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インプラント治療期間はどれくらい?治療の流れも解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

黄色の背景の前に置かれたインプラントの模型とヘルメット

インプラント治療を受けてみたいけど「インプラントは治療期間が長い」という情報もあるため、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。確かに治療期間がかかりますが、症例やインプラントの治療法によって、治療期間は変わってくるのです。

今回は、インプラントの治療期間はどれくらいかかるのか、治療の流れと一緒に解説します。インプラントの治療期間に不安を抱いている方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療にかかる期間

カレンダーが複数個置かれている

インプラントは、一般的な歯科治療に比べて期間がかかってしまう治療です。最短で3か月、平均で6か月、難症例では1年近くかかることもあります。症例によって治療期間が大きく異なるため、一概にどれほどの期間がかかるかは言い切れません。

インプラント治療はトータルすると治療期間が長い傾向にありますが、手術などの大がかりな治療を長期間しているわけではありません。「そんなに長い間、大掛かりな治療に耐えられない」との意見も中にはありますが、手術自体は1〜2回だけです。インプラントの治療期間が長いのは、歯茎の中に埋めたインプラント体と骨がしっかりとくっつくのを待つ待機時間があるからです。その間にほかの治療を進めることも可能なため、それほど苦痛を感じる治療ではないでしょう。

これまで、インプラントの治療期間が不安で、インプラント治療に踏み出せなかった方も治療の流れや治療内容を理解することで、インプラント治療に前向きになれるかもしれません。

インプラント治療の流れ

階段のように積み重ねられた積み木

インプラント治療は、3か月〜1年近くかかることがあると説明しましたが、症例だけでなく治療部位によって異なります。下の歯よりも上の歯のほうが治療期間が長くなる傾向です。

治療の流れがよくわからないという方のために以下の表で分かりやすく説明しています。

〈インプラントの各治療にかかる期間〉

治療の流れ

 

治療内容 治療期間・治療回数
①精密検査・

治療説明

インプラント手術をするにあたって

骨の状態や噛み合わせの状態などを詳しく検査します

1〜2回
②手術前準備

 

手術前にはお口の中をきれいにクリーニングします

歯周病や虫歯など、インプラント治療前に優先して

治療すべき箇所がある場合は、そちらの治療を行います

お口の状態によって異なる
※歯周病治療で治療期間がかかる場合もある
③インプラント

手術

顎の骨の中にインプラント体を埋めます

手術は1回法か2回法かによって回数が異なります

1回または2回
④消毒

 

インプラント手術を受けた翌日に

状態確認と消毒を行います

1回
⑤抜糸

 

手術時に縫合した部分の抜糸を行います 1回
⑥待機期間 歯茎に埋めたインプラント体と骨がしっかりと

くっつくまで経過を待つ必要があります

その間、仮歯を装着して噛み合わせなどの

問題がないか確認します

約3か月〜(インプラントを埋める場所や状態によって異なる)
⑦上部構造の

型取り

インプラント体の上に装着する

被せ物の型取りをします

1回
⑧上部構造の

装着

 

出来上がった被せ物を装着して治療完了です 1回
⑨定期的な

メンテナンス

最終的な被せ物を装着すれば治療は完了ですが

インプラント治療にはメンテナンスが必須です

インプラントをより長持ちさせるためにも

定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう

歯科医院や患者さんの状態によって異なる

抜歯と同時にインプラントを埋める方法

基本的な治療の流れは上記のとおりですが、インプラントは抜歯後の歯茎が落ち着いてからインプラントを埋める方法と、抜歯と同時にインプラントを埋める方法があります。

抜歯と同時にインプラントを埋める「抜歯即時インプラント治療」は、より治療期間を短縮できます。さらに、手術当日に仮歯まで装着できることもあるので、歯がない期間がない点も嬉しいポイントです。

ただし、骨の質や骨量によっては抜歯即時インプラントができない場合もあります。「より治療期間を短くしたい」という方は、抜歯即時インプラントが可能か、担当歯科医師に相談してみましょう。

骨量が少ないと追加処置が必要になる

骨が少なくて骨造成などの追加処置が必要になる方もいます。

骨造成や歯茎の移植などが必要になった場合は、治療回数も待機期間も増えてしまうでしょう。追加処置が必要かどうかは最初の検査・診断を行った際に、歯科医師から説明があるはずです。診断後、おおよその治療期間についての説明もあるので、治療前に必ず確認しておきましょう。

インプラント治療中に歯がない期間がある?

インプラント治療を受けても、待機期間の間、ずっと歯がない状態になるのは患者さんにとってとても不安なことです。見た目の問題はもちろん、ずっと噛めない状態はつらいと感じる方もいるでしょう。

しかし、インプラント体を埋めてから最終的な被せ物を装着するまでの間、ずっと歯がない状態ということではありません。その間は仮歯を装着して審美面でも問題ないよう治療できます。前歯などの治療であれば、手術当日に仮歯を装着することが一般的です。

待機期間に仮歯を装着する目的は、以下の4つです。

・隣の歯が移動と歯並びの乱れの予防
・細菌感染の予防
・噛み合わせの調整
・審美面の対策

仮歯はプラスチックの素材で作られているため、噛み合わせの高さ調整が可能です。インプラント手術直後はインプラント部分で噛まないよう指導されますが、落ち着いてきたらインプラント部分で噛めるように調整していきます。

仮歯の期間中に気をつけたいこと

仮歯を入れていると、見た目の問題がなく、ある程度噛めるようになります。

しかし、気をつけておくべき点もあるので注意しましょう。仮歯はプラスチックの素材のため割れやすいです。硬い物を食べたり、強く噛んだりすると割れてしまう可能性があります。

また、当然ながら仮歯は完成形ではありません。最終的な被せ物と取り替えられるよう、あとから外せる接着剤を使用して仮歯を装着しています。そのため、ガムやキャラメルなどのくっつきやすい食べ物を噛んでいると、仮歯が外れてしまうことがあります。インプラントの状態によっては、仮歯を入れていても噛み合わないようにしていることもあります。

歯科医師からインプラント部分で噛んでもいいという指示が出るまで、インプラント部分で噛まないよう気をつけましょう。

インプラント治療後は定期的なメンテナンスを

歯科医院で治療を受ける女性

インプラント治療は、最終的な被せ物が入ったら終了ではありません。インプラントをより長持ちさせるために、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

なぜメンテナンスが必要になるかというと、お口の清掃が不十分だったり、噛み合わせが安定していない場合、インプラントを長持ちさせるのが難しくなるからです。インプラントは虫歯になりませんが、インプラント周囲炎という歯周病にはなります。これに気付かずに放置すると、最悪の場合、インプラントを抜かなければいけません。

高額な治療費を払って受けた治療が台なしになってしまうのは、とても残念なことです。そうならないために、定期的にメンテナンスを受診し、プロフェッショナルなクリーニングケア受け、全体的なチェックをしてもらうことをおすすめします。

「治療後に定期的なメンテナンスを受けていない場合は保証できません」という歯科医院も少なくありません。治療後に放置されると、早めに対処すれば改善できる処置もできなくなるからです。インプラント治療にとって、メンテナンスは非常に重要ということがわかるでしょう。

まとめ

インプラントの模型を使って説明している歯科医

インプラント治療は、一般的に3〜6か月ほどの治療期間がかかります。通常の歯科治療と比較して、インプラントは治療期間がかかる治療ですが、手術自体は1〜2回で終わります。インプラント埋入後は仮歯や仮の入れ歯を装着可能なので、見た目の心配は不要です。「長い」といわれる治療期間に不安を感じ、インプラント治療に一歩踏み出せない方は、治療の流れを確認してみてください。治療期間は長いですが、ずっと大変な治療がつづくわけではないので「思ったよりしんどくなかった」という意見も多いです。

インプラント治療を受ける際は、症例によって治療期間も異なりますので「どれくらいの期間がかかるのか」を事前に担当歯科医師に確認しておきましょう。また、インプラント治療は定期的なメンテナンスが必要です。指導された間隔で定期検診を受診し、インプラントを長持ちさせましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

奥歯をインプラントにするメリット!奥歯の役割や気をつけることもわかりやすく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

歯医者で治療を受けている女性

奥歯を失った際、よく噛めるようになるインプラント治療を検討されている方も多いと思います。インプラント以外の治療法には入れ歯やブリッジがありますが、奥歯こそインプラントにしたほうがいいのです。

この記事では、奥歯をインプラントにするメリットとデメリット、インプラント治療で気をつけるべき点を詳しく説明しています。インプラント治療を受ける前に正しい知識を身につけておきましょう。

奥歯はどこから?

歯の模型を使って説明している

奥歯とは臼歯のことを指し、前から4番目以降の小臼歯2本と大臼歯2本のことです。加えて親知らずが生えている場合は親知らずも奥歯に含まれます。

しかし、親知らずは生えてこない人もいれば、歯茎に埋まった状態の人もおり、必ずしも全員に生えるわけではありません。親知らずを含まなければお口全体で奥歯は16本で、親知らずが上下左右すべて生えている場合の奥歯は20本です。

奥歯の役割とは?

ピンクの背景の前に歯のモデルが並べられている

奥歯は、噛み合わせの高さが決まる重要な役割があり、欠かせない歯です。食べ物をすりつぶしたり、噛み砕くのも奥歯なので、奥歯がない状態で食事を楽しむことは難しいでしょう。また、しっかり噛めないことは健康問題にも直結したり、奥歯がないと空気が漏れて発音にも影響を及ぼすかもしれません。そのため、インプラント・ブリッジ・入れ歯のいずれかの治療法で噛める状態にする必要があります。

奥歯をインプラントにするメリット

MERITの文字の積み木が並べられている

前述のとおり、奥歯を失った際はインプラント・ブリッジ・入れ歯の3つの治療法があります。

今回はそのなかでも奥歯をインプラントにするメリットをご紹介するので、インプラント治療を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

①前歯に比べて難易度が低い

前歯部は奥歯に比べると骨が薄いことが多く、インプラントを埋入する角度が難しくなります。骨が薄くて少ないと「骨造成」という骨を増やすための追加処置が必要になり、費用も高くなったり痛みや腫れが出やすくなったりと手術が大変になります。

それに比べて、奥歯は比較的骨がしっかりあるケースが多いため、前歯に比べて難易度が低いのです。

②違和感を少なくできる

奥歯を失った際の治療法には、インプラント以外に入れ歯やブリッジがあります。入れ歯は取り外しができ、清掃がしやすいですが、どうしても違和感が出やすいです。また、痛みが出てしっかり噛めないこともあります。ブリッジは入れ歯より違和感が少なく、しっかり噛み合わせることができますが、両サイドの歯と連なった被せ物です。

入れ歯やブリッジに比べて、インプラントは元の天然歯と同じように修復が可能なため、違和感が少なく、見た目も天然歯と同じように自然で美しい状態にできます。

③再度虫歯にならない

奥歯は歯磨きが難しく虫歯になりやすい場所でもあります。奥歯を失った際にブリッジで治療すると前後の歯と連なった被せ物が入るので、ブラッシングはより難しくなります。歯間ブラシなどを用いて丁寧にケアができなければ再度虫歯になってしまうこともあるのです。

それに比べて、インプラントは虫歯になることはありません。ブラッシングなどのケアを怠ると歯周病になる可能性はありますが、虫歯にはならないので、再度虫歯になることを懸念されている方におすすめです。

④他の歯に負担をかけずに済む

奥歯を失った際にブリッジで治療すると、連なった被せ物にするために隣の歯を削る必要があります。一度削った歯は戻りませんので、あとで後悔をしても元通りにはできません。削った歯は土台となり負担がかかるので、弱くなってしまいます。部分入れ歯にした場合は、残っている歯に銀でできたバネを引っ掛けます。入れ歯を取り外しする度にバネがかかった歯に負担がかかることになるのです。

インプラントは、歯がないところにインプラント体を埋め、被せ物を装着するだけで天然歯のように修復できるので、他の歯に負担をかけることはありません。

⑤バランスのとれた噛み合わせにできる

奥歯を失うと、左右でバランスよく噛めなくなります。噛み合わせは非常に重要で、バランスが悪い状態を放置しておくと、頭痛や肩こりを引き起こす原因になることもあります。また、歯がない場所では噛めないので、反対側で食事をするようになり、次は反対側の歯に負担がかかって結果的に左右とも歯を失ってしまうことにもなるのです。

⑥顎の骨が痩せるのを防げる

顎の骨は歯根があることで刺激が加わり、骨が弱くなるのを防げます。入れ歯やブリッジは歯がないところでも噛めるようにはなりますが、歯根がなく顎の骨に刺激が伝わらないので、次第に骨自体が痩せてしまうのです。

入れ歯の場合、骨が痩せると入れ歯が合わなくなり、痛みが出たり、再度入れ歯の作り直しが必要になったりします。ブリッジの場合だと、骨が痩せることで、連なった被せ物のダミー部分に食べ物が詰まりやすくなってしまいます。

インプラントは、骨にインプラント体を埋めるので噛む力が顎の骨にも伝わり、骨が痩せるのを防げます。

奥歯をインプラントにするデメリット

DEMERITの文字の積み木が並べられている

奥歯のインプラント治療にはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。メリットとデメリットの両方を把握して、納得したうえでインプラント治療を受けるようにしましょう。

①治療費が高額になる

インプラント治療は保険適応外で自由診療です。そのため、高額な治療費がかかります。

とはいっても、セラミック素材のブリッジで治療したり、保険適応外の入れ歯を作製したりすると同程度の治療費がかかることもあります。どの治療法が最もご自身に最適か、よく検討しましょう。

②治療期間が長くなる

インプラントは、埋入した後に骨とインプラント体がしっかりくっつくのを3か月ほど待ちます。症例によってはもっと長い期間待つこともあります。その後に上部構造と呼ばれる被せ物の型取り・装着を行いますので、トータルすると半年ほどかかることが多いです。

③メンテナンスが必要

奥歯に関わらず前歯部でも同じですが、インプラントを埋めた後は定期的なメンテナンスが必須です。インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなる可能性があります。定期的な検診で状態の確認と専門的なクリーニングを行っていないと、インプラントが脱落してしまうかもしれません。せっかくインプラント治療を受けたのであれば、より長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。

奥歯のインプラント治療で気をつけること

歯医者でカウンセリングを受けている女性

インプラント治療を行う際には、まず十分なカウンセリングが必要です。全身疾患の有無や服用しているお薬の確認などを行い、インプラント治療が最適かどうか検討します。問題がなければ精密検査・診断に進み、歯科用CTで骨の状態や噛み合わせを調べます。

インプラントを上の歯に埋める場合は「上顎洞」と呼ばれる空洞の位置を確認しながら、インプラントの埋入角度や深さを検討します。インプラントを下の歯に埋める場合は、下歯槽神経・下歯槽動脈・下歯槽静脈をドリルで傷つけないよう位置関係を確認しながらインプラント治療を進めます。

このように、事前準備を十分に行うことで安心なインプラント治療を行えるのです。なお、喫煙はインプラント周囲炎の原因にもなります。手術後だけでなく、インプラントを長持ちさせるためにも禁煙されることをおすすめします。

インプラント手術当日は体調が万全な状態で臨めるよう、自己管理も必要です。ゆっくり安静に過ごせる日に手術の予約を取るようにしましょう。

まとめ

歯の治療を受けている女性の前にインプラントの模型が置かれている

奥歯を失った際の治療法にはインプラント・ブリッジ・入れ歯がありますが、その中でもインプラント治療はたくさんのメリットがあります。インプラント治療は残っている歯にとって最もやさしい治療法です。もちろんデメリットもありますので、インプラント治療をしっかり理解したうえで納得のいく治療法を選択しましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!

インプラントのメンテナンスは重要?費用や内容について詳しく解説!

皆さん、こんにちは。綾瀬市にある武内歯科医院です。

インプラント

「インプラントの寿命はどれくらい?」「口腔内の炎症に悩んでいる」「高額な医療費に困っている」このような考えや悩みを抱えていませんか?1本で30万円以上の費用がかかるインプラントは、基本的に10〜15年ほどで交換が必要です。

しかし、これはメンテナンスをしっかり行っていた場合の寿命です。使い続けることで劣化が進むため、定期的に口腔チェックや歯石の除去、歯磨き指導などが必要となりますが、場合によっては費用がかかることに注意しなければなりません。

この記事では、インプラントの寿命やメンテナンスの重要性、メンテナンスの内容と費用について詳しく解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラント

インプラントはとても高額な治療ですが、埋め込んだ歯は永遠に使用できるわけではありません。

まずは、インプラントの寿命について解説していきます。

インプラントの寿命は10〜15年程度

インプラントの寿命は、メーカーや種類によってさまざまですが10〜15年程度が一般的です。

ただし、メンテナンスの頻度などによってインプラントの寿命は変わるため、10年よりも早く交換が必要になる場合もあります。歯を自分の歯茎に埋め込む治療のため、違和感も少なく自分の歯のように噛んだり話したりすることが可能ですが、医療保険が効かず自由診療であるため、高額になりがちです。1本30万円程度かかり、加えて年に2、3回のメンテナンスが必要になるため、維持費も高額になる傾向があります。

インプラントのメンテナンスの重要性

歯のピクトグラムと虫眼鏡と歯ブラシを持つ歯

メンテナンスはとても重要です。

メンテナンスには、クリーニングや病気の有無のチェックが含まれます。インプラントを長持ちさせるには、病気を予防することが一番大切です。そのため、メンテナンスで病気のチェックをすることは、インプラントの寿命を延ばすことに直結します。

ここからは、メンテナンスをしなければならない理由について、さらに詳しく掘り下げていきます。

歯周炎を予防するため

インプラントは人工の歯であるため、虫歯になることはありません。

しかし、インプラントにとって怖いのは「歯周炎」です。インプラント歯周炎は、インプラントの周りの歯茎が炎症を起こし、歯茎の腫れや出血、膿が出るなどの症状を引き起こす病気で、歯周病の前段階といわれています。歯周炎の原因は、口内の細菌です。細菌が集まると「バイオフィルム」という細菌の膜を作ります。 このバイオフィルムは、自分で歯磨きをするだけでは取れないため、とても厄介です。

歯周炎は、歯茎が腫れたり血が出たりという程度で、痛みなどの自覚症状がありません。そのため、自分では気がつかず、知らない間に歯周病にまで発展してしまうこともあります。

定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことでバイオフィルムを除去し、歯周炎が重症化する前にケアをすることで、インプラントを長持ちさせることにつながります。

残っている自分の歯の健康を守るため

歯周炎になってしまうと、インプラントだけではなく、残っている自分の歯(残存歯)にも影響が出ます。歯周炎は放っておくと段々と口内の歯茎全体に広がっていくからです。

メンテナンスでは、インプラントと残存歯、歯茎の状態をトータルでチェックし、クリーニングや歯石の除去を行います。そのため、メンテナンスによって残存歯を健康的に維持することも可能になります。

歯周炎は、口内のどこにでも発症する可能性があります。歯周炎を放置すると、インプラントだけでなく自分の歯も抜けてしまう可能性があるため、メンテナンスは必ず受けることをおすすめします。

保証を受けられるようになる

インプラント治療には、一般的に保証期間が設けられています。埋め込んだ後に、故意による破損以外の不具合があった場合は無料で対応してもらうことが可能で、インプラントの種類やメーカーにもよりますが、保証期間はだいたい5~10年となっています。

しかし、この保証を受けるためには「メンテナンスをきちんと受けていること」が含まれる場合が多いです。あくまでも保証の対象は「故意による破損以外の不具合」であるため、メンテナンスを受けていない場合は、保証は受けられません。

インプラントは自由診療のため、保証が受けられないと交換も高額になります。不具合があった時のためにも、メンテナンスはしっかり受けておきましょう。

インプラントのメンテナンスの流れと通院頻度

インプラント

次に、インプラントのメンテナンス内容と頻度について詳しく解説をしていきます。

インプラントのメンテナンスの流れ

インプラントのメンテナンスは歯科医院によって異なりますが、次のようなことを実施します。

  • 噛み合わせ検査
  • 口内の健康状態チェック(歯周炎の有無、歯周ポケットのチェック)
  • レントゲン
  • クリーニング
  • ブラッシング指導

メンテナンスでは、主に口内の状態のチェックとクリーニング、ブラッシング指導に分かれます。

口内チェックでは、歯周炎の有無や歯周ポケットの深さをチェックします。ここで、一緒に噛み合わせの検査も行います。噛み合わせが悪いと、しっかり食べたり話したりすることができません。インプラントのメリットが最大限発揮できるよう、噛み合わせの調整も大切な工程です。もし、口内に歯周炎や虫歯などの異常があれば、そちらの治療を行いますが、異常がなければクリーニングを行います。クリーニングでは、セルフケアでは取りきれない歯石やバイオフィルムの除去がメインです。

最後に、歯磨きなどのセルフケアの指導を受けます。

定期的なメンテナンスを受けるといっても、一番大切なのは毎日のセルフケアです。うまく磨けていないところの磨き方や、使うグッズなどについて教えてもらうことができるため、インプラントを長持ちさせるためにもしっかり聞いておきましょう。

インプラントのメンテナンスの頻度は年に2〜3回

インプラントのメンテナンスは、だいたい年に2〜3回通います。インプラントを埋め込んで初期の頃だけ通えばいいというわけではなく、インプラントが入っている状態であれば、通い続けなければいけません。

インプラントの種類や歯科医院によっても頻度は変わるため、しっかりと確認をしておきましょう。

インプラントのメンテナンスにかかる費用

歯とコイン

年に2〜3回の通院で、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。自費診療で通院頻度も多いため、気になるところですよね。

インプラントのメンテナンス費用の相場は3,000~10,000円

歯科医院によってさまざまですが、インプラントのメンテナンス費用はだいたい3,000〜10,000円です。

インプラントは自費診療であり、医療保険は適応されません。そのため、インプラントのメンテナンスも通常全額自己負担となり、高額になる傾向があります。

医療費控除となるメンテナンスの費用

インプラントのメンテナンス費用は、場合によっては医療費控除という制度が適応になります。医療費控除とは、かかった医療費を一部返してもらうことができる制度です。

ただし、インプラントにかかった治療費すべてが控除の対象になるわけではありません。1年間でかかった医療費の合計が10万円を超えた場合は、超えた分が控除の対象になります。

インプラント治療にかかる費用の中で、控除に当てはまるのは次のような場合です。

  • 金などの一般的な歯科治療で使われる材料を使用したインプラントの治療費
  • 病気やけが、生まれつきなどで欠損した歯を補うための治療費
  • デンタルローンやクレジットカードを利用して支払った医療費
  • 歯科医院などの病院への通院する際にかかった公共交通機関の運賃

インプラント治療を受けたときは、医療費控除の対象となるかを歯科医院に確認しておきましょう。

(参照元:国税庁 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

インプラントの寿命を伸ばすためにできること

インプラント

インプラントの寿命を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスはもちろんですが、毎日のセルフケアも大切です。

ここからは、インプラントを長持ちさせるために自分でできる対策について解説していきます。

歯磨きを丁寧に行う

一番大切なのは、歯磨きです。インプラントで虫歯の心配がなくても、歯周炎予防のためにはしっかり歯磨きをする必要があります。

しかし、力を入れてゴシゴシしすぎるとインプラントの表面が傷ついてしまう場合があるため、優しく表面を撫でるようにしましょう。歯茎も優しく磨くことで歯周ポケットまでケアすることができます。歯周ポケットに細菌がたまると歯周炎の原因になるため、歯と歯茎の間も意識して磨くことをおすすめします。

フロスを使う

歯と歯の間に糸のようなものを通して、汚れを絡めとるフロスも有効です。

セルフケアでは、インプラントや残存歯を傷つけることなく、汚れをしっかり除去することが大切なので、フロスを使う場合も優しく行ってください。

デンタルリンスを使う

デンタルリンスは、薬剤を口に含んでゆすぐことで口内の殺菌から消毒までできる優れものです。口臭予防に使われることが多いですが、インプラントにも有効です。出先などでも気軽に使えるので、ぜひ試してみてください。

しかし、インプラントを埋め込んですぐはデンタルリンスは使用できません。デンタルリンスを使用したいときは、歯科医師に確認をしておきましょう。

まとめ

インプラント

今回は、インプラントのメンテナンスについての解説をしました。

自分の歯のように噛んだり話したりできることがインプラントの最大のメリットですが、10〜15年で交換が必要で、年2〜3回のメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスやセルフケアをしっかり行うことで、インプラントのメリットを最大限に生かしつつ長持ちさせることが可能です。入れ歯と違い、インプラントは、今までと変わらない生活を実現することができるでしょう。しっかりメンテナンスをして、大事にしていきましょう。

インプラントでお悩みの方や不明点がございましたら、神奈川県綾瀬市にある武内歯科医院にお気軽にご相談ください!