態を維持しなければなりません。インプラント周囲炎を予防するためにも、しっかりと歯磨きをして清潔な状態を保ちましょう。

インプラントのブラッシング方法など、セルフケアで不安な点があれば必ず歯科医院で確認しましょう。

歯ぎしりや食いしばりをしている

歯ぎしりや食いしばりは再治療になる大きな原因であるため、注意が必要です。

歯ぎしりや食いしばりは、歯に強い力が加わるため、インプラントや歯槽骨に負担がかかります。歯根を覆い圧力を和らげる働きをする歯根膜がインプラントにはないため、歯ぎしりや食いしばりによる強い力が直接歯槽骨を刺激します。その結果、インプラント周囲炎を引き起こすリスクが高まるのです。また、歯ぎしりや食いしばりによって、人工歯が削れたり割れたりすることで再治療が必要になる可能性もあります。

喫煙している

喫煙によって、インプラントの失敗率や再治療率が上がることがわかっています。

タバコが身体に与える作用が原因によるインプラントに及ぼす影響は、以下のとおりです。

  • 傷が回復しにくくなる
  • 骨と結合しにくくなる
  • インプラント周囲炎を引き起こしやすくなる

それぞれを解説していきます。

傷が回復しにくくなる

ニコチンには、血管を収縮させる作用があります。インプラント手術後の患部に酸素や栄養が行き渡りにくくなり、傷の回復が遅れます。

また、ニコチンの細胞の働きを抑制させる作用で、歯茎や骨の回復を妨げることも、傷が回復しにくくなる原因のひとつです。

骨と結合しにくくなる

ニコチンの血管収縮作用により、インプラントと骨の結合を阻害します。インプラントがしっかりと定着せず、ぐらつきや抜ける原因となります。

インプラント周囲炎を引き起こしやすくなる

喫煙は唾液の分泌量を低下させることから、口内の細菌が増え、インプラント周囲炎を引き起こしやすい口内環境をつくります。

また、白血球の活動を抑制させ免疫力が低下することも、インプラント周囲炎を発症する原因となります。

治療に問題があった

インプラントは歯科治療の中でも特に専門性の高い分野であるため、歯科医師の技術不足は再治療の原因になります。

また、費用が安いといった理由で歯科医院を選ぶと、安価なインプラントや材料を使用していたり設備が整っていなかったりする場合も考えられ注意が必要です。

インプラントの再治療にかかる費用と保証

掌の上に水色のチェックマークが浮いている

インプラント治療にかかる費用は高額であり、長期間使用することから、各歯科医院で保証を用意していることが多いです。

ただし、インプラントは自由診療で保証内容は歯科医院側である程度自由に決められるため、事前に確認しておきましょう。保証期間は、多くの歯科医院が5〜10年に設定しています。費用は、保証期間内であれば無料であったり保証限度額が決まっていたりとさまざまです。

注意しなければならないのが、保証を受けるためには条件があることです。定期的なメンテナンスのための通院を怠りトラブルが起きた場合などは保証が受けられないことが多いため、注意しましょう。

インプラントの再治療を予防するために

歯の模型と4本のカラフルな歯ブラシ

インプラントの再治療を予防するため、以下のことに注意しましょう。

  • 定期的なメンテナンスを行う
  • 適切なセルフケアを行う
  • ナイトガードを使用する
  • 禁煙する
  • 信頼できる歯科医院を選ぶ

それぞれを解説していきます。

定期的なメンテナンスを行う

定期的なメンテナンスには忘れずに通いましょう。

メンテナンスでは、インプラントの状態や噛み合わせの確認・ブラッシング指導・クリーニングなどが行われます。インプラント周囲炎やインプラントの破損などによって再治療を予防します。

適切なセルフケアを行う

インプラント部分は、プラークが溜まらないよう注意して磨きましょう。歯間ブラシやフロスを併用するなどし、正しいセルフケアで口内を清潔に保ち、再治療を予防しましょう。

ナイトガードを使用する

歯ぎしりや食いしばりがある方は、就寝時にナイトガードを使用することをおすすめします。

インプラントだけではなく、ほかの歯への負担を和らげられます。

禁煙する

インプラントの再治療を予防するためには、禁煙するのが効果的です。

喫煙が引き起こすインプラント周囲炎は、再治療の原因になるだけではなく、最悪の場合、インプラントが抜けて再治療ができないことも考えられます。歯周病を悪化させ、ほかの歯にも悪影響を及ぼすため、禁煙をおすすめします。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラントは治療期間が長く、メンテナンスが定期的に必要であるため、信頼のおける歯科医院を選ぶことが大切です。

また、歯科医師のインプラント治療の実績や経歴を確認するのもよいでしょう。保証内容も事前に確認し、自分に合った歯科医院を選んでください。

まとめ

水色の背景の前に6本の歯と、その上に歯ブラシがある

インプラントの寿命を延ばすために、日頃からしっかりとケアを行いましょう。また、定期的にメンテナンスに通い、清潔な口内環境を保つことが重要です。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

 

なぜインブラントの治療費は高い?それでも選ばれる理由や安く抑える方法を詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い背景の前にインプラントの歯の模型が置かれている

「インプラントは費用が高い」と聞いたことがある方は多いでしょう。実際、歯科医院のホームページで確認して、治療費の高さに驚く方も少なくありません。インプラント治療を検討している方にとって、治療費の高さは治療を迷う一つの要素になると思います。なぜインプラント治療にかかる治療費は高いのでしょうか。

本記事では、インプラントの治療費が高い理由とインプラント治療が選ばれる理由や費用を安く抑える方法を解説します。インプラント治療が高額な理由を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントの治療費が高い理由

水色の背景の前に札束と、その上に歯の治療器具が置かれている

インプラント治療を検討中の方の中には、治療費の高さから治療を迷われている方もいるでしょう。インプラントの治療費が高いのには理由があります。

インプラントの治療費が高い理由は、以下の4つです。

  • 保険適用外の自由診療であるため
  • 歯科医師に専門的な知識と技術が必要であるため
  • 材料費が高額であるため
  • インプラントオペに対応した設備が必要であるため
  • 治療期間が長いため

順に詳しく解説します。

保険適用外の自由診療であるため

インプラント治療は保険適用外の「自由診療」です。

ただし、国が認める疾患に該当すれば、健康保険が適用されます。一般的なインプラント治療では、健康保険は使えないため治療費は全額「自己負担」です。健康保険は、日常生活に支障が出ない「必要最低限の健康」を維持する治療法に適用されます。

インプラント治療は、高い審美性と機能性を得られる治療法で健康保険の概念から外れているといえるでしょう。そのため、インプラント治療の治療費は高くなります。

歯科医師に専門的な知識と技術が必要であるため

インプラント治療は、外科的手術を伴うため豊富な知識と技術力が必要です。

しかし、インプラントは、歯科治療の中で比較すると新しい治療法といえます。歯科医師の授業カリキュラムに導入されたのも最近の話です。そのため、インプラント治療を行うには、歯科医師が自ら学会に所属したり講習会に参加したりして、知識や技術を学ぶ必要があります。治療技術は常に変化し続けるため、最新の知識や技術を学ぶには定期的に講習会に参加しなくてはいけません。

インプラント治療には、歯科医師に対する技術料などの人件費も含まれるため、治療費が高くなる傾向があります。

材料費が高額であるため

インプラントは、世界中のさまざまなメーカーから発売されており、100種類以上の種類があるといわれています。品質や安全性については、使用するメーカーによって差がみられるでしょう。

ほとんどの歯科医院では、数あるインプラントの中でも、世界中で安全性や品質が保証されたインプラントを採用します。高品質なインプラントは、インプラント自体の値段も高いです。そのため、材料費が高くなるとインプラント治療にかかる治療費も高額になります。

インプラントは、顎の骨に穴を開けて直接埋め込むため、術後のトラブルを避けるためにも高品質で安全性が高いものを選択している歯科医院で治療を受けることをおすすめします。

インプラントオペに対応した設備が必要であるため

インプラント治療は、外科的手術を伴う繊細な治療です。

インプラントの治療計画やインプラント治療中・完了後も、口内の状況を正確に把握して治療・管理する必要があります。また、外科的手術を伴うため細菌感染などトラブルを起こさないように徹底した衛生管理をしなくてはいけません。

インプラント治療を安全に行うためには、充実した設備は必要不可欠です。インプラント治療にかかる治療費には設備費も含まれるため、トータルでみると高額に感じる原因でしょう。

治療期間が長いため

インプラント治療は、治療期間が長くなります。

最終的な被せ物が入るまでには、早くても3か月ほどの治療期間が必要です。骨が少ないなど追加で治療が必要になると、さらに治療期間は長くなるでしょう。

長期間にわたって、いくつもの工程を踏んで治療を進めていくため、その分治療費も高額になります。

インプラント治療とほかの治療法の費用相場

ピンクの背景の前で左手でスリーピースをしている女性

失った歯を補う方法は、インプラント・入れ歯・ブリッジの3通りあります。インプラント治療の治療費は高いといわれていますが、ほかの治療法と比較してどれくらい高額なのでしょうか。

ここでは、失った歯を補う治療法として挙げられるインプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場をご紹介します。

以下に、インプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場をまとめてみました。

<インプラント・入れ歯・ブリッジの費用相場>

種類 費用相場
インプラント 300,000〜400,000円
入れ歯 5,000〜15,000円(保険適用3割負担)
ブリッジ 10,000〜20,000円(保険適用3割負担)

インプラントは、ほかの治療法と比較すると保険適用外のため、治療費は高額になります。

しかし、インプラントはほかの治療法と比較して寿命が長いことが特徴です。しっかりと管理していれば、10年以上使うことができます。

一方、入れ歯やブリッジを選択した場合、何度か再治療する可能性が高いでしょう。再治療となれば、治療費もかかり通院も必要になります。

長い目でみると、治療費に差がみられない場合もあるでしょう。目先の治療費だけでなく、将来的なことも考えてどの治療法がご自身に最適なのか考える必要があります。

治療費が高額であるのにも関わらずインプラントが選ばれる理由

木目の背景の前に、人型の切り紙がある

高額なインプラント治療ですが、昨今ではインプラント治療を選択される方が増加傾向にあります。

治療費が高額であるにも関わらずインプラント治療が選ばれる理由は、以下の4つです。

  • 天然歯と変わらない噛み心地が得られる
  • 審美性が高い
  • 周囲の歯の健康が保たれる
  • 顎の骨の吸収を防げる

順に解説していきます。

天然歯と変わらない噛み心地が得られる

インプラントを支えているのは、顎の骨です。入れ歯やブリッジは、隣接の歯や歯茎を支えとして利用します。インプラントは、ものを噛んだときに「顎の骨」が力を吸収するため、天然歯と同じように噛むことが可能です。

一方、入れ歯は約3〜4割、ブリッジは約6割しか噛む力を得ることができません。噛む力が劣ると食べられるものが限られてしまい、食べる楽しみが失われるリスクが高いです。

食べる楽しみや生活の質を保つために、インプラント治療を選択する方が増えているといえるでしょう。

審美性が高い

インプラントは、天然歯に見劣りしない、高い審美性が特徴です。インプラントに使用する被せ物は、セラミックやジルコニアなど、高品質な材料を使用します。天然歯のような透明感があり、経年劣化による変色も少ない点がメリットです。

一方、部分入れ歯は、支えとする歯にバネをかけるため、部位によってはバネが目立ってしまいます。ブリッジも、保険適用の場合は金属やプラスチックなどの材料を使用するため、治療していることを周囲に気付かれやすいです。

治療費は高いですが、前歯など印象を左右する部分の治療においては、インプラント治療を選択するメリットは大きいといえるでしょう。

周囲の歯の健康が保たれる

インプラントは、独立しているため周囲の歯に負担がかかることはありません。

一方、入れ歯やブリッジは、隣接や周囲の歯を支えとして利用します。失った歯の分も噛む力を補うため、支えの歯には大きな負担がかかります。また、支えとして利用する歯は、健康な状態であっても削ることが必要です。支えとして利用したり、削ることによって負担をかけてしまうと、将来的に歯を失ってしまう原因になります。

将来、より多くの歯を残すためにインプラント治療を選択する方が増えているといえるでしょう。

顎の骨の吸収を回避できる

歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に吸収して痩せていくのが一般的です。歯茎も、顎の骨の吸収に伴って下がってしまいます。一度下がった顎の骨は、もとに戻すことはできません。

顎の骨が下がり歯茎が痩せてしまうと、入れ歯やブリッジの場合は、入れ歯が合わなくなる、ブリッジと歯茎に間に隙間ができてしまうなどのトラブルが起こるリスクが高いです。また、顎の骨が痩せて歯茎が下がると頬がたるみ、顔の印象も変わってしまいます。

インプラントを選択すると、顎の骨にインプラント体を埋め込むため、骨が痩せることがありません。

費用を安く抑える方法

木のテーブルの上にノートパソコン、聴診器、ノート、ペンが置かれており、その前にDENTALと書かれた紙が挟まったバインダーを持っている人が立っている

「インプラント治療にかかる治療費を安く抑える方法はないのか」と、少しでも安い治療費で治療を受けたいと考える方は多いのではないでしょうか。

インプラント治療にかかる治療費を安く抑える方法は、以下の3つが挙げられます。

  • 医療費控除を受ける
  • クレジットカード払いでポイントを貯める
  • デンタルローン、クレジットローンを利用する

順に解説していきます。

医療費控除を受ける

医療費控除は、毎年1月1日〜12月31日の1年間の間に100,000円以上の医療費を支払った場合、納めた税金の一部が還付される制度です。インプラント治療は医療費控除の対象になります。

ご自身のほかの医療費はもちろん、生計をともにする家族の医療費もまとめて申請できるため、インプラント治療を行なった際には積極的に利用するといいでしょう。

ただし、医療費控除はご自身で確定申告する必要があります。

クレジットカード払いでポイントを貯める

昨今、歯科医院ではクレジットカード払いに対応しているケースが増えてきました。支払い方法で、クレジットカード払いを選択すればクレジットカードのポイントを得ることが可能です。

支払う金額が減ることはありませんが、ポイントが得られるため、結果として治療費を安く抑えることができます。クレジットカード払いに対応していない歯科医院もあるため、対応している支払い方法について事前に確認するようにしましょう。

デンタルローン、クレジットローンを利用する

歯科医院でかかる治療費は一括払いが多いです。

しかし、高額な治療費を一括で支払うことが難しい方もいるでしょう。1回に支払う金額を抑えたい方は、デンタルローンやクレジットローンの利用を検討するのも一つの手段です。金利が付くためトータルで支払う金額は増えますが、1回に支払う金額を抑えられます。

デンタルローンは、歯科治療にかかる治療費を銀行や信託会社が立て替え払いする制度です。歯科治療に限定されるローンで審査は厳しいですが、金利は4〜8%と低い特徴があります。

ただし、デンタルローンやクレジットローンに対応していない歯科医院もあるため、事前に確認するようにしましょう。

まとめ

白い背景の前に歯の模型と、ガラスの入れ物に入れられたコイン、積まれたコインが置かれている

インプラント治療のかかる治療費が高いことは事実です。インプラント治療の治療費が高額になる理由は、保険適用外の自由診療であることが挙げられます。また、歯科医師の技術力や、インプラント治療を行うために最新の設備や高品質な材料が必要であることも治療費が高額になる理由の一つといえるでしょう。

インプラントは、保険適用の入れ歯やブリッジと比較して治療費は高額ですが、高い機能性や審美性・寿命の長さなど多くのメリットがあります。寿命の短い入れ歯やブリッジは、再治療の可能性が高くなります。インプラントを選択したほうが、将来的に治療費を抑えられる可能性もあるため、ご自身の口内の状況を確認してもらい納得できる治療法を選択しましょう。

また、インプラント治療にかかる治療費を安く抑えたい方は、医療費控除やクレジットカードでの支払い、デンタルローンやクレジットローンの利用を検討することをおすすめします。デンタルローンやクレジットカードは対応していない歯科医院もあるため、事前に確認するようにしましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

 

インプラントに保証はある?保証期間や適用されるケースについて詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯の模型を両手で持っている女性

インプラントはほとんどの場合において保証があります。

ただし、保証期間や適用条件など保証内容が歯科医院によって異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

今回は、インプラントの保証期間や適用されるケースについて詳しく解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラント

厚生労働省の調査によると、インプラントの寿命は10〜15年です。生存率は上顎が約90%、下顎が約94%という結果が出ています。ほかの人工歯の寿命は、ブリッジで7〜8年、入れ歯で4〜5年といわれています。この数字から、インプラントの寿命は非常に長いとわかるでしょう。インプラントは初期費用は高いものの、審美性も高いうえに長期的に保持できるためメリットが大きい治療法といえます。

参照:厚生労働省「歯科インプラント治療のための Q&A」

インプラントに保証はある?

木のテーブルの上にノートパソコン、ノート、メガネ、ペン、タブレットが置かれている

インプラントに保証はあります。インプラントは、インプラント体・アバットメント・人工歯の3つの部品で構成されており、保証はすべての部品に適用される場合もあれば、インプラント体とアバットメントのみという場合もあります。さらに、部品によって保証期間が異なることも多いです。インプラントはさまざまなメーカーから出ていますが、ほとんどに保証がついています。

保証期間は5〜10年としている場合が多いです。保証は治療後にインプラントが破損、もしくは脱落したときに適用され、新しいインプラントへ交換するための治療費が無料、または減額されます。

歯科医院ではなくインプラントメーカーの保証の場合、保証範囲はインプラント体とアバットメントのみです。歯科医院が独自の保証プランを設けている場合、ほとんどの歯科医院が人工歯も保証の対象にしています。

インプラント治療は自費診療のため、すべての歯科医院で保証内容が同じとは限りません。契約時に保証期間や保証範囲、適用条件などをしっかり確認する必要があります。インプラントの寿命は長いですが、万が一のトラブルに備えて保証制度が整っている歯科医院を選ぶようにしましょう。

インプラントの保証期間

木枠の砂時計とカレンダーが置かれている

保証期間は10年が一般的ですが、歯科医院によって年数が異なります。例えば「インプラント埋入後の5年間は無償保証だが、5〜10年間は有償保証」というように、年数によって負担額が変わる場合もあります。

また、インプラント体と人工歯で保証期間が異なることがあります。インプラント体に比べて人工歯のほうが破損しやすいため、保証期間が短いことが多いです。10年保証と書いてあっても、それはインプラント体のみを指していて、人工歯の保証期間は5年だったという場合もあるため、注意が必要です。保証期間内であれば全額保証という場合もあれば、5年以内は100%保証、5〜7年は75%保証、7〜10年は50%保証など、免責金額を設けている場合もあります。

インプラントの保証が適用されるケースと適用されないケース

インプラントは、適切に管理されていなければ保証が受けられないことがあります。インプラント治療における保証が適用されるケースと適用されないケースについてご紹介します。

適用されるケース

保証が適用されるケースは、以下の場合です。

  • 保証期間内である場合
  • 指定期間内にメンテナンスをす受けている場合
  • 食事時などの日常生活の範囲内で破損や脱落した場合
  • 禁煙など歯科医師からの指示を守れている場合

インプラントは入れて終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスは、インプラントの寿命を延ばすために非常に重要です。トラブルの予兆に気付けず、病気が進行してしまうリスクもあります。インプラントのトラブルで多いのが「インプラント周囲炎」です。インプラントは虫歯になることはありませんが、周辺組織が炎症を起こして歯周病になることがあります。インプラントの歯周病がインプラント周囲炎です。インプラント周囲炎は発症するとインプラントの生存率が格段に下がります。

インプラントはほかの治療法に比べて寿命は長いですが、人工物で劣化もするため永久に使えるわけではありません。医学の進歩により以前よりも生存率が上がってきていますが、永久的ではないのです。インプラントは治療時に、感染の予防や進行を防ぐのに重要な役割である歯根膜を失うため、天然歯よりも炎症などに弱い傾向があります。適切に管理していれば寿命を延ばすことはできますが、一度炎症を起こすと急速に悪化し、抜歯が必要になるリスクが高くなります。

以上の理由により、インプラントの保証を受けるには指定期間内のメンテナンスを継続する必要があります。

適用されないケース

保証が適用されないケースは、以下の場合です。

  • 保証対象外の歯科医院で治療を受けた場合
  • 定期的なメンテナンスを怠った場合
  • 交通事故など予期せぬトラブルが発生した場合
  • 禁煙など歯科医師の指示を守れていなかった場合

前述したように、インプラントの生存率を上げるには定期的なメンテナンスが重要です。指定された期間にメンテナンスを受けなかった場合は、保証が受けられません。さらに、日常生活における食事などでインプラントが破損した場合は保証が適用されますが、交通事故など予期せぬトラブルによる破損は保証適用外になっている場合が多いです。

また、タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ血流を悪くします。血流が悪くなると酸素や栄養が全身に届きづらくなり、免疫力が低下します。免疫力が低下すると感染しやすくなるため、インプラント周囲炎を発症するリスクが高くなります。炎症が起きた際も、治りにくくなるため、インプラントを長持ちさせるためには禁煙が必要です。喫煙を続けている場合は、インプラントの保証が受けられないことがるので、注意しましょう。

インプラントの保証を受ける際に確認するポイント

灯りがついた電球を手の上に乗せている

インプラントの保証内容は歯科医院によって異なります。あとでトラブルにならないよう、同意書や契約書をしっかり確認しておきましょう。インプラントの保証を受ける際に確認するポイントは、以下の6つです。

保証費用

保証の加入に関して、インプラントの治療費に保証が含まれている「無償保証」と、治療費とは別に保証プランの加入が必要になる「有償保証」があります。

有償保証の場合、ガイドデントという保証機関を利用することがあります。ガイドデントと提携している歯科医院ならどこでも保証が受けられるため「引っ越しや転勤が多く、一つの歯科医院に長期的に通院することが難しい」という場合に最適です。

保証金額には全額負担だけでなく、免責金額や保証限度額が決められている場合があります。免責金額とは、再治療にかかる費用を一部自己負担する金額のことです。治療の経過年数によって、保証金額が減額されます。保証限度額とは、保証の上限額のことです。上限額を超えた分は自己負担する必要があります。

このように、保証費用は歯科医院が全額負担するケースや一部自己負担するケースがあるため契約時に確認が必要です。

いつから保証が適用になるか

いつから保証が適用になるかも確認しておきましょう。

インプラント体を埋めた直後から適用される場合と、人工歯を取り付けてから適用される場合などがあります。

再治療の適用範囲

インプラント体から人工歯まですべて保証してくれるケースや、歯科医院が保証するのはインプラント体のみで、人工歯の装着は自己負担など適用範囲が異なる場合があります。

インプラント体やアバットメントは歯茎に埋もれているため、人工歯より劣化や破損する確率が低いです。人工歯は露出しているため、噛みしめなどにより刺激が加わりやすいため、破損するリスクが高い傾向にあります。

保証の適用条件

定期的に通院していないと保証が適用されないことがほとんどです。

前述したように、保証が適用されるケースとされないケースがあるので、事前に確認しておきましょう。

保証期間

インプラントの保証期間は10年としている場合がほとんどですが、保証期間は歯科医院によって異なります。

インプラント体と人工歯でも違うことがあるので、しっかりと確認しておきましょう。

保証対応回数

保証回数の上限についてもチェックしておきましょう。保証期間内であれば何度でも同じ保証内容が受けられるような回数無制限のところもあれば、1回の再治療のみ、または限度額に達したら保証は適用されなくなるなど、保証回数が決められている歯科医院もあります。

インプラントの生存率は高いので、何度も再治療することは考えにくいですが、念のため確認しておくといいでしょう。

まとめ

木のテーブルの上に電卓、マウス、お札、歯の形に切られた紙が置かれている

インプラント治療は自費診療のため、治療費が高額です。再治療の際に保証が受けられないと、多額の出費に悩まされることになります。万が一、破損や脱落した際に保証が受けられるように保証内容や適用条件をしっかりと把握しておきましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

入れ歯からインプラントにできる?メリットや治療法についてわかりやすく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い背景の前にインプラントの歯の模型が置かれている

入れ歯を作ったけど「よく噛めなかった」「痛かった」「慣れそうにない」という不満があり「インプラントの治療に変えてみたい」と考える方は実は少なくありません。入れ歯を使っていた方がインプラントの治療に変えることはできるのでしょうか?

この記事は、入れ歯からインプラントに変えた時のメリットやデメリット、治療法や注意点を細かく解説します。

入れ歯からインプラントにできるの?

「?」が描かれた積み木が3つ並んでいる

入れ歯治療を受けたのちに、インプラント治療に変えることは可能です。歯がない部分を補うには、入れ歯・インプラント・ブリッジの3つの治療法があります。

「隣接歯を削らないといけないブリッジは嫌だ」と、入れ歯またはインプラントで悩まれる方が多い傾向にあります。そのうえで、インプラントは手術を要し、大掛かりな治療になるというイメージから、入れ歯を選ぶ方も少なくありません。

最初に入れ歯治療にしていると、のちにインプラントにもブリッジにも移行できるメリットがあります。治療法に迷っているときに「悩まれているのなら、まずは入れ歯を作ってみるのがおすすめです」と歯科医師から入れ歯作製をすすめられた方もいるのではないでしょうか。実際に入れ歯を作ってみて、入れ歯の使用感に満足できればそのまま入れ歯を使用すればいいですし「入れ歯が合わず違う治療法に変えたい」という場合にも対応可能なのです。

「入れ歯からインプラント治療に変えたい」と悩まれる方の参考になるよう、入れ歯治療、インプラント治療、ブリッジ治療のそれぞれの特徴をご説明します。

入れ歯とは?

入れ歯とは、歯を失った部分を、取り外しができる人工歯で補う治療法です。

入れ歯は大きく2つに分けられます。一部の歯がない場合に対応可能な「部分入れ歯」と、全部の歯を失った場合に対応可能な「総入れ歯」です。入れ歯は保険診療のもの、保険適応外の自由診療のものがあり、それぞれ素材や特徴も違います。

現在、入れ歯を使用されていて「インプラントにすればよかった…」と悩んでいる方も、持病や体調の問題でインプラント治療を受けられないケースがあります。その場合、インプラントではなくても、入れ歯の種類を変えるだけでお悩みが解消することもあることもあるのです。例えば「保険診療で作った部分入れ歯を使っているけど、金属のバネが目立つのが嫌。キレイな見た目にしたい」のような悩みなら、金属のバネを使用していなくて、入れ歯と分かりにくい見た目の「ノンクラスプデンチャー」に変えるとお悩みを解決できるかもしれません。

入れ歯の治療にはさまざまな選択肢があるため、インプラント治療でなくても、ほかの方法で治療できると認識しておきましょう。なお、入れ歯を作製したあとでも、インプラントとブリッジのどちらの治療にも変更が可能です。

〈代表的な入れ歯の種類〉

入れ歯の種類 特徴 保険診療/自由診療 メリット デメリット
一般的な入れ歯 プラスチックの素材で作られた入れ歯。 保険診療 ・比較的治療費が安価なので気軽に入れ歯治療を試せる。

・入れ歯が初めての方であれば、慣れるためにも最初は一般的な入れ歯を選択する場合が多い。

・素材がプラスチックで強度が強くないため、作製するときにある程度の厚みが必要。

・厚みがあるので「気持ち悪い」という意見も多い。

・部分入れ歯の場合だと金属のバネが目立ってしまう。

ノンクラスプデンチャー 弾力性の高い素材でできているので、金属のバネを使用せずに入れ歯を固定できる。 自由診療 ・金属のバネがないので見た目が美しい。

・金属アレルギーの心配もない。

・修理が難しいものもある。
金属床義歯 入れ歯の土台部分が金属で作られた入れ歯。

見えるところは金属ではないため、見た目は一般的な入れ歯と変わらない。

自由診療 ・金属でできているため強度があり、丈夫で割れにくい。

・強度があるため入れ歯自体を薄くでき、違和感が少ない。

・温度が伝わりやすいので熱いもの・冷たいものを感じながら美味しく食事ができる。

・治療費が高額である。

・修理が難しいものもある。

インプラントとは?

インプラントとは、歯を失った箇所の顎の骨に「インプラント体」というネジを埋め込み、その上に被せ物を装着させる治療です。

手術を行うことに不安な気持ちになってしまう方も多いですが、ほかの歯に負担をかけないところが大きな特徴です。また、インプラント治療後の見た目や機能が、自分の歯と変わらないという点もポイントです。骨の足りない箇所には「骨造成」という骨を増やすための追加処置が必要になる場合もあります。骨造成をすると、費用が高くなり、治療期間も延びます。

複数本の歯を失っている場合は、歯茎に埋めたインプラントを土台にしてブリッジや入れ歯を装着することもできます。インプラントの治療とブリッジや入れ歯を組み合わせることで、埋めるインプラントの本数を少なくでき、より安定したしっかり噛める入れ歯を作製できるのです。

ブリッジとは?

ブリッジは、歯がない箇所の隣の歯を削って、つながっている被せ物で欠損部分を補う治療です。

比較的短期間で治療ができ、入れ歯のように違和感を感じないというメリットがあります。大きなデメリットは、隣接歯を削らなければいけない点です。一度削ってしまった歯を元に戻すことはできません。すなわち、元の状態のままインプラントや入れ歯に移行できないのです。また、土台となる歯に負担がかかりやすいのも大きなデメリットです。土台となる歯は、将来的にダメになってしまう可能性が高くなっています。

治療費は保険診療だと比較的安価です。セラミック等の素材を選択した自由診療であれば、インプラントの治療費とそれほど変わらないこともあります。ブリッジの治療を受ける前に、ほかの治療法の特徴を把握しておきましょう。

入れ歯からインプラントに変えるメリット

白いパズルのピースをはめている

入れ歯からインプラントに変えるメリットは、以下の7つです。

  • 見た目が自然になり、きれい
  • よく噛める
  • 違和感を感じない
  • 耐久性があり、10年以上使用できている方も多い
  • 他の歯に大きな負担をかけない
  • しゃべりやすい
  • 入れ歯の手入れをしなくていい

 

入れ歯治療からインプラントに変える最大のメリットは、インプラント治療を受けた歯を自分の歯と同じように扱える点でしょう。特に、入れ歯を使用している時に「違和感に耐えられない」「入れ歯が合わなくて全然噛めなかった」「喋りにくかった」という方は、インプラントに変えると満足できるのではないでしょうか。

入れ歯からインプラントに変えるデメリット

木のテーブルの上にDEMERITも文字が並べられている

入れ歯からインプラントに変えるデメリットは、以下の4つです。

  • 治療費が高額になる
  • 手術が必要
  • 持病や体調によって、インプラント治療ができないケースもある
  • 治療期間が長くなる

 

インプラントは埋入する本数によって金額が大きく異なってきます。だからこそ、あらかじめ予算を考えておく必要があるでしょう。歯のない部分が広範囲な場合は、インプラントとブリッジを併用した治療やインプラントと入れ歯を併用した治療にすると、インプラントの本数を減らせます。

インプラントは、基本的にほかの歯に大きな負担をかけない治療法ですが、噛み合わせについてもしっかり考慮して治療を進めないと、噛み合う歯にダメージを与えることもあります。歯科医師の技術・知識の両方が必要となる治療なので、インプラント治療の実績があり信頼できる歯科医院を選びましょう。

入れ歯からインプラントに変えるための治療法

歯の治療器具が並べられている

入れ歯からインプラントに変える治療法はさまざまで、術式は歯科医師により異なります。1〜2本など少数の歯がない状態であれば、その本数分のインプラントを埋めることがほとんどです。複数本の歯がない場合であれば、同じ本数分インプラントを入れると、治療にかかる費用がとても高くなってしまいます。そういった症例では、インプラント体を土台とするブリッジにできます。

ただ、インプラントとブリッジを併せた治療は、1本のインプラントがダメになってしまったときに、連なった被せ物を外す再治療が必要になるというデメリットもあります。インプラント体を土台にしたブリッジが広範囲に及ぶ場合は、ブリッジを分割しておくと再治療が必要な場合でも患者さんの負担を減らせます。複数本のインプラントの治療を行う場合は「再治療が必要な場合にどんな治療を行うのか?」を歯科医師に相談しておきましょう。

総入れ歯の状態からインプラントに変えるなら最新治療の「オールオン4」がおすすめ

総入れ歯の状態からインプラントに変えたい場合、これまで多数のインプラントを埋入する必要がありました。この場合、治療費が高くなり治療期間も延びてしまい、患者さんへの負担が大きくなるので懸念されていました。

しかし、最新治療法である「オールオン4」を行えば、インプラントを埋める本数を最小4本だけで、12本分の被せ物を装着することが可能です。オールオン4の特徴は、骨が十分にある部分にインプラント体を斜めに埋入することです。インプラントの本数を減らせ、骨造成などの処置も回避できます。そのほかにも、最短で手術当日に仮歯を装着することも可能なため、総入れ歯だった方も手術当日から見た目を気にせず過ごせます。

効率が良く、患者さんの負担も減らせる治療法ですが、このオールオン4を導入している歯科医院はまだ少ないのが現実です。通常のインプラントよりも知識・技術を要するので、対応できる歯科医院は限られています。オールオン4が主流となるにはまだまだ時間がかかるでしょう。

入れ歯からインプラントに変える際の注意点

ピンクの壁から人差し指を立てた手が出ている

入れ歯治療からインプラントに変えることで多くのメリットを得られますが、注意点もあります。

合わない入れ歯の使用を続けることで、歯茎に圧力がかかってしまい、骨が痩せるケースがあります。骨が痩せている状態では骨量が足りず、インプラント治療の難易度が上がってしまいます。「骨造成」といわれる骨を増やす追加処置が必要になり、治療にかかる費用が高くなったり、治療期間が延びる場合もあります。また、部分入れ歯の使用経験によっては、バネがかかる歯に負担がかかっている可能性も高いです。負担がかかり歯がグラグラしているのであれば、グラついている歯の治療も検討しなければいけません。

入れ歯からインプラントにするのは簡単に行えるわけではありません。骨や周囲の歯の状態、噛み合わせなどを十分に調べる必要があります。インプラント治療を受けた場合は、必ず定期的にメンテナンスを受けるよう心がけましょう。

インプラント周囲炎になっている状態を放っておくと、最悪の場合、せっかく埋めたインプラントを抜く可能性もあります。インプラントをより長持ちさせるためにも、ご自身のセルフケアと歯科医院での専門的なクリーニング、チェックは必要不可欠なのです。

まとめ

歯科医がレントゲン写真を見ながら説明をしている

ここまで解説してきたように、入れ歯からインプラントに変えることは可能です。入れ歯からインプラントにすることによって、見た目は自分の歯のように自然で美しく、よく噛めるようになるのはもちろん、取り外しして管理する手間がかからないなど、多くのメリットがあります。一方で、手術が必要になったり治療費が高額になったりするデメリットも存在します。また、入れ歯からインプラントに変える場合は、骨が痩せてしまっている可能性もあるので注意が必要です。骨が少ない状態だと、骨造成という追加処置が必要になり、あまりに骨がない場合はインプラント治療自体が難しくなります。

「入れ歯からインプラントに変えたい」という気持ちがあるのであれば、早めに歯科医師に相談し、現在の骨の状態などを確認してもらいましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

歯科医で治療している

インプラント手術の流れ!痛みや手術後の注意点についても解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯科医で治療している

インプラント手術について、手術というイメージから恐怖心や不安を抱いてしまう人が多いです。インプラント手術はどのような流れで何を行うのかを理解すれば、不安を解消できます。

この記事では、インプラント手術の種類から治療の流れ、術後の注意点、痛みの有無までを詳しく説明しています。

インプラント手術の種類

医者が手術をしている

インプラントは、歯を失った際の治療法の1つです。顎の骨の中にインプラント体を埋める手術を行うので、ブリッジや入れ歯に比べて大がかりな治療のイメージがあり、不安に思ってしまう人も少なくありません。

しかし、インプラントはメリットも多い治療で、残っている歯にとっては一番優しい治療でもあります。

インプラント治療は以下の5つのメリットがあります。

  • 他の歯を削る必要がない
  • 自分の歯と同じようにしっかり噛めるようになる
  • 見た目も自分の歯と同じように自然で美しい
  • インプラントは虫歯にはならない
  • しっかり噛めるようになるので健康面が向上する

残っている歯に負担をかけないので、お口全体のことを考えるととても優れた治療法です。

インプラント手術には一回法と二回法の術式があるので、それぞれを詳しくご説明します。

手術が一度で済む一回法

インプラント手術の一回法とは、手術が1回だけで済む方法です。局所麻酔した後に歯茎を切開し、骨が見えるようにします。骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

一回法の場合は、歯茎を縫合する時にインプラント体の上部が少し歯茎から出る状態にしておくのです。骨とインプラントがしっかりくっつく期間を待ってから、被せ物の土台となる「アバットメント」を装着する術式となります。インプラントの埋入と同時にアバットメントをつける場合もあります。

一回法は、十分な骨量がある場合に適応可能です。

手術を二度行う二回法

インプラント手術の二回法とは、日にちを分けて手術を2回行う方法です。一回法と同じく、局所麻酔後に歯茎を切開し、骨が見えるようにします。骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

二回法は、一回法とは異なり、1回目の手術で埋入したインプラント体を完全に歯茎で覆って縫合してしまうのです。インプラントを歯茎の中に埋めてしまうことで、外部からの細菌感染のリスクも少なくなります。骨とインプラントがしっかりくっつく期間を待ってから、2回目の手術の時に歯茎を切開してインプラント体を露出させ、アバットメントを装着します。2回目の手術は1回目の時よりも短時間で終わるので、手術回数は増えますが、それほど大変ではありません。

二回法は、骨量が足りず骨移植などの処置が必要な症例にも適応可能です。

それぞれの違い

一回法と二回法の違いについて詳しくまとめてみました。

〈一回法と二回法の違い〉

一回法 二回法
手術の回数 1回 2回
適応症例 骨が十分にある場合のみ 骨量が足りず骨移植などの追加処置を行う場合にも適応 / 骨が十分にある場合も可能
治療期間 比較的短い 2回目の術後の治癒期間分、長くなる
費用 比較的抑えられる 一回法に比べると費用が高くなるケースが多い
細菌感染のリスク 骨とインプラントがくっつくのを待つ間に細菌感染を起こす可能性がある 1回目の手術でインプラントを歯茎で完全に覆ってしまうため、細菌感染のリスクは少ない
患者様への負担 二回法に比べて手術・通院回数が少ないため、負担も少ない 手術・通院回数が増えるので負担が大きくなる

 

インプラント手術は痛いの?

歯科医で治療の説明を受けている

インプラント手術を受ける際に多くの方が気にされているのが「どれくらいの痛みがあるのか?」ということだと思います。歯茎を切開して骨に穴をあけるので「相当な痛みがあるのでは?」と心配される方も多いです。

しかし、実際は「それほど痛みを感じなかった」という方が大半です。局所麻酔をしてからインプラント手術を行うので、手術時に痛みを感じることはほぼありません。手術後の麻酔が切れた後は多少の痛みが出ますが、処方される痛み止めで対応できるケースがほとんどです。ただ、インプラント手術をするのに十分な骨の量がなく、骨移植や骨造成などの追加処置を行う場合は、通常より痛みが強く出たり腫れたりする可能性もあります。

「インプラント手術を受けたいけどどうしても怖い」「緊張してパニックになりそう」という方は、半分眠っている状態でリラックスしたままインプラント手術を受けられる「静脈内鎮静法」や全身麻酔に対応している歯科医院もあります。過度な緊張や不安はパニックを引き起こしたり、血圧が急上昇したりするリスクもあるので、事前に歯科医師に相談してみましょう。

インプラント手術の流れ

レントゲン写真を見て話しあっている

インプラント手術の流れは、以下のとおりです。

①カウンセリング

患者様がどのような治療を望まれているかお話をうかがいます。

インプラント治療を希望される場合、費用や治療期間などを詳しくご説明します。

②精密検査、診断

患者様にインプラント手術の同意を得たら、レントゲン撮影や歯科用CT撮影などの精密検査を行います。

精密検査で骨の量やインプラントを埋める位置などを確認します。結果をもとに治療計画を立て、再度患者様に治療の流れについてご説明します。

③インプラント手術

局所麻酔をしてから歯茎を切開し、骨が見えるようにします。歯科用ドリルで骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

一回法と二回法のどちらを行うかはお口の中の状態によって異なります。

④結合期間

インプラント体を埋めた後、インプラントが骨としっかりくっつく期間を待ちます。

状態や部位によって異なりますが約3か月ほどかかります。

⑤アバットメントの装着

二回法の場合は、再度手術を行う必要があります。

局所麻酔をしてから歯茎を切開し、インプラント体を露出させ、アバットメントを装着します。2回目の手術後は切開した歯茎の傷が治るまで、1〜3週間ほどの治癒期間が発生します。

⑥被せ物の型取り・装着

インプラントの上に被せ物を装着する準備を行います。

型取りをして被せ物を作製します。適合具合や噛み合わせのチェックを行い、問題がなければ被せ物を装着します。

⑦定期的なメンテナンス

インプラント手術は、術後の管理がとても重要です。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になることはあります。歯磨きなどのケアを怠ると歯周病になり、せっかく埋めたインプラントが抜け落ちてしまうこともあるのです。インプラントを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスで状態の確認や歯のクリーニングを受けましょう。

インプラント手術後に注意すること

歯科医で治療している

インプラント手術を受けた際の注意点は、以下のとおりです。

  • 術後、1週間ほど痛みや腫れが出ることがあります。痛み止めや抗生剤、うがい薬が処方されるので歯科医師の指示通りに服用しましょう。
  • 麻酔が切れるまでは飲食は控えましょう。麻酔が効いていると感覚がないので、唇を噛んでしまったり火傷をしてしまったりする恐れがあります。そのため、飲食は感覚が戻ってからにしてください。
  • 手術後に止血確認を歯科医院でも行いますが、もし帰宅後に出血してきたら、ガーゼを噛み止血してください。10分ほどで止血できると思いますが、万が一出血が止まらない場合は、速やかに連絡しましょう。
  • しばらくはインプラント手術を受けた反対側の歯で食事をするようにしてください。また、術後1週間ほどは柔らかいものを食べるようにし、硬いものや刺激物は避けてください。
  • 飲酒は血行を良くし、出血や痛みの原因にもなるので術後1週間は厳禁です。
  • 喫煙も治癒に悪影響をもたらすので厳禁です。また、喫煙は歯周病の原因にもなります。インプラントを長持ちさせるためにも禁煙することをおすすめします。
  • 入浴や運動も血行を促し、出血や痛みの原因になってしまいます。術後1週間は安静に過ごし、入浴もシャワー程度に済ませましょう。
  • 歯磨きは歯科医師の指示が出るまで、インプラント部分は触らないようにしましょう。術後に無理なブラッシングを行うことで、歯茎が傷ついたり出血の原因になったりしてしまいます。

まとめ

笑顔の女性

インプラント手術には一回法と二回法があり、術式や治療期間などが異なります。局所麻酔をしてから行うので、手術中に痛みを感じることはほぼありません。一般的なインプラント手術の場合は、手術後の痛みも痛み止めの薬を服用することで対応できるケースがほとんどです。インプラント手術を受けた後の1週間は安静に過ごし、インプラント部分を触らないようにしましょう。治療完了後は、インプラントを長持ちさせるために定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

インプラントについて正しい知識があれば、不安に思うことはありません。心配なことがあれば歯科医師に相談し、納得してからインプラント手術を受けましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラントのメンテナンスは重要?費用や内容について詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラント

「インプラントの寿命はどれくらい?」「口腔内の炎症に悩んでいる」「高額な医療費に困っている」このような考えや悩みを抱えていませんか?1本で30万円以上の費用がかかるインプラントは、基本的に10〜15年ほどで交換が必要です。

しかし、これはメンテナンスをしっかり行っていた場合の寿命です。使い続けることで劣化が進むため、定期的に口腔チェックや歯石の除去、歯磨き指導などが必要となりますが、場合によっては費用がかかることに注意しなければなりません。

この記事では、インプラントの寿命やメンテナンスの重要性、メンテナンスの内容と費用について詳しく解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラント

インプラントはとても高額な治療ですが、埋め込んだ歯は永遠に使用できるわけではありません。

まずは、インプラントの寿命について解説していきます。

インプラントの寿命は10〜15年程度

インプラントの寿命は、メーカーや種類によってさまざまですが10〜15年程度が一般的です。

ただし、メンテナンスの頻度などによってインプラントの寿命は変わるため、10年よりも早く交換が必要になる場合もあります。歯を自分の歯茎に埋め込む治療のため、違和感も少なく自分の歯のように噛んだり話したりすることが可能ですが、医療保険が効かず自由診療であるため、高額になりがちです。1本30万円程度かかり、加えて年に2、3回のメンテナンスが必要になるため、維持費も高額になる傾向があります。

インプラントのメンテナンスの重要性

歯のピクトグラムと虫眼鏡と歯ブラシを持つ歯

メンテナンスはとても重要です。

メンテナンスには、クリーニングや病気の有無のチェックが含まれます。インプラントを長持ちさせるには、病気を予防することが一番大切です。そのため、メンテナンスで病気のチェックをすることは、インプラントの寿命を延ばすことに直結します。

ここからは、メンテナンスをしなければならない理由について、さらに詳しく掘り下げていきます。

歯周炎を予防するため

インプラントは人工の歯であるため、虫歯になることはありません。

しかし、インプラントにとって怖いのは「歯周炎」です。インプラント歯周炎は、インプラントの周りの歯茎が炎症を起こし、歯茎の腫れや出血、膿が出るなどの症状を引き起こす病気で、歯周病の前段階といわれています。歯周炎の原因は、口内の細菌です。細菌が集まると「バイオフィルム」という細菌の膜を作ります。 このバイオフィルムは、自分で歯磨きをするだけでは取れないため、とても厄介です。

歯周炎は、歯茎が腫れたり血が出たりという程度で、痛みなどの自覚症状がありません。そのため、自分では気がつかず、知らない間に歯周病にまで発展してしまうこともあります。

定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことでバイオフィルムを除去し、歯周炎が重症化する前にケアをすることで、インプラントを長持ちさせることにつながります。

残っている自分の歯の健康を守るため

歯周炎になってしまうと、インプラントだけではなく、残っている自分の歯(残存歯)にも影響が出ます。歯周炎は放っておくと段々と口内の歯茎全体に広がっていくからです。

メンテナンスでは、インプラントと残存歯、歯茎の状態をトータルでチェックし、クリーニングや歯石の除去を行います。そのため、メンテナンスによって残存歯を健康的に維持することも可能になります。

歯周炎は、口内のどこにでも発症する可能性があります。歯周炎を放置すると、インプラントだけでなく自分の歯も抜けてしまう可能性があるため、メンテナンスは必ず受けることをおすすめします。

保証を受けられるようになる

インプラント治療には、一般的に保証期間が設けられています。埋め込んだ後に、故意による破損以外の不具合があった場合は無料で対応してもらうことが可能で、インプラントの種類やメーカーにもよりますが、保証期間はだいたい5~10年となっています。

しかし、この保証を受けるためには「メンテナンスをきちんと受けていること」が含まれる場合が多いです。あくまでも保証の対象は「故意による破損以外の不具合」であるため、メンテナンスを受けていない場合は、保証は受けられません。

インプラントは自由診療のため、保証が受けられないと交換も高額になります。不具合があった時のためにも、メンテナンスはしっかり受けておきましょう。

インプラントのメンテナンスの流れと通院頻度

インプラント

次に、インプラントのメンテナンス内容と頻度について詳しく解説をしていきます。

インプラントのメンテナンスの流れ

インプラントのメンテナンスは歯科医院によって異なりますが、次のようなことを実施します。

  • 噛み合わせ検査
  • 口内の健康状態チェック(歯周炎の有無、歯周ポケットのチェック)
  • レントゲン
  • クリーニング
  • ブラッシング指導

メンテナンスでは、主に口内の状態のチェックとクリーニング、ブラッシング指導に分かれます。

口内チェックでは、歯周炎の有無や歯周ポケットの深さをチェックします。ここで、一緒に噛み合わせの検査も行います。噛み合わせが悪いと、しっかり食べたり話したりすることができません。インプラントのメリットが最大限発揮できるよう、噛み合わせの調整も大切な工程です。もし、口内に歯周炎や虫歯などの異常があれば、そちらの治療を行いますが、異常がなければクリーニングを行います。クリーニングでは、セルフケアでは取りきれない歯石やバイオフィルムの除去がメインです。

最後に、歯磨きなどのセルフケアの指導を受けます。

定期的なメンテナンスを受けるといっても、一番大切なのは毎日のセルフケアです。うまく磨けていないところの磨き方や、使うグッズなどについて教えてもらうことができるため、インプラントを長持ちさせるためにもしっかり聞いておきましょう。

インプラントのメンテナンスの頻度は年に2〜3回

インプラントのメンテナンスは、だいたい年に2〜3回通います。インプラントを埋め込んで初期の頃だけ通えばいいというわけではなく、インプラントが入っている状態であれば、通い続けなければいけません。

インプラントの種類や歯科医院によっても頻度は変わるため、しっかりと確認をしておきましょう。

インプラントのメンテナンスにかかる費用

歯とコイン

年に2〜3回の通院で、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。自費診療で通院頻度も多いため、気になるところですよね。

インプラントのメンテナンス費用の相場は3,000~10,000円

歯科医院によってさまざまですが、インプラントのメンテナンス費用はだいたい3,000〜10,000円です。

インプラントは自費診療であり、医療保険は適応されません。そのため、インプラントのメンテナンスも通常全額自己負担となり、高額になる傾向があります。

医療費控除となるメンテナンスの費用

インプラントのメンテナンス費用は、場合によっては医療費控除という制度が適応になります。医療費控除とは、かかった医療費を一部返してもらうことができる制度です。

ただし、インプラントにかかった治療費すべてが控除の対象になるわけではありません。1年間でかかった医療費の合計が10万円を超えた場合は、超えた分が控除の対象になります。

インプラント治療にかかる費用の中で、控除に当てはまるのは次のような場合です。

  • 金などの一般的な歯科治療で使われる材料を使用したインプラントの治療費
  • 病気やけが、生まれつきなどで欠損した歯を補うための治療費
  • デンタルローンやクレジットカードを利用して支払った医療費
  • 歯科医院などの病院への通院する際にかかった公共交通機関の運賃

インプラント治療を受けたときは、医療費控除の対象となるかを歯科医院に確認しておきましょう。

(参照元:国税庁 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

インプラントの寿命を伸ばすためにできること

インプラント

インプラントの寿命を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスはもちろんですが、毎日のセルフケアも大切です。

ここからは、インプラントを長持ちさせるために自分でできる対策について解説していきます。

歯磨きを丁寧に行う

一番大切なのは、歯磨きです。インプラントで虫歯の心配がなくても、歯周炎予防のためにはしっかり歯磨きをする必要があります。

しかし、力を入れてゴシゴシしすぎるとインプラントの表面が傷ついてしまう場合があるため、優しく表面を撫でるようにしましょう。歯茎も優しく磨くことで歯周ポケットまでケアすることができます。歯周ポケットに細菌がたまると歯周炎の原因になるため、歯と歯茎の間も意識して磨くことをおすすめします。

フロスを使う

歯と歯の間に糸のようなものを通して、汚れを絡めとるフロスも有効です。

セルフケアでは、インプラントや残存歯を傷つけることなく、汚れをしっかり除去することが大切なので、フロスを使う場合も優しく行ってください。

デンタルリンスを使う

デンタルリンスは、薬剤を口に含んでゆすぐことで口内の殺菌から消毒までできる優れものです。口臭予防に使われることが多いですが、インプラントにも有効です。出先などでも気軽に使えるので、ぜひ試してみてください。

しかし、インプラントを埋め込んですぐはデンタルリンスは使用できません。デンタルリンスを使用したいときは、歯科医師に確認をしておきましょう。

まとめ

インプラント

今回は、インプラントのメンテナンスについての解説をしました。

自分の歯のように噛んだり話したりできることがインプラントの最大のメリットですが、10〜15年で交換が必要で、年2〜3回のメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスやセルフケアをしっかり行うことで、インプラントのメリットを最大限に生かしつつ長持ちさせることが可能です。入れ歯と違い、インプラントは、今までと変わらない生活を実現することができるでしょう。しっかりメンテナンスをして、大事にしていきましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

 

歯医者で検診中の女性

【比較】インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いとは?メリット・デメリットも詳しく解説!

 

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯医者で検診中の女性

むし歯や歯周病などが原因で歯を失ったときに、見た目や噛み合わせの悪化を防ぐため早期に治療することが大切です。歯が欠損した部分を補填するには、インプラント・ブリッジ・入れ歯といった方法があります。

それぞれの治療方法の特徴や、メリット・デメリットを理解して最適な方法を選択しましょう。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い

歯医者の治療方法

インプラント・ブリッジ・入れ歯は、審美性や機能面はもちろん、治療するうえで重要な費用面などでも、さまざまな違いがあります。

それぞれの治療方法の比較は、以下のとおりです。

<インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較表>

インプラント ブリッジ 入れ歯
審美性 最も審美性に優れている 比較的審美性に優れている 審美性はやや劣る
咬合力 天然歯と同様に噛める ほぼ天然歯と同様に噛めるが、支えになる歯の状態によっては不具合を感じることもある 天然歯と比較すると咬合力は低下する
耐久性(平均寿命) 10~15年ほど 7~8年ほど 4~5年ほど
装着時の違和感 違和感はない ほぼ違和感はない 違和感や異物感をもちやすい
外科的処置 外科的手術が必要になる 必要ない 必要ない
歯を削る処置 必要ない 歯を削る処置が必要になる バネをかける場合は歯を削ることがある
治療期間 3か月~1年ほど 1~3か月ほど 2~3か月ほど
他の歯への影響 ない 支えになる歯に負担がかかる 部分入れ歯の場合、バネをかける歯に負担がかかる
顎骨への影響 ない 歯がない部分の顎骨が吸収し痩せることがある 歯がない部分の顎骨が吸収し痩せることがある
保険適用 保険適用外(自費診療) 保険適用
審美的・機能的に優れたものを選択した場合は保険適応外になる
保険適用
審美的・機能的に優れたものを選択した場合は保険適応外になる

 

インプラント・ブリッジ・入れ歯それぞれのメリット・デメリット

メリットとデメリット

インプラント・ブリッジ・入れ歯、それぞれの治療方法にはメリット・デメリットが存在します。失った歯を補うにはどの治療が最適なのかを歯科医師と相談しながら決めましょう。

インプラントのメリット・デメリット

インプラント治療とは、歯が欠損した部分の顎骨に人工歯根を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付ける治療です。

インプラントのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<インプラントのメリット・デメリット>

メリット ・天然歯と同様の機能性や審美性が実現する
・周囲の歯や顎骨に負担がかからない
・骨や歯茎が痩せにくい
デメリット ・治療費が高額である
・治療期間が長い
・条件によっては治療適応外になることがある

インプラントの大きなメリットは、天然歯と同様の噛み心地や見た目が実現するところです。人体に親和性の高い素材でできた人工歯根を埋め込むため、顎骨にしっかりと固定されます。しっかりと物を噛めるだけではなく、噛む力が骨に伝わるため骨や歯茎が痩せにくくなるといったメリットもあります。

デメリットは、基本的に保険が適用されず、自費診療となるところです。1本30〜40万円と費用は高額になりますが、医療費控除の対象となるため忘れずに申請しましょう。

インプラント治療は外科的手術を伴うため、年齢や健康状態によっては受けられない可能性もあるので、注意が必要です。

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジとは、欠損した部分の両隣にある歯を削り土台を作り、橋渡しをするように人工歯と一体型の被せ物を装着する方法です。

ブリッジのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<ブリッジのメリット・デメリット>

メリット ・保険適用のブリッジであれば費用を抑えられる
・治療期間が短い
・固定式である
デメリット ・歯を削る必要がある
・土台となる歯に負担がかかる
・むし歯や歯周病のリスクがある

ブリッジは、使用する材料にセラミックなどを選択すると保険適用外にはなりますが、審美性・機能性の優れた治療を行なえます。「前歯は保険適用外のブリッジ、目につきにくい奥歯は安価な保険適用のブリッジ」というように選択できるのも特徴のひとつです。

土台の歯がむし歯になっていて根の治療が必要になると、治療期間は長くなる傾向があります。また、ブリッジは被せ物をするために歯を削らなければなりません。健康な歯を削るのは歯の寿命を短くすることにも繋がるため、大きなデメリットと言えるでしょう。

ブリッジの人工歯部分には食べかすやプラークがたまりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。欠損歯が多かったり土台にできる歯がない場合は、ブリッジの治療適応外なので注意しましょう。

入れ歯のメリット・デメリット

入れ歯には、歯を失った場所に応じて、総入れ歯と部分入れ歯の2種類があります。部分入れ歯は、入れ歯を支えるために残っている歯に固定するバネがついている構造です。

入れ歯のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<入れ歯のメリット・デメリット>

メリット ・保険適用の入れ歯であれば費用を抑えられる
・治療期間が比較的短い
・修理ができる
デメリット ・違和感や異物感を持ちやすい
・咬合力が弱い
・バネをかける歯に負担がかかる
・入れ歯の管理が必要である

入れ歯のメリットは、多数の歯を失ったとしてもインプラントやブリッジと比較して費用を抑えて歯を補えることです。壊れても簡単に修理ができるのは入れ歯の大きな特徴と言えるでしょう。

デメリットは、面積が大きくなるほど違和感や異物感をもちやすいことです。保険適用外にはなりますが、金属製の薄い入れ歯やバネがない入れ歯を製作するのは可能なので、歯科医院で相談することをおすすめします。また、寝る前は入れ歯を外し、汚れを落として清潔に保つ必要があります。部分入れ歯の方は、入れ歯の管理はもちろん、残った歯を歯磨きしてむし歯や歯周病から防がなければなりません。

インプラント治療が向いている人

歯科検診

インプラント治療は、審美性や機能性に優れていてメリットの多い治療方法です。

しかし、健康状態や生活習慣などによってはインプラント治療適応外、または予後が悪くなってしまいます。インプラント治療が向いているかを自分で確認してみましょう。

インプラント治療に向いている人

インプラント治療に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 審美性や機能性を重視している人
  • 入れ歯が不向きだと感じる人
  • ブリッジ治療ができない人

それぞれ解説していきます。

審美性を重視している人

審美性を求める方にはインプラント治療が適しています。インプラント治療であれば、天然歯と同様の歯の透明度や色調を再現できます。ブリッジ・入れ歯のように金属やバネが目立つことはありません。

入れ歯が不向きだと感じる人

入れ歯を装着したことがあり嘔吐反応や違和感がある方には、インプラントが向いています。インプラントは顎骨に埋め込んで固定するため、ずれることなく天然歯同様に噛めるのが特徴です。外す必要がないため、入れ歯の着脱に抵抗がある人にも安心です。

入れ歯を装着して、話しにくい・発音に影響が出たと感じる方もいるでしょう。インプラントは、発音に影響することがなく、人前で話すような職業の人に向いています。

ブリッジ治療ができない人

ブリッジの土台にする歯がない・土台にする歯の強度がないといった場合は、ブリッジ治療ができず、インプラント治療を選択することがあります。

インプラント治療では、ほかの歯を削って土台として負担をかけることはありません。ブリッジ治療はできませんが、入れ歯には抵抗がある人にはインプラント治療は最適といえます。

インプラント治療に向いていない人

インプラント治療に向いていない人の特徴は、以下のとおりです。

  • 骨粗鬆症である人
  • 糖尿病などの全身疾患がある人
  • 若年者・高齢者・妊娠中の人
  • 口腔内を清潔に保てない人
  • 喫煙習慣がある人

それぞれ解説していきます。

骨粗鬆症である人

骨粗鬆症は、骨の密度や質が低下し、骨がもろくなる病気です。インプラント治療では、顎骨にチタンなどでできた人工歯根を埋め込む治療が必要です。骨粗鬆症によりもろくなった顎骨に埋め込むと、人工歯根が密着しなかったり抜けてしまったりと不具合が起こる可能性があります。また、骨粗鬆症の治療薬によっては、外科手術の際に細菌感染や顎骨壊死の可能性があることも考慮しなければなりません。

糖尿病などの全身疾患がある人

以下のような全身疾患がある場合は、医師と相談しインプラント治療に関して慎重に対応しなければなりません。

  • 高血圧
  • 心疾患
  • 脳血管障害
  • 糖尿病
  • 免疫不全
  • 放射線治療を受けている

感染や出血などのリスクから、インプラント治療が禁忌となる場合があります。疾患の症状によっては、薬剤をコントロールすることでインプラント治療が可能になる場合があるため、医師・歯科医師とよく相談しましょう。

若年者・高齢者・妊娠中の人

年齢が若く成長期の過程にある場合は、顎骨が完成するまではインプラント治療はできません。全身疾患を患っている可能性が高く外科的手術が難しい高齢者も、インプラント以外の治療を選択する可能性が高いです。妊娠中のインプラント治療は、母子双方の安全を考慮し、出産後に行ないましょう。

口腔内を清潔に保てない人

口腔内が不潔な状態が続くと、インプラント周囲炎を引き起こすことがあります。インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が細菌感染を起こし、腫れたり出血したりする症状です。

歯磨きなどのセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが難しい方は、インプラント治療に不向きといえます。

喫煙習慣がある人

喫煙は、歯茎の毛細血管を収縮させ、血流が悪くなります。インプラント周囲炎やインプラントと骨が密着しにくくなるリスクが高まるため、禁煙を指示されることが多いです。

まとめ

歯医者

納得して自分に合った治療を受けるには、それぞれの治療の特徴を理解することが大切です。健康状態や生活習慣によって受けたい治療が受けられない場合もあるため、歯科医師とよく相談してください。

どの方法を選ぶべきかお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!