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インプラントとセラミックの違いとは?特徴や費用、治療期間で比較

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

左右の腕を曲げて横に広げている笑顔の女性

インプラントとセラミックの違いは「歯根を残すか残さないか」です。インプラントは歯根を人工物で作り、その上に義歯を取り付けます。セラミックは歯根が残った状態で、歯を部分的に補う治療法です。

今回は、インプラントとセラミックの特徴や費用などを比較して解説します。

インプラントとは

頬っぺたを横に引っ張ってインプラントを見せている女性

インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に義歯を装着する治療法です。入れ歯やブリッジと同様に、歯を失ったときに行われます。

特徴

インプラントは独立しているので、固定の際にほかの歯は利用しません。また、入れ歯やブリッジと違い、歯根があるのでしっかりとした噛み心地を実現することができます。

構造

インプラントは、以下の3つから成り立っています。

  • インプラント体(人工歯根)
  • アバットメント(結合部)
  • 義歯(歯冠)

インプラント体と呼ばれる金属の土台を歯茎の中に埋め込みます。インプラント体の上にアバットメントという金属の部品を取り付け、その上に義歯を装着します。

メリット

インプラント治療は、見た目がいいだけでなく、全体が人工歯なので虫歯になることがありません。

ほかにもさまざまなメリットがあります。

見た目が自然

義歯の部分はセラミックやジルコニアを使用するため、天然の歯と区別がつかないほど自然な見た目になります。人工歯だと気づかれにくいのが特徴です。

虫歯にならない

インプラントは、人工歯なので虫歯になりません。

ただし、インプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」になるリスクがあります。インプラント周囲炎は予後が悪く、抜歯が必要になる可能性もあるので注意が必要です。

寿命が長い

インプラントは、平均寿命が約10〜15年と、ほかの人工歯の治療に比べて長持ちします。丁寧なセルフケアと定期的なメンテナンスを続ければ、半永久的に使用できます。

噛み心地がいい

インプラント体が歯茎の中でしっかりと固定されているため、噛み心地が損なわれにくいです。

一方、入れ歯は、インプラントより安定性が劣るので、噛む力が弱くなってしまい、食感がわかりづらくなるデメリットがあります。

健康な歯を傷つけない

歯を失ったときの治療法としては、インプラントのほかに、ブリッジがあります。ブリッジは固定のために、失った歯の両隣の歯を削る必要があります。

一方、インプラントは埋め込む際にほかの歯を傷つけることはありません。

ケアが簡単

入れ歯は取り外しが可能なので、毎晩洗浄する必要があります。

しかし、インプラントの場合は装着したままなので、いつもどおりの歯磨きだけでケアが完了します。洗浄液の費用がかからず、ケアの手間も省けるのがインプラントのメリットです。

デメリット

インプラントは、審美性が高く長持ちしますが、デメリットもいくつかあります。

インプラント治療のデメリットは、主に以下の3つがあげられます。

費用が高い

インプラントの一番のデメリットは、費用が高額であることです。インプラント治療は保険適用にならないため、全額自己負担で費用が高くなります。

ただし、インプラント治療は「医療費控除」の対象です。医療費控除とは、1年間に医療費が100,000円以上かかった場合に、治療費の一部が返還される制度です。申告することで治療費が抑えられるので、積極的に利用しましょう。

手術の侵襲が大きい

入れ歯やブリッジに比べて、インプラントを埋め込むときに歯茎を切開しなければならず、手術による侵襲が大きいのが特徴です。

手術による負担が大きいので、糖尿病や腎臓病などの感染しやすい病気をもっている方は、治療が受けられない場合があります。

定期的なメンテナンスが必要

ほかの治療でも定期的なメンテナンスは必要ですが、インプラントを埋め込んだ場合は特に重要です。

インプラント治療では、インプラントの周囲に炎症が起きる「インプラント周囲炎」のリスクがあります。インプラント周囲炎を発症すると予後が悪く、抜歯が必要になる場合もあるでしょう。

インプラント治療には保証が用意されていることが多いです。

ただし、保証の適用条件に「決められた期間内での通院」を設けている場合がほとんどなので、治療後も定期的な通院が必要です。

素材

インプラント体は、生体親和性の高い「チタン」を用いています。チタンはアレルギーを起こしにくい金属ですが、完全にアレルギーを発症しないわけではありません。もちろん、金属アレルギーの方は治療が受けられず、アレルギーがない方でも埋め込み後に発症する場合があります。

インプラント体とアバットメントもセラミック素材を使用している歯科医院もあるので、検討してみてもいいでしょう。

義歯の部分は、セラミックやジルコニアなどの素材を用います。天然の歯とほぼ同様の色やツヤをもつので、見た目が自然です。色は個人に合わせて調節ができるのもメリットです。特徴に合わせて選択しましょう。

寿命

厚生労働省によると、インプラントの平均寿命は約10〜15年という結果が出ています。

入れ歯は約4〜5年、ブリッジは約7〜8年です。インプラントの寿命は、ほかの人工歯に比べて2〜3倍長いことがわかります。

インプラントは日頃のケアと定期的なメンテナンスを怠らなければ、さらに寿命を伸ばすことができるでしょう。

参照:厚生労働省「歯科インプラント治療のための Q&A」

セラミックとは

さまざまな種類や形の歯の被せ物

セラミックとは、主に虫歯治療で使用され、詰め物と被せ物の2種類があります。虫歯や外傷などで歯を部分的に失った場合に、欠けたところを補う目的で行われます。

特徴

虫歯治療には、セラミック以外に、保険適用内で使用する歯科用プラスチック「レジン」という素材があります。

セラミックは、レジンに比べて透明感があり、歯の色を調節しやすいので、より自然な見た目を追求できます。また、耐久性に優れているため、劣化や変色しにくいのがセラミックの特徴です。

種類

セラミック治療には、詰め物と被せ物の2種類があります。

詰め物の治療を「セラミックインレー」、被せ物の治療を「セラミッククラウン」といいます。セラミッククラウンはさらに、使用する素材や治療法から3種類に分けられます。

<セラミッククラウンの種類>

種類 特徴
ラミネートべニア ラミネートべニアは、歯の表面を0.5mmほど削り、薄いセラミックを貼り付ける治療法です。
神経が死んだ歯やテトラサイクリン系の抗生物質により変色した歯は、ホワイトニング剤が効きません。
ラミネートべニアは、ホワイトニングを目的とする場合や歯と歯のわずかなすき間を埋める場合に用いられます。
健康な歯を削るため、ケアを怠ると虫歯や知覚過敏になるリスクがあります。
メタルボンド メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。
金属のためオールセラミックより衝撃に強く、噛みしめによる負担の大きい奥歯に多く用いられます。オールセラミックより費用が抑えられますが、歯茎が痩せてしまうと金属部分が見える可能性があります。
金属とセラミックの両方のメリットを活かした治療法です。
オールセラミック オールセラミックは、金属を使用していないので金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。
審美性が高く、レジンに比べて変色しにくいので、歯の色が長持ちします。

メリット

セラミックは、金属を使用しないことから、アレルギーや歯茎が黒ずむリスクがありません。

以下に、セラミックのメリットについてご紹介します。

白さが長持ちする

保険適用で使用するレジンは変色しやすいため、着色作用の強い食べ物や飲み物を摂取すると黄ばみやすいです。

一方、セラミックは変色しにくいため、白さが長持ちします。

金属アレルギーの心配がない

メタルボンドを除く金属を使用しないセラミック治療なら、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。

また、金属は徐々に溶けていくため、金属イオンが体内に吸収されると金属アレルギーを発症する場合があります。金属アレルギーがない方でも、銀歯などの治療によりアレルギーを発症する可能性があるのです。

歯茎が黒ずまない

銀歯など金属素材は、溶けだして歯茎が黒ずむ場合があります。セラミック治療なら、金属が溶けだす心配がないので、歯茎が黒ずむこともありません。

デメリット

インプラント同様、セラミックも自費診療なので、費用が高額です。

以下に、セラミックのデメリットについてご紹介します。

費用が高い

セラミック治療は自費診療なので、費用が高額です。

ただし、インプラント治療と同様に医療費控除の対象になるので、申告すれば一部返金される場合があります。

割れることがある

セラミックは、劣化や変色しにくい素材ですが、衝撃には弱いです。硬いものを食べるなど、強い衝撃が加わった場合に欠ける可能性があります。

二次虫歯のリスクがある

セラミックはレジンに比べて変形するリスクが低いので、すき間などができにくく虫歯になる可能性が低いです。

しかし、絶対に虫歯にならないわけではなく、ほかの歯と同じで、歯磨きを怠れば細菌が繁殖し、再び虫歯になる場合があります(二次虫歯)。セラミックを詰めた、または被せたからといって虫歯にならないわけではありません。

寿命

セラミックの寿命は、一般的に10〜20年ほどといわれています。

しかし、ケアを怠れば劣化するスピードも早まってしまうので、注意が必要です。

インプラントとセラミックの費用・治療期間を比較

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

インプラントとセラミックの費用・治療期間は、以下のとおりです。

<インプラントとセラミックの費用・治療期間>

種類 費用 治療期間
インプラント 300,000~600,000円 4か月~1年
セラミック セラミックインレー:約40,000~80,000円
ラミネートべニア:約100,000円
メタルボンド:約70,000〜150,000円
セラミッククラウン:約300,000~400,000円
2~3週間

インプラント治療は、インプラント体の埋め込みや義歯の装着自体は1〜2日で完了しますが、インプラント体を埋め込んだあとに顎の骨との結合を待つ必要があるので、治療期間が長いです。結合には3〜6か月ほどかかります。

ただし、個人差があるので、結合が遅い場合は全体の治療期間が1年ほどになる方もいるでしょう。

セラミック治療は、詰め物や被せ物の製作に1〜2週間ほどかかります。製作前の型取りが必要なので、通院回数は2回、治療期間は2〜3週間ほどです。

インプラントとセラミックの選び方

指を1本立てながら笑っている女性

インプラントは歯根からすべて人工歯にする方法で、セラミックは歯の一部分を補う治療法です。

治療内容が大きく違うので、どちらを選べばいいか悩む方は、以下の項目を基準にして考えてください。

歯根があるか

歯根がない場合は、セラミック治療は受けられません。セラミックインレーは歯の欠けた部分に詰め、セラミッククラウンは歯の上に被せる治療法です。

歯根部まで歯を失っているなら、抜歯をしてインプラント治療を行います。歯根部が残っている状態でも抜歯が必要な症例は、インプラントが適用されます。

前歯を治療するか

前歯を治療する場合は、インプラントとセラミックを合わせた治療も行えます。

義歯の部分をセラミッククラウンで被せることにより、より自然な歯にできます。セラミックは、色味や形を調整しやすい特徴があるからです。

金属アレルギーがあるか

金属アレルギーがある場合は、セラミック治療が適用されます。インプラント治療は、歯茎に埋め込む土台部分や結合部に金属を使用するので、金属アレルギーがある方は治療を受けられません。

インプラントの金属部分をすべてセラミック素材にする「ジルコニアインプラント」もありますが、実施している歯科医院はそれほど多くありません。検討する場合は、しっかりと情報を集めましょう。

まとめ

歯科で口を大きく開けて治療を受けている女性

インプラントとセラミックは自費診療の治療法であり、どちらの目的も歯を再生することなので、混同する方も多いでしょう。治療選択の大きなポイントは「歯根を残すか残さないか」です。口内の状態によっては最適な治療法が異なる場合もあるので、医師に相談しながら決めていきましょう。

インプラントやセラミック治療でお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラントは抜けることがある?原因と対処法、注意点について解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラントの模型を手に持った歯科医師

しっかり治療したはずのインプラントが抜けることはないのかと不安に思う方も多いでしょう。

今回はインプラントが抜けることはあるのか、原因・対処法・注意点などに関して解説します。

インプラントは抜けることがあるのか

椅子に座ってパソコンを手に持った女性が考え事をしている

インプラントは審美性がよく、咬合力が優れていることに加えて、長期間使えるのが魅力です。治療完了後から10年経過しても使用できている方の割合は9割といわれています。

ただし、セルフケアやメンテナンスがなされていることが前提です。これらを怠れば数年で抜けてしまうこともあり、最悪の場合はインプラント治療が不可能になることもあります。

トラブルがあったときに落ち着いて対処できるようインプラントの構造を理解し、どの部分が抜けたのかを確認しましょう。基本的にインプラントは以下の3つの構造でできています。

<インプラントの構造>

上部構造 セラミックなどでできた、差し歯や入れ歯でいう人工歯部分を指す
アバットメント 上部構造とインプラント体を連結するパーツである
インプラント体 顎骨に埋め込まれる人工歯根を指し、チタンなどでできている

インプラントが抜ける原因と対処法

木目のテーブルの上に歯ブラシやフロスが置かれている

インプラントが抜ける原因はさまざまですが、どれも対処法としては事前に予防することや定期的なメンテナンスを行うことです。それでも起きてしまったトラブルに関しては、すぐに歯科医院に相談しましょう。

インプラントが抜ける原因は、以下のとおりです。

  • 不適切なセルフケア
  • メンテナンスを怠った
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 噛み合わせの不具合
  • 喫煙
  • インプラントの劣化
  • 歯科医院側の問題

それぞれを解説していきます。

不適切なセルフケア

治療が完了したあとはさまざまなトラブルを回避するため、自分でインプラントをしっかりケアすることが非常に重要です。ケアを怠ってしまったり、正しいケアが行えていないと、インプラントが抜ける原因であるインプラント周囲炎を発症します。

インプラント周囲炎とはインプラントの周囲にある歯茎や骨が細菌感染を起こし、さまざまな症状を引き起こす疾患です。

インプラント周囲炎の症状には、以下のようなものがあります。

  • 歯茎が腫れて赤くなる
  • 出血する
  • 排膿する
  • 痛みがある
  • 歯茎が痩せる
  • インプラントがぐらつく

インプラント周囲炎の原因は口腔内細菌です。また、歯周病の原因菌がインプラント周囲炎を助長させることがわかっています。これらの細菌は、歯磨きが不十分なことで歯に付着するプラークに含まれていることから、正しい歯磨きを行い、細菌の増殖を防ぎ、感染を予防する必要があります。

インプラントが抜ける原因となるインプラント周囲炎を防ぐため、以下のことに注意してセルフケアを行いましょう。

  • 力が入らないようペンを持つように歯ブラシを持つ
  • 細かく動かして磨く
  • デンタルフロス・歯間ブラシ・タフトブラシを併用する
  • 食後に歯を磨く

上記のセルフケアは、インプラント周囲炎だけではなく、歯周病予防にもつながります。

メンテナンスを怠った

インプラントと治療が完了したあとは、定期的にメンテナンスが必要です。

メンテナンスでは主に行われることは以下のとおりです。

  • インプラントや歯茎などの確認・検査
  • ブラッシング指導
  • 歯石の除去
  • クリーニング

歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、インプラントが抜けるといったトラブルにつながりやすくなります。インプラントを長持ちさせるためには、トラブルを未然に防ぎ、口腔内を清潔に保つことが大切です。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに過度な力をかけ、大きなダメージを与えます。

天然歯の歯根には歯根膜と呼ばれる薄い膜があり、噛んだ圧力を吸収・分散させる役割を果たしています。インプラントには歯根膜がなく、歯ぎしりや食いしばりによる強い圧力がダイレクトに歯茎や骨を刺激します。その結果、インプラント周囲炎を引き起こし、インプラントが抜ける原因にもつながります。

本来であれば、インプラント治療を始める前に歯ぎしりや食いしばりを緩和する治療を行うのが理想的です。

ただし、インプラント治療後に発症した場合は、マウスピースをするなどして対処します。

噛み合わせの不具合

インプラントの噛み合わせが悪いと、過度な負担がかかった状態が続きます。結果的に、インプラントの動揺や歯茎の炎症を引き起こすため、噛み合わせに違和感がある場合は歯科医師に伝えて調整してもらいましょう。

また、治療直後は咬み合わせに問題がなくても、生活していくうちに変化が現れることも珍しくありません。噛み合わせを確認するためにも、定期的なメンテナンスを受けましょう。

喫煙

喫煙者のインプラント脱落率は、非喫煙者と比較しておよそ2倍と言われています。喫煙がインプラント周囲炎を引き起こす原因となるためです。

タバコに含まれるニコチンは免疫力を低下させます。また、口腔内を乾燥させ、唾液の持つ抗菌作用・殺菌作用・自浄作用を弱めます。これらのことが細菌感染のリスクを高め、インプラントが抜ける原因ともなるインプラント周囲炎を引き起こすのです。

ニコチンは血管を収縮させ、血流を悪くする作用があります。それによって埋め込んだインプラントと顎骨との結合を阻害し、トラブルを引き起こすリスクを高めます。

喫煙は歯周病を悪化させる原因にもなるため、インプラントだけではなく、ほかの歯にも悪影響を与えます。インプラント治療を始める前に禁煙するのが望ましいでしょう。

インプラントの劣化

接着したセメントの劣化で上部構造が外れることがあります。またスクリュー式のアバットメントの場合は、ネジのゆるみや締め付け不足で抜けることも考えられます。

上部構造やアバットメントに問題がなければ、装着のし直しやネジの締め直しで対処できる可能性が高いです。

歯科医院側の問題

インプラントが抜けるなどのトラブルは、不適切な手術によっても起こります。手術前の検査・診断ミスで、顎骨が少なかったりインプラント周囲炎の要因があったりする患者に手術をすると、骨とインプラントの結合が悪くなり、トラブルが起こるリスクは高まります。

また、質の悪いインプラントを使用することによるトラブルもあちを絶ちません。対処法としては、インプラント治療の経験が豊富で実績のある歯科医師か、感染対策や事前検査をしっかり行なっている歯科医院かを確認することが大切です。

インプラントが抜けてしまった際の注意点

青い背景の前に、びっくりマークが描かれた黄色の逆三角が置かれている

万が一インプラントが抜けたときは、自己判断で対処せずに必ず歯科医院に連絡しましょう。

歯科医院での治療がスムーズに進むよう、以下のことに注意してください。

  • どこの部分が抜けたかを確認する
  • 抜けたまま放置しない
  • 抜けたインプラントを戻さない
  • 瞬間接着剤などで固定しない

それぞれを解説していきます。

どこの部分が抜けたかを確認する

前述のとおり、インプラントは3つのパーツで構成されています。

抜けた部分がどこなのかによって原因と対処法が異なります。どの部分が抜けたのか・残った部分は問題ないのか、鏡を使って見るなどして確認しましょう。

抜けたまま放置しない

歯科医院に行くのが面倒といった理由で、抜けたまま放置しないようにしましょう。

審美性や機能性が低下するだけではなく、インプラントが抜けたことでできた「すき間」から細菌が入り、炎症を起こすことがあります。再治療が不可能になる場合も考えられるため注意してください。

抜けたインプラントを戻さない

無理に戻そうとするのは避けてください。細菌感染したり、抜けたパーツを誤飲したりする恐れがあります。

瞬間接着剤などで固定しない

瞬間接着剤などを使って固定するのは避けましょう。

自分で接着すると噛み合わせに不具合が生じ、インプラントや周りの歯に負担をかける可能性があります。

抜けたインプラントの保管方法

包み込むように両手を置いている

抜けてしまったインプラントは、歯科医院を受診するまでの間、清潔な容器に入れて保管しましょう。

ティッシュなどに包んで保管する方もいますが、誤って捨ててしまったり、破損したりする恐れがあるため避けてください。パーツを紛失したり破損したりすると作り直しが必要になります。再度、治療する期間や費用がかかることになるため、抜けたインプラントは大切に保管しましょう。

インプラントが抜けて歯科医院を受診する際に伝えること

歯科の椅子に座って話を聞く患者

歯科医院を受診した際に、以下のことを伝えると治療がスムーズに進みます。

  • 抜けた日時
  • 抜けた際の状況
  • 最近のインプラントの状態
  • 痛みなどの現在の状態

多くの情報を伝えることで、抜けた原因の追及や処置の選択がしやすくなります。

まとめ

黄色い背景の前にコップに入った歯ブラシと歯磨き粉が置かれている

インプラントを長期間快適に使うためにも、抜ける原因になることは避け、定期的なメンテナンスを受けましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

前歯のインプラント治療が難しい理由!インプラントを選択するメリットについて解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い背景の前にインプラントと歯の模型が並んでいる

歯を失ったあとの治療として、インプラント治療があります。インプラント治療は、奥歯から前歯まですべての部位に適応することができます。

しかし、前歯のインプラント治療に関しては、一般的に難しいといわれています。

そこで今回は、前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由やインプラントを選ぶメリットなどについて説明したいと思います。

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由

レントゲン写真を指差しながら説明している女性歯科医師と説明を聞く女性患者

前歯のインプラント治療が難しい理由は、主に2つあります。

1つ目は、前歯の部分の骨が薄いためです。顎の骨の厚さは、部位によって大きく異なります。噛み合わせたときの力の負荷が大きい奥歯では、顎の骨が比較的厚いです。

一方で、前歯は噛み合わせたときの負荷があまり大きくないため、顎の骨が比較的薄くなっています。インプラント治療では顎の骨にインプラントを埋め込む必要があり、骨が薄いとインプラントが安定しないため治療が難しくなります。

2つ目は、審美的な問題です。前歯のインプラント治療では、インプラントをどの角度で埋め込むのかによって見た目が大きく変化します。骨が比較的薄い前歯の部分では、埋入方向が制限されるため治療が難しくなるのです。

以上の理由から、前歯のインプラントは難しいといわれています。

前歯を失った!インプラントとほかの治療法を比較

ブリッジ治療の3Dの模型

失った前歯を補う治療法には、インプラントのほかに、入れ歯やブリッジなどの治療があります。

以下では、これらの治療法とインプラント治療を比較します。

見た目

入れ歯の場合、歯に金属のワイヤーをかける必要があり、お口を開けたときに金属が見えてしまいます。また、ブリッジの場合は、セラミックのように歯の色を再現できないため、インプラントほど見た目はよくありません。

しかし、インプラントは、土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込みます。そのため、インプラント体は外から見えません。また、インプラントの人工歯の部分は、セラミックを使用できるため、天然の歯に近い色で作成することができます。

健康な歯への負担

入れ歯の場合、両隣の歯にワイヤーをかけるため、健康な歯に対して負荷がかかります。場合によっては、金属のワイヤーを安定させるために、健康な歯を削ることがあります。また、ブリッジでは、両隣の健康な歯を大幅に削らなければいけません。

このように、入れ歯やブリッジでは、健康な歯に負担がかかってしまいます。

しかし、インプラントは、土台となるインプラント体を直接顎の骨に埋め込むため、周りの歯に負担がかかることはありません。

噛む感覚

入れ歯やブリッジは両隣の歯を支えにしているため、噛んだときに違和感があります。

しかし、インプラントは噛んだときの感覚が顎の骨に直接伝わるため、しっかりと噛むことができます。

治療期間

入れ歯やブリッジは、1か月程度で治療可能です。

しかし、インプラントは埋入手術や骨とインプラント体が結合するまでの待機期間があるため、治療期間が6〜12か月程度と長くなります。

治療費

入れ歯やブリッジは、保険診療であるため治療費を抑えることができます。

しかし、インプラントは自費診療であるため、治療費用が高額です。

インプラントにするメリット・デメリット

白い背景の前で右手でグッドサインを出している女性

前項の内容を踏まえて、インプラント治療のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

インプラントにするメリットは、以下の3つです。

しっかりと噛める

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。

健康な歯を傷付けない

インプラント治療では、ブリッジや入れ歯のように健康な歯を削る必要はありません。

見た目がよい

インプラントの人工歯は、自然な歯の色を再現できるため、ほかの治療と比べて見た目がよいです。

デメリット

インプラントのデメリットは、以下の3つです。

定期的なメンテナンスが必要

インプラントの治療後、清掃状態が悪いとインプラント周囲の歯肉に炎症が起きる「インプラント周囲炎」になることがあります。インプラント周囲炎が悪化すると、インプラントを取り除く場合があります。

インプラントは特殊な構造をしています。きちんと清掃を行うためには、ご自身での歯磨きに加えて、歯科医院での専門的なメンテナンスが定期的に必要になります。

治療期間が長い

インプラント治療は手術が必要になるため、治療期間が長くなります。

費用が高い

インプラント1本につき、300,000〜500,000円ほどかかります。

前歯の骨が足りない場合は

歯科の椅子に座っている患者の前に歯の治療器具が置かれている

インプラントを埋入する部位に十分な骨がないと、インプラントを支えることができません。特に前歯のインプラントの場合、インプラントを埋入する方向によって見栄えが変化するため、十分な骨量が必要です。

前歯の顎の骨が足りない場合は、骨量を増やす手術を行います。骨量を増やす代表的な治療に「GBR法」と呼ばれる治療法があります。GBR法は、骨を増やしたい部分を「メンブレン」と呼ばれる特殊な膜で覆い、そこに専用の材料を注入することで、骨の再生を促す治療です。

このように、顎の骨が足りない場合でも、骨量を増やすことでインプラント治療を行うことができます。

前歯のインプラント治療にかかる費用

黒い机の上に聴診器と電卓が置かれており、男性医師が電卓で計算している

前歯のインプラントの治療費は、300,000〜500,000円が相場です。GBR法などの骨の再生を促す治療を追加すると、さらに150,000〜300,000円ほど必要です。

前歯のインプラント治療にかかる期間と治療の流れ

水色の木目のテーブルの上にカレンダーと画鋲が置かれている

インプラント治療期間

インプラント治療のみ、もしくはインプラント治療とGBR法を同時に行う場合は、平均で6〜12か月ほどかかります。GBR法を行なってからインプラント治療を行う場合は、10か月〜1年半かかります。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れは、以下のとおりです。

1.カウンセリング

お口の中のお悩みやインプラント治療の流れ、メリット・デメリットなどについて説明します。インプラント治療に関する疑問などがあれば相談しましょう。

2.精密検査

虫歯や歯周病の検査、歯の型取りなどを行います。また、顎の骨量を精査するためCT検査を行います。そのあと、検査結果をもとに治療計画やインプラント治療の流れ、費用などを説明します。

3.術前処置

歯周病や虫歯などがある場合は、インプラント治療前に優先して治療を行うことがあります。また、インプラントの埋入とGBR法を同時に行わない場合は、この時点でGBR法を行います。

4.一次手術

一次手術では、歯の根っこに相当するインプラント体を顎の骨に埋入します。

まず、局所麻酔を行い、歯茎を切開します。そのあとに専用の器具で顎の骨に穴を空け、インプラント体を埋入し、歯茎を縫合して終了です。

一次手術とGBR法を同時行う場合は、インプラント体を埋入後、続けてGBR法を行います。

5.二次手術

一次手術が終了して3〜6か月ほど経過したあとに二次手術を行います。二次手術では、人工歯を結合するための土台であるアバットメントを装着します。

一次手術の終了後、インプラント体が歯茎に埋もれてしまうため、歯茎を切開してインプラント体を露出させます。そのあとにインプラント体にアバットメントを装着し、二次手術は終了です。

6.人工歯の装着

二次手術で切開した歯茎の治癒後、人工歯を作るための歯型を取ります。人工歯の作成後に噛み合わせなどを調節し、人工歯を装着します。

前歯のインプラント治療中、歯がない期間がある?

水色の背景の前で右手を口に当てている女性

結論から申し上げると、仮歯を入れるため、歯がない期間は基本的にありません。

しかし、顎の骨の状態により、仮歯の入れ方が異なります。

顎の骨が十分にある場合

一次手術が終了してしばらくの間は、インプラント体と骨がまだ結合していません。そのため、インプラント体に余計な刺激を加えないようにする必要があり、基本的には仮歯を装着しません。

しかし、顎の骨が十分にある場合は、噛む力がインプラントに加わっても支えることができるため、一次手術の直後から仮歯を入れることができます。

顎の骨が十分にない場合

骨が十分にない場合は、一次手術が終了したあとに仮歯を入れることができません。そのため、隣の歯に仮歯を貼ることで見た目の改善を図ります。

まとめ

黄色い背景の前で両手人差し指を頬にあてている女性

今回は、前歯のインプラントについて説明しました。前歯のインプラントは、入れ歯やブリッジなどの保険診療と比較し、見た目がよく、噛んだときの感覚が自分の歯で噛むときに近いというメリットがあります。また、骨の量が少なくインプラント治療が難しい場合は、GBR法を併用することで前歯のインプラント治療を行うことができます。

当院ではインプラント治療のご相談を受け付けております。インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント治療において抜歯が必要なケースとは?抜歯後の治療の流れも詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯の模型と抜歯

インプラント治療は、虫歯や事故などにより抜けてしまった歯を人工的な歯で補う治療方法の1つです。具体的には、抜けてしまった部位に歯の根っこの代わりとなるインプラントを顎の骨に埋め込み、インプラントを土台として人工的な歯を取り付ける治療です。
インプラント治療を行うためには、抜歯が必要になることがあります。失った歯を補うために、なぜ抜歯をしなければいけないのかと不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。今回は、インプラント治療と抜歯について説明したいと思います。

インプラント治療において抜歯が必要なケース

歯科医でひげの生えた男性が口を開けて治療している

インプラントを行う部位の歯が完全に抜けている場合は、そもそも歯がないので抜歯を行う必要はありません。

しかし、歯が残っている場合は、歯を抜く必要があります。ここで抜く歯とは「治療を行っても残すことができない歯」です。具体的には、虫歯がかなり進行している歯、歯周病が進行している歯、割れている歯などが挙げられます。

治療が可能で、残せる歯や健康な歯を抜くことはありません。

インプラント手術の流れ

歯科医師と歯科助手が歯の治療を行っている

インプラント手術はどのような手順で行われるのでしょうか。

6つの手順に分けて解説します。

1.カウンセリング

インプラント治療を開始する前に、まずカウンセリングを行います。カウンセリングでは、インプラント治療に関するご希望や疑問などをお伺いします。

2.検査

お口の中の虫歯の有無を確認したあとに、歯周病の検査を行い、歯型をとります。また、頭部のCTを撮影し、インプラントを埋入する部位の骨の密度などを調べます。その後、人工歯の色や費用、今後のスケジュールなどをご説明します。

3.術前処置

虫歯や歯周病がある場合は、これらの治療を優先して行うことがあります。また、インプラントを行う部位に歯が残っている場合は、抜歯を行います。

4.インプラント手術(1回目)

インプラント手術は、2回に分けて行います。

1回目は、歯の根っこの部分の代わりとなるインプラント体を埋め込みます。大まかな流れとしては、局所麻酔後、歯ぐきを切開し、専用の装置で顎の骨に穴を開け、そこにインプラント体を埋め込みます。インプラント体を埋め込んだあとは、歯ぐきを縫合し終了です。

インプラント体と顎の骨が結合するのには、2か月以上必要です。そのため、インプラント体の埋め込みが終了してから次の手術までは2か月以上の間隔を空けます。

5.インプラント手術(2回目)

1回目の手術から一定の期間を空け、2回目の手術を行います。

2回目の手術では、人工歯とインプラント体を繋げるアバットメントを装着します。インプラント体と骨が結合するまでの期間でインプラント体が歯ぐきに覆われているため、歯ぐきを切開し、インプラント体を露出させます。そこにアバットメントを結合し、2回目の手術は終了です。

手術後の歯ぐきの傷が治ってから、人工歯を作るための歯型をとり、人工歯の装着を行います。

6.定期検診・メンテナンス

インプラントを埋入したあとは、3か月に1回程度の定期検診とメンテナンスを推奨しています。清掃状態が悪いと、インプラントの周りの組織に炎症が起こる「インプラント周囲炎」になる可能性があります。

インプラント周囲炎になった場合は、インプラントを撤去しなければならない可能性があります。このようなトラブルを避けるためにも、定期検診やメンテナンスを受けましょう。

抜歯即時埋入法とは?

歯科医院で手術を行っている

抜歯即時埋入法とは、抜歯とインプラントの埋入を同時に行う方法のことをいいます。

以下に、抜歯即時埋入法のメリットとデメリット、治療の流れをまとめてみました。

メリット

まず、メリットについて解説します。

治療回数が少なくなる

抜歯即時埋入法は抜歯とインプラント手術が同時に行えるため、治療回数が少なくなります。患者さまの肉体的・精神的負担が少なくなるることは大きなメリットといえるでしょう。

痛みや腫れが少ない

歯を抜いたあとの穴にインプラントを埋入するため、骨の削る量を抑えることができ、痛みや腫れが少なくなります。

デメリット

抜歯即時埋入法は大きなメリットがあることがわかりましたが、デメリットも存在します。デメリットについてもきちんと確認しておきましょう。

感染のリスクがある

歯を抜いたあとの穴に細菌が存在する状態でインプラントを埋入すると、感染を引き起こし、インプラントと骨がうまく結合しない可能性があります。歯周病や歯の根っこに病巣がある場合は、感染のリスクが高くなるので抜歯即時埋入法を行うことができません。

埋入後のインプラントが安定しないことがある

歯周病や年齢の影響などにより顎の骨が少ない症例では、インプラントを支える骨が少ないため、インプラントが安定しない場合があります。そのため、抜歯即時埋入法を行うことができません。

治療の流れ

抜歯即時埋入法は、抜歯を行い抜いたあとの穴の形を整えて、インプラント体を埋め込みます。骨とインプラント体が結合したあと、アバットメントを取り付ける手術を行います。

抜歯待時埋入法とは?

治療器具を青いグローブで持っている

抜歯待時埋入法とは、歯を抜いたあとに歯ぐきや骨の回復を待ってからインプラントの埋入を行う方法です。

以下に、抜歯待時埋入法のメリットとデメリット、治療の流れをまとめてみました。抜歯即時埋入法と比較してみてください。

メリット

まず、メリットについて解説します。

適応範囲が広い

抜歯待時埋入法は、歯ぐきと骨の回復を待ってからインプラントを埋入するので、感染のリスクが低く、抜歯即時埋入法と比べて適応範囲が広いです。

埋入後のインプラントが安定する

抜歯待時埋入法は、骨が回復したあとにインプラントを埋入するので、インプラントは安定しやすくなります。

デメリット

次にデメリットについて解説します。

治療期間が長くなる

抜歯待時埋入法は、抜歯をしたあとに歯ぐきと骨の回復を待つ必要があるため、治療期間が長くなります。

手術回数が増える

抜歯と埋入術を分けて行うため、抜歯即時埋入法と比べて治療回数が1回増えます。

治療の流れ

抜歯を行い、骨と歯ぐきが回復するまで期間を空けます。期間は、個人によって異なり、おおよそ1〜6か月ほどです。抜歯の傷口の回復を確認後、インプラント手術を行います。

抜歯に関するよくある質問

カラフルな吹き出しにQ&Ato書かれている

最後に、抜歯に関するよくある質問5つについて回答します。

抜歯後は腫れるの?

腫れは、抜歯予定の歯の状態によって異なります。歯周病などで歯がグラグラしている場合は、抜歯を行っても腫れることはほとんどありません。

しかし、抜歯予定の歯が顎の骨と癒着し、骨を削る必要がある場合は腫れる可能性が高いです。腫れは、抜歯をしてから2〜3日がピークで、1週間ほどで落ち着きます。

痛みはあるの?

局所麻酔薬を使用するので、抜歯を行っている時は痛みをほとんど感じません。局所麻酔薬は、抜歯を行ってから1〜2時間程度で効果が切れるので、術後に痛みが出る可能性は高いでしょう。

抜歯を行ったあとは、痛みが出る前に歯科医院から処方される鎮痛剤を服用しましょう。

抜歯後、血が出てきたらどうすればいいの?

唾液に少し混じる程度の出血であれば問題ありません。気になる場合は、ティッシュなどを噛んで圧迫止血をしてください。また、飲酒やお風呂など血流がよくなる行為は出血の原因になるので、抜歯を行った当日は控えましょう。

ドクドクと大量の血が出る場合は、歯科医院へ相談してください。

歯磨きはどうすればいいの?

歯磨きの際は、抜歯部位にブラシの毛先が当たらないようにしてください。

また、うがいのし過ぎには注意しましょう。抜歯部位には「血餅」と呼ばれる血液の塊ができます。血餅は、抜歯部位や歯茎を守る「かさぶた」のような役割を果たしますが、過剰なうがいをすると血餅が取れてしまい出血の原因になります。うがいは最小限に留めましょう。

食事はどうしたらいいの?

局所麻酔薬の影響で、頬や唇が痺れている場合があります。この状態で食事をすると、頬や唇を噛んでしまう可能性があります。そのため、痺れが落ち着いてから食事をするようにしましょう

また、当日のお食事は、お粥など柔らかいものを食べるように心がけましょう。

まとめ

歯科治療を受けている笑顔の女性

今回は、インプラント治療と抜歯について説明しました。適切なインプラント治療を行うためには、患者さまのお口の中の評価をし、患者さまのご希望やお口の中の状態に適した治療を行うことが重要です。

当院では、インプラント治療のご相談を受け付けております。インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないために重要なこととは?後悔した事例もご紹介!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

テーブルに両肘をついて憂鬱そうな顔をしている女性

「インプラントをやらなきゃよかった」という声を耳にすると、インプラント治療を検討されている方は不安になってしまいます。

しかし、インプラント治療を受ける前に、インプラントについて正しい知識があり、適切な歯科医院選びができれば、後悔することなく治療を受けられるでしょう。

この記事では、インプラント治療を後悔しないためにどうすればいいのかを詳しく解説しています。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントのメリット・デメリット

木の台の上に天秤が置かれている

インプラント治療は歯を失った際の治療法です。インプラント以外にブリッジと入れ歯という治療法もあります。ブリッジや入れ歯と比べて、インプラントにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の3つです。

  • 見た目も機能も自分の歯と同じように再現できる
  • ほかの歯に負担をかけずに治療できる
  • 骨が痩せるのを予防できる

それぞれ詳しく解説します。

見た目も機能も自分の歯と同じように再現できる

インプラントの最大のメリットは、自分の歯と同じように再現できる点です。ネジとなる部分は歯茎の中に埋め込み、上部は歯と同じ形態の被せ物で修復します。見た目はインプラントか自分の歯か区別がつかないほど自然で美しいです。

また、インプラントにすることで、しっかりと噛めるようになります。噛む力は入れ歯やブリッジよりも優れていて、ほとんどのものを食べられるようになるため、食事には困りません。

ほかの歯に負担をかけずに治療できる

ブリッジは欠損歯の隣の歯を削らなければならず、部分入れ歯は残っている歯にバネをかけて入れ歯を固定させる必要があります。そのため、ブリッジも部分入れ歯も、残っている歯に大きな負担がかかってしまうのです。

その点、インプラントは、ほかの歯に大きな負担をかけることなく治療ができます。インプラントは残っている歯に優しい治療法ですが、噛む力が強いことで注意すべき点もあります。噛み合う歯が弱い場合、噛み合わせによっては噛み合う歯がダメになってしまう可能性があるのです。インプラントの咬合力を考慮しながら、噛み合わせの調整を行う必要があります。

骨が痩せるのを防げる

顎の骨は、加齢とともにどうしても痩せてしまいます。歯がない部分は、特に刺激が加わらないことで痩せてしまいがちです。

しかし、インプラント治療をすると、噛む力が骨にも伝わり、痩せるのを防いでくれます。歯ぎしりや食いしばりなど、極端に強い力が加わるとインプラントに大きなダメージを与えてしまうので注意が必要です。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下の5つです。

  • 手術が必要である
  • 治療費が高額である
  • 治療期間が長い
  • 喫煙者には向いていない
  • 治療後には定期的なメンテナンスを受ける必要がある

それぞれ詳しく解説します。

手術が必要である

インプラントは手術が1〜2回必要です。

インプラント手術に年齢の上限はありませんが、全身疾患の有無や服薬状況によってはインプラント手術を受けられないこともあります。

治療費が高額である

インプラントは自由診療のため、歯科医院によって金額はさまざまです。相場では1本300,000円以上することが多く、インプラントを埋める本数が増えるほど治療費は高額になります。

治療期間が長い

インプラントは、ブリッジや入れ歯の治療と比べて治療期間が長くかかります。

精密検査と歯科医師による診断後に治療計画が立てられますが、歯周病の方はインプラント治療を受ける前に歯周病治療を受けなければいけません。また、インプラント手術自体は1〜2回で終わることがほとんどですが、手術後はインプラントと骨がしっかりくっつくのを待つ期間が必要です。この待機時間が数か月かかるので、トータルしてインプラント治療は治療期間が長くなってしまいます。

喫煙者には向いていない

インプラント治療にタバコは大敵です。

喫煙することで血流が悪くなり、インプラントと骨がしっかりくっつかなくなってしまいます。それだけではなく、唾液の分泌量が減ったり、免疫力が低下したりするため、細菌感染も引き起こしやすくなってしまいます。

治療後には定期的なメンテナンスを受ける必要がある

インプラントは、最終的な被せ物を装着して終わりではありません。そのあとも定期的にメンテナンスを受ける必要があります。定期的なメンテナンスを受けていないと、インプラントのトラブルに気付かず、インプラントがダメになってしまう可能性があります。

多くの歯科医院では、インプラント保証の条件に「定期的にメンテナンスを受けること」を掲げています。そのため、インプラントに何かあっても、定期的にメンテナンスを受けていなければ保証してもらえない可能性があるのです。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔した事例

両手で頬を押さえ落ち込んでいる表情の女性

インプラントをやらなきゃよかったと後悔している方もいます。高い治療費を払ったのに、インプラントがすぐにダメになってしまうのは非常に残念なことです。

ここでは「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔してしまった事例をご紹介します。

インプラント周囲炎になってしまった

インプラント周囲炎になってしまい、インプラントがダメになってしまったというケースは少なくありません。

インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病のことです。インプラントが入っている方であれば、誰でもインプラント周囲炎になる可能性があります。日々のブラッシングやメンテナンスを怠ってしまうことが原因で細菌感染を起こし、インプラント周囲炎が進行してしまいます。進行するとインプラント周囲の骨を溶かしてしまい、インプラントを支えられなくなってしまうのです。インプラント周囲炎を予防するためにも、ブラッシングやメンテナンスをしっかり行いましょう。

インプラントと骨がしっかりくっつかなかった

インプラントが骨としっかりくっつかない場合、インプラント部分が揺れ、しっかり噛むことができません。インプラントが抜け落ちてしまうこともあるでしょう。

インプラントは、適切な角度と深さでインプラント体を埋める技術が必要な治療です。適切な部分にインプラント体を埋めるためには、歯科用CTを用いて精密検査をします。精密検査の結果を確認しながら緻密な治療計画を立てれば、このようなトラブルを防げることは多いです。治療の際は、治療計画をしっかりと確認しましょう。

また、インプラントと骨がしっかりくっつかない原因には喫煙習慣も挙げられます。ヘビースモーカーの方はインプラント治療に向かないといえるでしょう。

インプラントの被せ物がすぐに外れてしまった

「インプラントの被せ物がすぐに外れてしまった」という事例もあります。

2ピースタイプのインプラントを使用している場合、インプラントと連結しているネジが緩んでしまうことで、被せ物が外れてしまうことがあります。そのほかにも、噛み合わせが悪いとインプラントに負担がかかってしまい外れてしまうこともあります。

痛みや痺れが続く

「痛みや腫れが長い間続いてつらかった」という事例も稀にあります。

通常、インプラントの痛みや腫れのピークは手術後2〜3日です。多くの場合、1週間ほどで治ります。痛みや腫れが2週間以上続く場合は、細菌感染を起こしているかもしれません。手術時の衛生管理ができていなかった場合や術後に喫煙・飲酒をしてしまった場合にも痛みや腫れが起こる可能性があります。術後に抗生剤が処方されるので、しっかりと指示通りに服薬しましょう。また、インプラント治療の際に下歯槽神経を傷つけてしまった場合、痺れや麻痺が出ます。痺れや麻痺が出たら、すぐに歯科医院に連絡して診てもらいましょう。

インプラントをやらなきゃよかったと後悔しないために

険しい顔のスマイリーと笑顔のスマイリーマーク

ここ数年でインプラント治療がメジャーとなり、多くの歯科医院でインプラント治療を受けられるようになりました。インプラント治療で後悔しないために最も重要なことは、インプラントについての正しい知識を身につけておくことです。メリットやデメリット、リスクなどをきちんと把握しておくことで、ある程度のトラブルを防ぐことができます。

そのほかに、歯科医院選びも非常に重要です。知識や技術が足りない歯科医院で治療を受けると、術後に大きなトラブルが起こることがあります。予期せぬトラブルに対応してもらえないこともあるかもしれません。

せっかく高額な治療費をかけてインプラント治療を受けても、トラブルによって「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔してしまうのは非常に残念です。後悔しないためには、インプラントの実績があり、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けることをおすすめします。

まとめ

水色の台の上に歯ブラシ、聴診器、治療器具などが置かれている

インプラント治療を受けた人の中には「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔している方がいるのは事実です。後悔している方は、ほとんどの場合、治療後のトラブルによるものです。

「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔しないために、インプラントのメリットやデメリット、リスクをしっかり把握する必要があります。また、信頼できる歯科医院でインプラント治療を受けることも重要です。歯科医院を選ぶ際は、治療説明をしっかりしてくれるか、歯科用CTで精密検査を行っているか、治療後のケアも丁寧にしてもらえるかをしっかりと確認しましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント治療期間はどれくらい?治療の流れも解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

黄色の背景の前に置かれたインプラントの模型とヘルメット

インプラント治療を受けてみたいけど「インプラントは治療期間が長い」という情報もあるため、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。確かに治療期間がかかりますが、症例やインプラントの治療法によって、治療期間は変わってくるのです。

今回は、インプラントの治療期間はどれくらいかかるのか、治療の流れと一緒に解説します。インプラントの治療期間に不安を抱いている方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療にかかる期間

カレンダーが複数個置かれている

インプラントは、一般的な歯科治療に比べて期間がかかってしまう治療です。最短で3か月、平均で6か月、難症例では1年近くかかることもあります。症例によって治療期間が大きく異なるため、一概にどれほどの期間がかかるかは言い切れません。

インプラント治療はトータルすると治療期間が長い傾向にありますが、手術などの大がかりな治療を長期間しているわけではありません。「そんなに長い間、大掛かりな治療に耐えられない」との意見も中にはありますが、手術自体は1〜2回だけです。インプラントの治療期間が長いのは、歯茎の中に埋めたインプラント体と骨がしっかりとくっつくのを待つ待機時間があるからです。その間にほかの治療を進めることも可能なため、それほど苦痛を感じる治療ではないでしょう。

これまで、インプラントの治療期間が不安で、インプラント治療に踏み出せなかった方も治療の流れや治療内容を理解することで、インプラント治療に前向きになれるかもしれません。

インプラント治療の流れ

階段のように積み重ねられた積み木

インプラント治療は、3か月〜1年近くかかることがあると説明しましたが、症例だけでなく治療部位によって異なります。下の歯よりも上の歯のほうが治療期間が長くなる傾向です。

治療の流れがよくわからないという方のために以下の表で分かりやすく説明しています。

〈インプラントの各治療にかかる期間〉

治療の流れ

 

治療内容 治療期間・治療回数
①精密検査・

治療説明

インプラント手術をするにあたって

骨の状態や噛み合わせの状態などを詳しく検査します

1〜2回
②手術前準備

 

手術前にはお口の中をきれいにクリーニングします

歯周病や虫歯など、インプラント治療前に優先して

治療すべき箇所がある場合は、そちらの治療を行います

お口の状態によって異なる
※歯周病治療で治療期間がかかる場合もある
③インプラント

手術

顎の骨の中にインプラント体を埋めます

手術は1回法か2回法かによって回数が異なります

1回または2回
④消毒

 

インプラント手術を受けた翌日に

状態確認と消毒を行います

1回
⑤抜糸

 

手術時に縫合した部分の抜糸を行います 1回
⑥待機期間 歯茎に埋めたインプラント体と骨がしっかりと

くっつくまで経過を待つ必要があります

その間、仮歯を装着して噛み合わせなどの

問題がないか確認します

約3か月〜(インプラントを埋める場所や状態によって異なる)
⑦上部構造の

型取り

インプラント体の上に装着する

被せ物の型取りをします

1回
⑧上部構造の

装着

 

出来上がった被せ物を装着して治療完了です 1回
⑨定期的な

メンテナンス

最終的な被せ物を装着すれば治療は完了ですが

インプラント治療にはメンテナンスが必須です

インプラントをより長持ちさせるためにも

定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう

歯科医院や患者さんの状態によって異なる

抜歯と同時にインプラントを埋める方法

基本的な治療の流れは上記のとおりですが、インプラントは抜歯後の歯茎が落ち着いてからインプラントを埋める方法と、抜歯と同時にインプラントを埋める方法があります。

抜歯と同時にインプラントを埋める「抜歯即時インプラント治療」は、より治療期間を短縮できます。さらに、手術当日に仮歯まで装着できることもあるので、歯がない期間がない点も嬉しいポイントです。

ただし、骨の質や骨量によっては抜歯即時インプラントができない場合もあります。「より治療期間を短くしたい」という方は、抜歯即時インプラントが可能か、担当歯科医師に相談してみましょう。

骨量が少ないと追加処置が必要になる

骨が少なくて骨造成などの追加処置が必要になる方もいます。

骨造成や歯茎の移植などが必要になった場合は、治療回数も待機期間も増えてしまうでしょう。追加処置が必要かどうかは最初の検査・診断を行った際に、歯科医師から説明があるはずです。診断後、おおよその治療期間についての説明もあるので、治療前に必ず確認しておきましょう。

インプラント治療中に歯がない期間がある?

インプラント治療を受けても、待機期間の間、ずっと歯がない状態になるのは患者さんにとってとても不安なことです。見た目の問題はもちろん、ずっと噛めない状態はつらいと感じる方もいるでしょう。

しかし、インプラント体を埋めてから最終的な被せ物を装着するまでの間、ずっと歯がない状態ということではありません。その間は仮歯を装着して審美面でも問題ないよう治療できます。前歯などの治療であれば、手術当日に仮歯を装着することが一般的です。

待機期間に仮歯を装着する目的は、以下の4つです。

・隣の歯が移動と歯並びの乱れの予防
・細菌感染の予防
・噛み合わせの調整
・審美面の対策

仮歯はプラスチックの素材で作られているため、噛み合わせの高さ調整が可能です。インプラント手術直後はインプラント部分で噛まないよう指導されますが、落ち着いてきたらインプラント部分で噛めるように調整していきます。

仮歯の期間中に気をつけたいこと

仮歯を入れていると、見た目の問題がなく、ある程度噛めるようになります。

しかし、気をつけておくべき点もあるので注意しましょう。仮歯はプラスチックの素材のため割れやすいです。硬い物を食べたり、強く噛んだりすると割れてしまう可能性があります。

また、当然ながら仮歯は完成形ではありません。最終的な被せ物と取り替えられるよう、あとから外せる接着剤を使用して仮歯を装着しています。そのため、ガムやキャラメルなどのくっつきやすい食べ物を噛んでいると、仮歯が外れてしまうことがあります。インプラントの状態によっては、仮歯を入れていても噛み合わないようにしていることもあります。

歯科医師からインプラント部分で噛んでもいいという指示が出るまで、インプラント部分で噛まないよう気をつけましょう。

インプラント治療後は定期的なメンテナンスを

歯科医院で治療を受ける女性

インプラント治療は、最終的な被せ物が入ったら終了ではありません。インプラントをより長持ちさせるために、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

なぜメンテナンスが必要になるかというと、お口の清掃が不十分だったり、噛み合わせが安定していない場合、インプラントを長持ちさせるのが難しくなるからです。インプラントは虫歯になりませんが、インプラント周囲炎という歯周病にはなります。これに気付かずに放置すると、最悪の場合、インプラントを抜かなければいけません。

高額な治療費を払って受けた治療が台なしになってしまうのは、とても残念なことです。そうならないために、定期的にメンテナンスを受診し、プロフェッショナルなクリーニングケア受け、全体的なチェックをしてもらうことをおすすめします。

「治療後に定期的なメンテナンスを受けていない場合は保証できません」という歯科医院も少なくありません。治療後に放置されると、早めに対処すれば改善できる処置もできなくなるからです。インプラント治療にとって、メンテナンスは非常に重要ということがわかるでしょう。

まとめ

インプラントの模型を使って説明している歯科医

インプラント治療は、一般的に3〜6か月ほどの治療期間がかかります。通常の歯科治療と比較して、インプラントは治療期間がかかる治療ですが、手術自体は1〜2回で終わります。インプラント埋入後は仮歯や仮の入れ歯を装着可能なので、見た目の心配は不要です。「長い」といわれる治療期間に不安を感じ、インプラント治療に一歩踏み出せない方は、治療の流れを確認してみてください。治療期間は長いですが、ずっと大変な治療がつづくわけではないので「思ったよりしんどくなかった」という意見も多いです。

インプラント治療を受ける際は、症例によって治療期間も異なりますので「どれくらいの期間がかかるのか」を事前に担当歯科医師に確認しておきましょう。また、インプラント治療は定期的なメンテナンスが必要です。指導された間隔で定期検診を受診し、インプラントを長持ちさせましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

歯科医で治療している

インプラント手術の流れ!痛みや手術後の注意点についても解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯科医で治療している

インプラント手術について、手術というイメージから恐怖心や不安を抱いてしまう人が多いです。インプラント手術はどのような流れで何を行うのかを理解すれば、不安を解消できます。

この記事では、インプラント手術の種類から治療の流れ、術後の注意点、痛みの有無までを詳しく説明しています。

インプラント手術の種類

医者が手術をしている

インプラントは、歯を失った際の治療法の1つです。顎の骨の中にインプラント体を埋める手術を行うので、ブリッジや入れ歯に比べて大がかりな治療のイメージがあり、不安に思ってしまう人も少なくありません。

しかし、インプラントはメリットも多い治療で、残っている歯にとっては一番優しい治療でもあります。

インプラント治療は以下の5つのメリットがあります。

  • 他の歯を削る必要がない
  • 自分の歯と同じようにしっかり噛めるようになる
  • 見た目も自分の歯と同じように自然で美しい
  • インプラントは虫歯にはならない
  • しっかり噛めるようになるので健康面が向上する

残っている歯に負担をかけないので、お口全体のことを考えるととても優れた治療法です。

インプラント手術には一回法と二回法の術式があるので、それぞれを詳しくご説明します。

手術が一度で済む一回法

インプラント手術の一回法とは、手術が1回だけで済む方法です。局所麻酔した後に歯茎を切開し、骨が見えるようにします。骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

一回法の場合は、歯茎を縫合する時にインプラント体の上部が少し歯茎から出る状態にしておくのです。骨とインプラントがしっかりくっつく期間を待ってから、被せ物の土台となる「アバットメント」を装着する術式となります。インプラントの埋入と同時にアバットメントをつける場合もあります。

一回法は、十分な骨量がある場合に適応可能です。

手術を二度行う二回法

インプラント手術の二回法とは、日にちを分けて手術を2回行う方法です。一回法と同じく、局所麻酔後に歯茎を切開し、骨が見えるようにします。骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

二回法は、一回法とは異なり、1回目の手術で埋入したインプラント体を完全に歯茎で覆って縫合してしまうのです。インプラントを歯茎の中に埋めてしまうことで、外部からの細菌感染のリスクも少なくなります。骨とインプラントがしっかりくっつく期間を待ってから、2回目の手術の時に歯茎を切開してインプラント体を露出させ、アバットメントを装着します。2回目の手術は1回目の時よりも短時間で終わるので、手術回数は増えますが、それほど大変ではありません。

二回法は、骨量が足りず骨移植などの処置が必要な症例にも適応可能です。

それぞれの違い

一回法と二回法の違いについて詳しくまとめてみました。

〈一回法と二回法の違い〉

一回法 二回法
手術の回数 1回 2回
適応症例 骨が十分にある場合のみ 骨量が足りず骨移植などの追加処置を行う場合にも適応 / 骨が十分にある場合も可能
治療期間 比較的短い 2回目の術後の治癒期間分、長くなる
費用 比較的抑えられる 一回法に比べると費用が高くなるケースが多い
細菌感染のリスク 骨とインプラントがくっつくのを待つ間に細菌感染を起こす可能性がある 1回目の手術でインプラントを歯茎で完全に覆ってしまうため、細菌感染のリスクは少ない
患者様への負担 二回法に比べて手術・通院回数が少ないため、負担も少ない 手術・通院回数が増えるので負担が大きくなる

 

インプラント手術は痛いの?

歯科医で治療の説明を受けている

インプラント手術を受ける際に多くの方が気にされているのが「どれくらいの痛みがあるのか?」ということだと思います。歯茎を切開して骨に穴をあけるので「相当な痛みがあるのでは?」と心配される方も多いです。

しかし、実際は「それほど痛みを感じなかった」という方が大半です。局所麻酔をしてからインプラント手術を行うので、手術時に痛みを感じることはほぼありません。手術後の麻酔が切れた後は多少の痛みが出ますが、処方される痛み止めで対応できるケースがほとんどです。ただ、インプラント手術をするのに十分な骨の量がなく、骨移植や骨造成などの追加処置を行う場合は、通常より痛みが強く出たり腫れたりする可能性もあります。

「インプラント手術を受けたいけどどうしても怖い」「緊張してパニックになりそう」という方は、半分眠っている状態でリラックスしたままインプラント手術を受けられる「静脈内鎮静法」や全身麻酔に対応している歯科医院もあります。過度な緊張や不安はパニックを引き起こしたり、血圧が急上昇したりするリスクもあるので、事前に歯科医師に相談してみましょう。

インプラント手術の流れ

レントゲン写真を見て話しあっている

インプラント手術の流れは、以下のとおりです。

①カウンセリング

患者様がどのような治療を望まれているかお話をうかがいます。

インプラント治療を希望される場合、費用や治療期間などを詳しくご説明します。

②精密検査、診断

患者様にインプラント手術の同意を得たら、レントゲン撮影や歯科用CT撮影などの精密検査を行います。

精密検査で骨の量やインプラントを埋める位置などを確認します。結果をもとに治療計画を立て、再度患者様に治療の流れについてご説明します。

③インプラント手術

局所麻酔をしてから歯茎を切開し、骨が見えるようにします。歯科用ドリルで骨に穴をあけてインプラント体を埋入します。

一回法と二回法のどちらを行うかはお口の中の状態によって異なります。

④結合期間

インプラント体を埋めた後、インプラントが骨としっかりくっつく期間を待ちます。

状態や部位によって異なりますが約3か月ほどかかります。

⑤アバットメントの装着

二回法の場合は、再度手術を行う必要があります。

局所麻酔をしてから歯茎を切開し、インプラント体を露出させ、アバットメントを装着します。2回目の手術後は切開した歯茎の傷が治るまで、1〜3週間ほどの治癒期間が発生します。

⑥被せ物の型取り・装着

インプラントの上に被せ物を装着する準備を行います。

型取りをして被せ物を作製します。適合具合や噛み合わせのチェックを行い、問題がなければ被せ物を装着します。

⑦定期的なメンテナンス

インプラント手術は、術後の管理がとても重要です。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になることはあります。歯磨きなどのケアを怠ると歯周病になり、せっかく埋めたインプラントが抜け落ちてしまうこともあるのです。インプラントを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスで状態の確認や歯のクリーニングを受けましょう。

インプラント手術後に注意すること

歯科医で治療している

インプラント手術を受けた際の注意点は、以下のとおりです。

  • 術後、1週間ほど痛みや腫れが出ることがあります。痛み止めや抗生剤、うがい薬が処方されるので歯科医師の指示通りに服用しましょう。
  • 麻酔が切れるまでは飲食は控えましょう。麻酔が効いていると感覚がないので、唇を噛んでしまったり火傷をしてしまったりする恐れがあります。そのため、飲食は感覚が戻ってからにしてください。
  • 手術後に止血確認を歯科医院でも行いますが、もし帰宅後に出血してきたら、ガーゼを噛み止血してください。10分ほどで止血できると思いますが、万が一出血が止まらない場合は、速やかに連絡しましょう。
  • しばらくはインプラント手術を受けた反対側の歯で食事をするようにしてください。また、術後1週間ほどは柔らかいものを食べるようにし、硬いものや刺激物は避けてください。
  • 飲酒は血行を良くし、出血や痛みの原因にもなるので術後1週間は厳禁です。
  • 喫煙も治癒に悪影響をもたらすので厳禁です。また、喫煙は歯周病の原因にもなります。インプラントを長持ちさせるためにも禁煙することをおすすめします。
  • 入浴や運動も血行を促し、出血や痛みの原因になってしまいます。術後1週間は安静に過ごし、入浴もシャワー程度に済ませましょう。
  • 歯磨きは歯科医師の指示が出るまで、インプラント部分は触らないようにしましょう。術後に無理なブラッシングを行うことで、歯茎が傷ついたり出血の原因になったりしてしまいます。

まとめ

笑顔の女性

インプラント手術には一回法と二回法があり、術式や治療期間などが異なります。局所麻酔をしてから行うので、手術中に痛みを感じることはほぼありません。一般的なインプラント手術の場合は、手術後の痛みも痛み止めの薬を服用することで対応できるケースがほとんどです。インプラント手術を受けた後の1週間は安静に過ごし、インプラント部分を触らないようにしましょう。治療完了後は、インプラントを長持ちさせるために定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

インプラントについて正しい知識があれば、不安に思うことはありません。心配なことがあれば歯科医師に相談し、納得してからインプラント手術を受けましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント治療で歯がない期間はどうする?治療の流れや気を付けることも解説

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

白い歯と黒い歯

インプラント治療を検討しているけれど「インプラント治療は歯のない期間がある」と聞いて治療するか悩んではいませんか。なかには歯を失ったことやインプラント治療を周囲に知られたくないと考えている方もいるでしょう。歯がない期間があると、見た目が損なわれ、周囲に歯を失ったことを知られてしまいます。

そこで本記事では、インプラント治療で歯のない期間はあるのか?インプラント治療の流れとともに解説していきます。インプラント治療を検討中の方で、歯のない期間があるのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラント治療中に歯がない期間はある?

抜歯

インプラント治療中には歯のない期間があります。

インプラント治療は、顎の骨にインプラント体(人工のネジ)を埋めたあとに、インプラント体が顎の骨にしっかりと固定されるまで待機期間を設けます。そのため、待機期間を含めた最終的な被せ物が入るまでの間は、歯がない状態で過ごすことが一般的です。

インプラント治療の流れ

歯科医

インプラント治療は、歯を失った際の選択肢としてあげられる「入れ歯」「ブリッジ」と比較して、治療期間が長期に渡ります。入れ歯・ブリッジの治療期間は1か月前後が目安ですが、インプラント治療の治療期間は3か月〜1年が目安です。インプラント治療は、治療完了までに多くの工程を踏まなくてはいけません。

ここでは、インプラント治療の流れを解説していきます。

カウンセリング

インプラント治療の不安や疑問点など、カウンセリングをおこなって聞き取りを行います。

理想像の共有など治療に対するズレが生じないように、歯科医師としっかりとコミュニケーションを取りましょう。ご自身が納得いく治療方針を歯科医師とともに固めていくことが大切です。

精密検査

インプラント治療をおこなうために必要な資料を集めます。虫歯や歯周病の有無やCT・レントゲン・口内写真・歯型などを撮影・採取します。

資料を確認しながら、歯科医師が治療計画や費用を策定し提案し、治療計画・費用に納得したら治療を開始します。

インプラント手術

歯茎を切って、顎の骨にインプラント体(人工のネジ)を埋めていきます。手術時間は、麻酔なども含めて1時間〜3時間が目安です。

インプラント手術には、外科的手術が1回の1回法と外科的手術が2回の2回法があります。どちらの方法を選択するかは、顎の骨や口内の状態から歯科医師が判断します。

1回法は、口内環境が良く、顎の骨の厚みや深さ・硬さが十分にある場合に採用される手術法です。インプラント体を埋める際に、インプラント体と被せ物をつなぐアバットメントまで装着した状態で歯茎を縫います。歯茎からアバットメント部分が出た状態で手術完了となります。

対して2回法は、顎の骨にインプラント体を埋めて歯茎を縫合します。インプラント体を埋めるのみの手術なので、歯茎からは何も出ていない状態です。骨造成を同時におこなう場合は、2回法が採用されるのが一般的といえます。1回法は、外科的手術が1回で済むので体への負担は少ないですが、アバットメント部分が露出しているので細菌の感染リスクが高くなります。

待機期間

インプラント手術完了後、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合されるまで待機期間を設けるのが一般的です。待機期間を設けずに被せ物を被せてしまうと、インプラント体と顎の骨の結合がうまくいかないリスクが高まります。

待機期間は、個人差がありますが2〜6か月が目安です。待機期間中は「歯がない期間」となります。

インプラント2次オペ(2回法の場合)

インプラント手術の2回法が採用された場合、2回目の手術をおこないます。歯茎を切ってインプラント体にアバットメントを装着したあと、歯茎を縫合します。

手術時間は、麻酔なども含めて30分~1時間程度で終了する場合が多いです。

被せ物の型取り・装着

インプラント体が顎の骨にしっかりと固定されたら、被せ物の型取りをおこないます。噛み合わせや歯の形とあわせて色味などの希望も意見を擦りあわせながら決めていきます。

被せ物ができあがったら、アバットメントと被せ物を繋ぎます。噛み合わせを調整して、被せ物の色味や形など問題なければインプラント治療完了です。

歯のない期間はどれくらい?

虫歯と?のブロック

インプラント治療中の歯のない期間は、個人差やインプラントをおこなう部位により前後しますが、2〜6か月が目安です。

歯のない期間は、インプラント手術後のインプラント体と顎の骨が固定される待機期間に発生します。顎の骨に十分な厚みや深さ・硬さがあり状態が良いほど待機期間は短期間で済む場合が多いです。

一方、骨造成術を同時におこなった場合などは、待機期間が長くなります。

歯のない期間はどうする?

抜歯

インプラント治療中の歯のない期間は、仮歯を入れて対処する場合が多いです。

歯のない状態は、見た目が損なわれ日常生活に支障をきたしてしまいます。特に前歯の場合、人目につく部分なので歯がない状態のままでは精神的負担も増してしまうでしょう。待機期間中に仮歯を入れることは、審美性を保つほかにもさまざまな理由があります。

審美性や発音を保つため

インプラント治療中、仮歯が入れば審美性が保たれます。特に前歯の場合、人目につく部分なので、歯がない期間があると日常生活に大きな支障がでるでしょう。仮歯が入れば、歯を失ったことやインプラント治療中であることを周囲に気付かれるリスクも低くなります。

また、歯がない状態で過ごすと、発音にも支障がでる可能性が高いです。歯がないと舌がうまく動かせなかったり、歯がない部分から空気が漏れたりするので、聞きとりにくい発音になりかねません。

歯並び・噛み合わせを変化させないため

歯は、隣接や噛み合わせに隙間があると、傾斜したり伸びたりして隙間を埋めようとします。

インプラント治療中、歯がない期間は2〜6か月が目安です。この期間に仮歯を入れずに過ごしていると、歯は少しずつ移動して歯並び・噛み合わせが変化してしまいます。大きく歯が移動してしまうとインプラントの被せ物が入るスペースが不足してしまう場合もあり、注意が必要です。

歯が移動するのを防ぐためにも、歯がない期間は仮歯を入れておく必要があります。

傷口に刺激が加わるのを防ぐため

インプラント手術を終えた歯茎はとてもデリケートな状態です。そのため、外部からの刺激をなるべく与えないように過ごす必要があります。

待機期間中に歯がない状態で過ごしていると、飲食物の刺激やハブラシの刺激が傷口に直接伝わります。刺激を受けると、傷口の治りが悪くなったり炎症を起こしたりするリスクがあるので、仮歯は傷口を保護するためにも必要な処置といえるでしょう。

歯のない期間に気を付けること

ハミガキをする女性

インプラント治療中、歯のない期間は仮歯を入れるのが一般的です。歯のない仮歯の期間に気をつけることは2つあります。

  • 仮歯に強い力をかけ過ぎない
  • 仮歯や隣接歯など仮歯の周囲に汚れをためない

以下に、解説していきます。

仮歯に強い力をかけ過ぎない

仮歯は仮についている状態なので、歯の機能面の役割はほとんど果たしていません。そのため、硬いものや粘着性のあるものを食べると仮歯が欠けたり外れたりする可能性があります。ハブラシや歯間ブラシなどを使うときも、強い力で磨くと外れてしまうので注意が必要です。

歯のない期間は、硬い食べ物は仮歯の入っている部分で噛まないようにするなど工夫して過ごしましょう。

仮歯や隣接歯など仮歯の周囲に汚れをためない

仮歯の多くは、プラスチックで作られています。仮歯の表面は粗造なので汚れが残りやすいです。そのため、歯磨きをおろそかすると汚れが残ってしまいます。汚れが長期間残ったままの状態では、歯茎が細菌感染を起こして炎症する可能性が高くなります。

インプラント部分の歯茎が炎症を起こしてしまうとインプラント体が顎の骨にしっかりと固定されずインプラント体が抜け落ちてしまうリスクもあるので、ハブラシや歯間ブラシなどを使用して汚れを残さないようにしましょう。

まとめ

歯科医院

インプラント治療中は「歯のない期間」があります。審美面を気にする方にとって、歯のない期間があることはインプラント治療を受けるか悩むポイントになるでしょう。

しかし、インプラント治療中の歯のない期間は仮歯を入れる場合が多いので、周囲に歯がないことを知られる可能性は低いといえます。インプラントは審美性が高く、寿命も長い治療法です。インプラント治療に興味がある方は、歯科医院を受診してカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

歯医者で検診中の女性

【比較】インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いとは?メリット・デメリットも詳しく解説!

 

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯医者で検診中の女性

むし歯や歯周病などが原因で歯を失ったときに、見た目や噛み合わせの悪化を防ぐため早期に治療することが大切です。歯が欠損した部分を補填するには、インプラント・ブリッジ・入れ歯といった方法があります。

それぞれの治療方法の特徴や、メリット・デメリットを理解して最適な方法を選択しましょう。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い

歯医者の治療方法

インプラント・ブリッジ・入れ歯は、審美性や機能面はもちろん、治療するうえで重要な費用面などでも、さまざまな違いがあります。

それぞれの治療方法の比較は、以下のとおりです。

<インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較表>

インプラント ブリッジ 入れ歯
審美性 最も審美性に優れている 比較的審美性に優れている 審美性はやや劣る
咬合力 天然歯と同様に噛める ほぼ天然歯と同様に噛めるが、支えになる歯の状態によっては不具合を感じることもある 天然歯と比較すると咬合力は低下する
耐久性(平均寿命) 10~15年ほど 7~8年ほど 4~5年ほど
装着時の違和感 違和感はない ほぼ違和感はない 違和感や異物感をもちやすい
外科的処置 外科的手術が必要になる 必要ない 必要ない
歯を削る処置 必要ない 歯を削る処置が必要になる バネをかける場合は歯を削ることがある
治療期間 3か月~1年ほど 1~3か月ほど 2~3か月ほど
他の歯への影響 ない 支えになる歯に負担がかかる 部分入れ歯の場合、バネをかける歯に負担がかかる
顎骨への影響 ない 歯がない部分の顎骨が吸収し痩せることがある 歯がない部分の顎骨が吸収し痩せることがある
保険適用 保険適用外(自費診療) 保険適用
審美的・機能的に優れたものを選択した場合は保険適応外になる
保険適用
審美的・機能的に優れたものを選択した場合は保険適応外になる

 

インプラント・ブリッジ・入れ歯それぞれのメリット・デメリット

メリットとデメリット

インプラント・ブリッジ・入れ歯、それぞれの治療方法にはメリット・デメリットが存在します。失った歯を補うにはどの治療が最適なのかを歯科医師と相談しながら決めましょう。

インプラントのメリット・デメリット

インプラント治療とは、歯が欠損した部分の顎骨に人工歯根を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付ける治療です。

インプラントのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<インプラントのメリット・デメリット>

メリット ・天然歯と同様の機能性や審美性が実現する
・周囲の歯や顎骨に負担がかからない
・骨や歯茎が痩せにくい
デメリット ・治療費が高額である
・治療期間が長い
・条件によっては治療適応外になることがある

インプラントの大きなメリットは、天然歯と同様の噛み心地や見た目が実現するところです。人体に親和性の高い素材でできた人工歯根を埋め込むため、顎骨にしっかりと固定されます。しっかりと物を噛めるだけではなく、噛む力が骨に伝わるため骨や歯茎が痩せにくくなるといったメリットもあります。

デメリットは、基本的に保険が適用されず、自費診療となるところです。1本30〜40万円と費用は高額になりますが、医療費控除の対象となるため忘れずに申請しましょう。

インプラント治療は外科的手術を伴うため、年齢や健康状態によっては受けられない可能性もあるので、注意が必要です。

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジとは、欠損した部分の両隣にある歯を削り土台を作り、橋渡しをするように人工歯と一体型の被せ物を装着する方法です。

ブリッジのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<ブリッジのメリット・デメリット>

メリット ・保険適用のブリッジであれば費用を抑えられる
・治療期間が短い
・固定式である
デメリット ・歯を削る必要がある
・土台となる歯に負担がかかる
・むし歯や歯周病のリスクがある

ブリッジは、使用する材料にセラミックなどを選択すると保険適用外にはなりますが、審美性・機能性の優れた治療を行なえます。「前歯は保険適用外のブリッジ、目につきにくい奥歯は安価な保険適用のブリッジ」というように選択できるのも特徴のひとつです。

土台の歯がむし歯になっていて根の治療が必要になると、治療期間は長くなる傾向があります。また、ブリッジは被せ物をするために歯を削らなければなりません。健康な歯を削るのは歯の寿命を短くすることにも繋がるため、大きなデメリットと言えるでしょう。

ブリッジの人工歯部分には食べかすやプラークがたまりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。欠損歯が多かったり土台にできる歯がない場合は、ブリッジの治療適応外なので注意しましょう。

入れ歯のメリット・デメリット

入れ歯には、歯を失った場所に応じて、総入れ歯と部分入れ歯の2種類があります。部分入れ歯は、入れ歯を支えるために残っている歯に固定するバネがついている構造です。

入れ歯のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

<入れ歯のメリット・デメリット>

メリット ・保険適用の入れ歯であれば費用を抑えられる
・治療期間が比較的短い
・修理ができる
デメリット ・違和感や異物感を持ちやすい
・咬合力が弱い
・バネをかける歯に負担がかかる
・入れ歯の管理が必要である

入れ歯のメリットは、多数の歯を失ったとしてもインプラントやブリッジと比較して費用を抑えて歯を補えることです。壊れても簡単に修理ができるのは入れ歯の大きな特徴と言えるでしょう。

デメリットは、面積が大きくなるほど違和感や異物感をもちやすいことです。保険適用外にはなりますが、金属製の薄い入れ歯やバネがない入れ歯を製作するのは可能なので、歯科医院で相談することをおすすめします。また、寝る前は入れ歯を外し、汚れを落として清潔に保つ必要があります。部分入れ歯の方は、入れ歯の管理はもちろん、残った歯を歯磨きしてむし歯や歯周病から防がなければなりません。

インプラント治療が向いている人

歯科検診

インプラント治療は、審美性や機能性に優れていてメリットの多い治療方法です。

しかし、健康状態や生活習慣などによってはインプラント治療適応外、または予後が悪くなってしまいます。インプラント治療が向いているかを自分で確認してみましょう。

インプラント治療に向いている人

インプラント治療に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 審美性や機能性を重視している人
  • 入れ歯が不向きだと感じる人
  • ブリッジ治療ができない人

それぞれ解説していきます。

審美性を重視している人

審美性を求める方にはインプラント治療が適しています。インプラント治療であれば、天然歯と同様の歯の透明度や色調を再現できます。ブリッジ・入れ歯のように金属やバネが目立つことはありません。

入れ歯が不向きだと感じる人

入れ歯を装着したことがあり嘔吐反応や違和感がある方には、インプラントが向いています。インプラントは顎骨に埋め込んで固定するため、ずれることなく天然歯同様に噛めるのが特徴です。外す必要がないため、入れ歯の着脱に抵抗がある人にも安心です。

入れ歯を装着して、話しにくい・発音に影響が出たと感じる方もいるでしょう。インプラントは、発音に影響することがなく、人前で話すような職業の人に向いています。

ブリッジ治療ができない人

ブリッジの土台にする歯がない・土台にする歯の強度がないといった場合は、ブリッジ治療ができず、インプラント治療を選択することがあります。

インプラント治療では、ほかの歯を削って土台として負担をかけることはありません。ブリッジ治療はできませんが、入れ歯には抵抗がある人にはインプラント治療は最適といえます。

インプラント治療に向いていない人

インプラント治療に向いていない人の特徴は、以下のとおりです。

  • 骨粗鬆症である人
  • 糖尿病などの全身疾患がある人
  • 若年者・高齢者・妊娠中の人
  • 口腔内を清潔に保てない人
  • 喫煙習慣がある人

それぞれ解説していきます。

骨粗鬆症である人

骨粗鬆症は、骨の密度や質が低下し、骨がもろくなる病気です。インプラント治療では、顎骨にチタンなどでできた人工歯根を埋め込む治療が必要です。骨粗鬆症によりもろくなった顎骨に埋め込むと、人工歯根が密着しなかったり抜けてしまったりと不具合が起こる可能性があります。また、骨粗鬆症の治療薬によっては、外科手術の際に細菌感染や顎骨壊死の可能性があることも考慮しなければなりません。

糖尿病などの全身疾患がある人

以下のような全身疾患がある場合は、医師と相談しインプラント治療に関して慎重に対応しなければなりません。

  • 高血圧
  • 心疾患
  • 脳血管障害
  • 糖尿病
  • 免疫不全
  • 放射線治療を受けている

感染や出血などのリスクから、インプラント治療が禁忌となる場合があります。疾患の症状によっては、薬剤をコントロールすることでインプラント治療が可能になる場合があるため、医師・歯科医師とよく相談しましょう。

若年者・高齢者・妊娠中の人

年齢が若く成長期の過程にある場合は、顎骨が完成するまではインプラント治療はできません。全身疾患を患っている可能性が高く外科的手術が難しい高齢者も、インプラント以外の治療を選択する可能性が高いです。妊娠中のインプラント治療は、母子双方の安全を考慮し、出産後に行ないましょう。

口腔内を清潔に保てない人

口腔内が不潔な状態が続くと、インプラント周囲炎を引き起こすことがあります。インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が細菌感染を起こし、腫れたり出血したりする症状です。

歯磨きなどのセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが難しい方は、インプラント治療に不向きといえます。

喫煙習慣がある人

喫煙は、歯茎の毛細血管を収縮させ、血流が悪くなります。インプラント周囲炎やインプラントと骨が密着しにくくなるリスクが高まるため、禁煙を指示されることが多いです。

まとめ

歯医者

納得して自分に合った治療を受けるには、それぞれの治療の特徴を理解することが大切です。健康状態や生活習慣によって受けたい治療が受けられない場合もあるため、歯科医師とよく相談してください。

どの方法を選ぶべきかお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラント手術は痛い?痛みの原因や緩和するために気を付けることについて解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラント治療を検討しているが「インプラントは痛い」という噂を聞いて、選択するか迷ってはいませんか。

痛みに敏感な方や歯科治療が苦手な方にとって「痛い」と聞くと不安になると思います。実際にインプラント手術では、個人差がありますが痛みを感じる場合があります。そこで本記事では、インプラント手術で痛みを感じやすい時期について、痛みを緩和させる過ごしかたを紹介します。インプラント手術は痛いのか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラント手術時間と回数は?

インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込む際に外科手術をおこないます。はじめてインプラント手術を受ける場合「手術時間はどれくらいかかるのか?」「手術は何回受けるのか?」など疑問点も多く緊張や不安も大きいでしょう。

以下に、インプラント治療の手術回数と時間に対する疑問について解説していきます。

インプラントの手術回数は1回または2回

インプラント手術には、1回法と2回法の2種類の方法があります。

1回法は、インプラント手術を1回で完了させる方法です。人工のネジ(インプラント体)を顎の骨に埋め込む手術をする際に、インプラント体と被せ物を連結させるアバットメントまで取りつけます。インプラント手術後は、歯茎からアバットメント部分が見えている状態です。1回法は、顎の骨の状態が良く口内環境が整っている・全身の健康状態に問題がない場合に採用されます。

2回法は、インプラント手術を2回にわけておこなう治療法です。顎の骨にインプラント体を埋め込む際、インプラントを露出させない状態で歯茎を縫合します。この状態で顎の骨とインプラント体の結合を待つ待機期間を設けます。顎の骨とインプラント体が結合したら、再び歯茎を開き、インプラント体にアバットメントを装着します。二回法は、歯茎からインプラント体が露出していないので、細菌感染のリスクが少なく、ほとんどの症例で適応できる治療法です。

どちらの術式を採用するかは、顎の骨や全身の健康状態などを考慮して歯科医師が判断します。

インプラントの手術時間は1〜3時間

インプラントの手術時間は、1回法・2回法とともに1〜3時間が目安です。インプラント体を埋め込む手術自体は、1本あたり30分ほどで完了します。

しかし、手術前の口内の消毒や麻酔・術後の処置や説明などの時間をあわせると長時間の滞在になるでしょう。2回法の2回目の手術は、麻酔などもあわせて30分~1時間ほどで完了する場合が多いです。

インプラントの手術中の痛みは?

「手術」と聞くと痛みがないか不安に感じる方が多いと思います。インプラント手術は、麻酔をおこなってから手術するので痛みを感じることはほとんどありません。

インプラント手術中に痛みがでるケースは、以下の2つが挙げられます。

  • 局所麻酔の注射をするとき
  • インプラント手術のとき

詳しく解説します。

局所麻酔の注射をするとき

インプラント手術中は手術部位に局所的な麻酔をかけるので、痛みを感じることはほぼありません。

ただし、麻酔をかけるときは痛みが生じます。インプラント手術で使用する麻酔は、虫歯や抜歯の際に使用する麻酔と同じケースが多いです。歯科の麻酔は歯茎に注射して麻酔をかけるので、注射をする際に「チクッ」とした痛みがあります。注射針を刺したことが原因の痛みなので、痛みを感じるのは一瞬です。

しかし、なかには痛みに弱く、一瞬の痛みでも不安や避けたい気持ちがある方もいるでしょう。このような場合「表面麻酔」といわれるゼリー状やゲルタイプの麻酔で歯茎の感覚をなくして注射すると、痛みを感じることなく注射を受けられます。注射の痛みが苦手な方は、事前に主治医に相談しておくといいでしょう。

インプラント手術のとき

インプラント手術中は、麻酔をしているので基本的には痛みは感じません。

しかし、麻酔の効きかたには個人差があるのはもちろん、麻酔する部位や体調によっても変化します。同じ量でも、人によっては麻酔がなかなか効かない・途中で麻酔が切れてしまうなどのリスクがあります。手術中に痛みがでた場合は、我慢せずに主治医またはスタッフに伝えるようにしましょう。手術中に痛みが出た場合は、麻酔を追加して対応します。

痛みが苦手で不安がある方は、あらかじめ相談しておくと手術中に痛みがでないように麻酔の量を調整してもらえる可能性があります。

痛みや歯科治療への不安が大きい方は静脈内沈静法の検討も!

局所麻酔をおこなうと手術部位の痛みを抑える効果が得られます。

ただし、痛みは抑えられますが、ドリルの振動や器具を使用する音・周囲の会話などは普段と同じようにわかる状態です。歯科治療が苦手な方や痛みに敏感な方にとって、音や振動だけでも不安や恐怖を感じてしまいます。不安や恐怖心が大きい方は「静脈内鎮静法」に対応しているクリニックでの手術を検討するといいでしょう。

静脈内鎮静法は、全身麻酔とは異なります。静脈に点滴をおこない感覚を鈍らせる効果があり、半分眠ったようなリラックスした状態で手術を受けることが可能です。痛みや歯科治療の恐怖心を和らげる効果が期待できます。

インプラント手術後の痛みや腫れは?

 

 

インプラント手術後の痛みや腫れについて不安を感じる方は多いです。ここでは、インプラント手術後の痛みや腫れがどのようにでるのか解説します。

インプラント手術後に起きる痛みや腫れ

インプラント治療後、麻酔がきれると痛みを感じる場合があります。痛みは抜歯後の痛みに近く、鎮痛剤を服用すると緩和される程度の痛みです。一般的に、痛みのピークは2〜3日で、1週間ほどすると改善されるでしょう。なかには、痛みと同時に腫れや内出血がでる方がいます。腫れ・内出血は、インプラント手術を複数本おこなった場合や、顎の骨の量を増やす骨造成術を同時におこなった場合などに起きやすいです。腫れ・内出血は10日ほどかけて徐々に消失していきます。

ただし「鎮痛剤を飲んでも強い痛みがある」「腫れが、なかなか引かない」など気になる症状があるときは、早めに担当医に相談するようにしましょう。

抜糸の痛み

インプラント手術は、術部の歯茎を縫合して完了です。1週間ほど経過して、ある程度傷口が治癒したら抜糸をおこないます。

ただし、抜糸で歯茎から糸を抜くときに痛みを感じる場合があります。痛みはチクチクと感じる程度なので、抜糸の際は麻酔をせずにおこなうケースが一般的です。

しかし、痛みに敏感な方は抜糸の痛みも我慢できるか不安に感じるでしょう。痛みに不安がある場合は、事前に歯科医師に相談すると表面麻酔をおこなうなどの対処をしてもらえる可能性があります。

インプラント手術後の痛みを緩和するために気を付けること

インプラント手術後は、痛みや腫れが起きやすい状態です。少しでも痛みや腫れが緩和するために気を付けることは、以下の3つがあげられます。

  • 刺激の強い食べ物やアルコールは控える
  • 入浴は控えてシャワー程度にする
  • 運動は控える

詳しく解説します。

刺激の強い食べ物やアルコールは控える

インプラント手術は、おこなった当日から食事が可能です。

ただし、手術の際に使用した局所麻酔で口内の感覚は鈍っている状態でしょう。麻酔が効いている間は、舌や頬を噛みやすく冷温の感覚も鈍っているので、やけどのリスクも高くなります。食事は、局所麻酔が切れてから摂るようにしましょう。

また、術後の数日間は「おかゆ」や「うどん」など、やわらかめの食事で歯茎を刺激しないように心がけてください。刺激の強い香辛料や甘いものもこの時期は控えるようにしましょう。飲み物も食事と同様に刺激が強いものは控えます。特に、アルコールは血行が促進され再出血や傷口の腫れに繋がるので、術後1週間は控えるようにしましょう。

入浴は控えてシャワー程度にする

インプラント治療後は、入浴にも注意が必要です。手術当日から数日間は、出血や腫れがでやすい時期といえます。この時期に血流がよくなる行動をすると、出血や腫れが引きにくくなり痛みを長引かせる可能性が高くなるのです。

入浴の際は湯船に浸かるのは控えて、ぬるめのお湯でシャワーを浴びる程度にしましょう。傷口が落ち着けばふだんどおり入浴できます。

運動は控える

インプラント手術後2〜3日は、運動を控えるようにしましょう。運動は、入浴やアルコールなどと同様に体の血流が良くなります。血流が良くなると、出血や腫れが現れやすくなるので痛みが長引く可能性があります。個人差はありますが、痛みや腫れの症状がなければ、術後2〜3日後から軽いウォーキング程度なら運動の許可がおりるでしょう。

ただし、運動により疲れが蓄積されると体の抵抗力が低下します。抵抗力の低下は、細菌感染をおこすリスクを高めてしまうので、術後は免疫力の低下を避けるためにも安静を心がけてください。

痛みが続く場合は?

インプラント手術は、術後数日間〜1週間程度は痛みや腫れがでやすい状態です。痛みの程度や感じ方は個人差が大きいので1週間以上、痛いと感じる方もいます。個人差はありますが、時間の経過とともに傷口が落ちつくと痛みや腫れも和らいでいくのが一般的です。

しかし、鎮痛剤を飲んでも解消されない激しい痛みや1か月以上痛みの程度が変わらない場合は注意が必要です。インプラント部分の歯茎や骨が細菌感染して、炎症している可能性があります。痛みが長引くのは何かしらの異常がある可能性が高いので、我慢せずに早めにクリニックを受診し、主治医に相談するようにしましょう。

まとめ

インプラント手術は痛みをともなう場合があります。痛みの有無は、インプラントをおこなうかどうかの判断ポイントの一つになるでしょう。インプラント治療で「痛い」と感じるときは、インプラント手術中とインプラント術後に現れる場合がほとんどです。痛みは、局所麻酔や鎮痛剤で対処できる程度の痛みなので、不安がある方は事前にクリニックに相談するといいでしょう。また、術後は少しでも早く痛みが緩和されるように「飲食物」「入浴」「運動」については主治医の指示を守るように心がけることが大切です。

インプラントで痛みや違和感のある方、そのほか不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!